毎日深夜残業…今日も終電か…
・貴重な休日に少しでもメンタルを改善させたい…
仕事で疲れていると、頭の中で考えていたことがまとまらず、それがたたって残業となってしまうことも少なくありません。
体調不良となってしまっても、目の前にある仕事は溜まっていくばかりなので、仕事への取り組み方を見直していく必要があります。
今回は、日々の仕事に疲れたときに実践したいストレスケアについて解説していきますので、お困りの方はぜひチェックしてみてください。
【仕事に疲れたときにやること①】人生で大切にしているものを挙げる
どんな人でも「自分の中で大切にしているもの」というのはいくつかあると思いますが、仕事で疲れたときはそれらを紙に書き出していきます。
深く考え込まず、以下のように箇条書きで書き出していきましょう。
・健康
・家族
・仕事
・恋愛や結婚
・お金
どれも大切ですが、あえて順位をつけるとしたら、仕事は何番目になるんでしょうか?
仕事の優先順位から自分の価値観を把握する
経営者の方やフリーランス方は、「仕事が一番!」と答えるかもしれません。
しかし一般的なサラリーマンの場合、おおよそ3〜4番目くらいになるのではないでしょうか?
仕事は嫌いではないし、やる気がゼロというわけではないものの、1番目といわれたら躊躇してしまいますよね…
僕の場合、体が一番の資本と思っているので「健康」が一番目となります。
そのほかにも、恋愛、結婚やお金なども大事であり、仕事はこれらを叶えるための単なる手段といえます。
人生の中で仕事は大事なものだけれど…
仕事のことで悩むより、「自分の大事なこと」で悩んだ方が長い人生にとって有益といえます。
仮に周りから「仕事ができないやつ」と嫌味をいわれたしても、自分がさほど仕事のことを重要視していなければ、心に受ける傷も少なくなります。
無駄に凹むこともなく、過度なプレッシャーも感じなくなるので、逆に生産性が上がっていくようになるでしょう。
【仕事に疲れたときにやること②】他人より劣っている部分を挙げる
仕事だけでなく、見た目やお金、人間関係など、「あの人には勝てないな…」と劣等感を覚えてしまうことも少なくありません。
・どうしてあの人はこんなに仕事が早いんだろう…
・自分なんて全然ダメじゃないか…
上記のような悩みは、主に自尊心の低下からくるものといわれています。
この自尊心は、自己の価値についてのポジティブな評価であり、一般的には他者との比較から生まれるとされています。
他者との比較は自尊心を低下させる
あえて劣っている部分に目を向けていき、そこから自分を許す言葉をかけていくことで自尊心は保てます。
「劣っている部分に目を向けたらかえって落ち込んでしまうんじゃない?」と思うかもしれません。
しかし、自分の欠点や弱点を認めることはメンタルヘルスにおいてとても重要なポイントで、これらを認めたうえで「それでも大丈夫」と自分に言い聞かせることが必要になります。
自分自身に優しい言葉をかけるのは「セルフコンパッション」と呼ばれており、これはうつ病などの病気の改善にために行われる認知行動療法のひとつとされています。
僕も劣等感によって自尊心が下がりがちですが、そんなときはいつもセルフコンパッションを実践しています。
なお、セルフコンパッションについては以下の記事で解説していますので、こちらも併せて読んでみてください。
【仕事に疲れたときにやること③】失敗したときのことを想像する
大事な試験で不合格になってしまった、得意先の商談で失敗してしまったなど、自分が大事な場面失敗してしまったときのことを想像します。
きっと多くの人はネガティブな感情になり、落ち込んだり悲しい気持ちになったりするかもしれませんが、これは人間だったら当たり前で、何も特別なことではありません。
ただし、これも先述した自尊心からくるものなので少々注意が必要です。
他人によって自分の気持ちが不安定になる
先述した他者との比較は、自分が意識しないと際限なく起こるため常に気をつけながら日常を送ることがポイントです。
たとえば、他人と比べてしまったら以下のような言葉を自分に向けて投げかけましょう。
・試験に落ちてしまっても、またチャレンジすればいいじゃないか
・同僚のアイツに負けてしまっても、自分の中でベストを尽くせばいいじゃないか
セルフコンパッションは、自分の価値が下がってしまったときにも使えるありがたいメンタルケアの方法です。
最初はうまくいかないかもしれませんが、そんなときも自分に励ましの言葉をかけてあげるのが重要です。
自尊心に囚われすぎないようになるためにも、セルフコンパッションを続けていきましょう。
仕事に疲れたらセルフコンパッションで自分を労ろう
今回は仕事に疲れてしまったときに実践すべき方法・考え方について書いてみました。
・人生で大切にしているものを紙に書き出し、仕事が何番目にくるか考える
・他人より劣っている面にあえて目を向けて、それでも大丈夫と自分に言い聞かせる
・大切に考えていることに失敗したときのことを想像して、セルフコンパッションを行う
僕らは別に、完璧な仕事をするために生きているわけではありません。
仕事で成果を出すことは大事なことですが、それに囚われすぎてしまうと肥大化した自尊心にボロボロにされてしまうかもしれません。
仕事も人生の中のひとつのスパイスくらいに思えれば、過度なプレッシャーもかかることなく取り組めるようになるでしょう。
自分を責め過ぎず、気軽な気持ちで仕事と向き合ってみてはいかがでしょうか?
また、以下の本も参考になりますので、よければぜひご覧になってみてくださいね。
今回もご覧いただきありがとうございました。
それではまた!