【職場選びを間違えたくない】転職すべきかどうかの判断基準

長時間残業も休日出勤も当たり前。うちってブラック企業かも…

 

日本には約421万社にものぼる会社があり、そのうち約420万社は中小企業といわれています。

※出典 総務省 「事業所・企業統計調査」

 

ホワイト企業に転職したいと考えてはいるものの、自分のやりたいことや価値観などがわからないと、もしかしたら失敗してしまうかもしれませんよね…

 

今回は、転職を考えている方に向けて、ブラック企業かどうか判断する基準について解説します。

 

また、自分のやりたいことを探すときに押さえておきたいポイントもご紹介しますので、ぜひチェックしてくださいね。

転職の基準を持つ

転職の基準は人それぞれですが、以下のようなケースであれば、転職を検討した方が良いといえるでしょう。

 

・サービス残業ばかりで不満が溜まっている

・我慢できないセクハラやパワハラなどを受けている

・仕事内容と賃金が見合ってない

 

どんな職場でも不平不満はあるものですが、それが原因で心身に支障が出てくるようになれば、もうその時点で「合わない会社」といえます。

 

また、ブラック企業の定義もはっきりとは決まってないので、他人がブラック企業と言い張っても、自分ではそう思っていないケースも少なくありません。

 

・職場の雰囲気は良くないものの、有給は全部消化できる

・業務量は多いけど、フレックスで仕事ができる

・給料は低いけど、家賃補助などの福利厚生面が整っている

 

待遇や人間関係など、すべての面が100点の会社はありません。

 

そのため、仮に転職したとしても、その会社に自分が求めているものがない場合、「せっかく転職したのに…」と後悔してしまうことになるかもしれません。

 

転職するかどうか客観的にチェックする

会社を辞める前に、まずは「自分の理想の職場はどんなものか」を明確にすることが重要です。

 

たとえば僕の場合、身体が弱く、さらにADHD(注意欠陥多動性障害)のため、以下のような職場では長く続きません。

 

・炎天下や厳しい寒さの中での作業がある

・身体の調子が崩れやすい交代制が採用されている

・電話応対が多い

・突発的なトラブルが頻繁に起こる

・小さなミスでも許されない

 

具体的には以下5つの仕事・職種が挙げられます。

 

・飲食店のコックやウエイター

・コールセンターのオペレーター

・工場の作業員

・医師や看護師

・一般事務

 

実際に飲食店や事務の仕事をクビになったこともあり、これは会社はなく自分に責任があると思っています。

 

会社に落ち度がなく、「自分に合っていない仕事だからブラック企業」というのは少々違いますよね。

 

そのため、自分には何ができて、どんな作業だったらある程度耐えられるんだろうと考えたうえで、次の会社を探すようにしてみてください。

 

転職する前に今の仕事を見直してみる

入社直後は特に問題がなくても、次第に「もしかしたら失敗だったかも?」と悩んでしまうことも考えられます。

 

理不尽な異動や業績悪化による人員削減など、自分にとって大きなストレスになる出来事が突然起きてしまうことも少なくありません。

 

勢いで転職するのは大きなリスクなので、今の会社が我慢できないほどのものではない限り、まずは「目の前にある問題を解決するための努力」をしてみてください。

 

・業務量の調整を提案する

・部署異動ができるかどうか相談する

・体調不良の場合、医師から診断書をもらって休職する

 

もし今の状況が改善されるのであれば、そのまま働き続けることもできます。

 

しかし、特に変わらないようであれば潔く次の会社を探すなど、いつでも行動できるように準備しておくのも重要です。

 

悩みながら転職活動をする

転職をする、転職をしないといった決断をする前に、転職活動は常に行っておくようにしましょう。

 

転職活動はリスクもありませんし、プロのエージェントに相談に乗ってもらえるので、やらない理由がほとんどありません。

 

 

いつでも動けるように準備し、いつでも行動に移せるようにしておくと、メンタル面も安定してきます。

 

嫌な上司のセクハラ・パワハラに耐える必要もなく、自分の意見もはっきりと言えるようにもなるでしょう。

 

世間がホワイト企業と呼んでいる会社で働くよりも、自分にとって働きやすい会社で働く方が幸せになれるので、プロのアドバイスを参考にして自分に合った会社を見つけてみてくださいね。

 

なお、転職については以下の記事でも解説しているので、こちらも併せてチェックしてみてください。

 

【発達障害の転職術】会社を辞める前に考えておくべきこと

 

転職先が見つからない?

転職に限らず、何か新しいことを始めるとき、やりたいことが決まっていないとすぐに行動に移すことができません。

 

・やりたいことを見つけましょう

・好きな仕事で生きていきましょう

 

上記のような言葉やキャッチコピーを見る機会も多いのですが、「やりたいことって何?」と悩む方も少なくありません。

 

しかし、仕事抜きで考えてみると、以下のようにいくつか浮かんできます。

 

・ヨーロッパ一周旅行に行きたい

・全国各地のご当地グルメを制覇したい

・リフォームして暮らしやすい環境を整えたい

 

「やりたい仕事が見つからない」と悩んでいる方は、やりたいことを探す・やりたいことに気づく力が弱まっているだけかもしれません。

 

新しい仕事を探す前に、まずは仕事のことを抜きにして、自分の興味があるものを片っ端からチャレンジしていくことで、徐々に自分のやりたい仕事が見えてきます。

 

・旅行が好きだから、思い切って旅行関係の仕事に就こうかな?

・日記をつけるのが好きだから、フリーのライターにチャレンジしてみようかな?

 

「遊んでいる暇はないよ!」と思うかもしれませんが、遊ぶことも大事な仕事のひとつと捉え、少しずつ実践してみてくださいね。

 

嫉妬の感情に目を向ける

「自分よりもお金持ちで悔しい」「素敵な彼氏がいて羨ましい」など、周りの人やSNS上の人に対し、嫉妬してしまうときはありませんか?

 

人間誰しも嫉妬の感情はあるのもので、僕も「あんな人になりたいな」と思いながら日々の仕事に取り組んでいます。

 

過度に妬んでしまうのは好ましくありませんが、この嫉妬の感情に目を向けると、自分のやりたいことや、自分の理想の姿が徐々に見えてくるようになります。

 

・好きな人に振り向いてもらえるようにもっと魅力的な人になりたい!

・どうすれば魅力的な人になれるのか…?

・ファッションやコミニュケーションの方法について勉強してみようかな?

 

「嫉妬はすべて悪いもの」と捉えるのではなく、自分の中で芽生えた嫉妬の感情をうまく活用してみてください。

 

嫉妬しないものは?

嫉妬の対象となるものではなく、嫉妬しないものに目を向けることも重要です。

 

たとえば僕の場合、【派手なスポーツカーに乗っている人】を見ても、特に嫉妬するようなことはありません。

 

毎日暮らしていける収入は必要ですが、「大金持ちになりたい」という気持ちはなく、特に手に入らなくても良いものだとあらためて認識できます。

 

また、以下のようなものにもさほど興味が湧きません。

 

・お酒

・タワーマンション

・高級ブランドの洋服や小物

・会社での地位

 

世の中的にはステータスといわれているようなものでも、自分にとってさほど大事ではないものは意外と多いです…

 

嫉妬しない対象に目を向けることで、「自分が本当に欲しいもの」がわかるので、自分の中で一度整理してみるのもおすすめです。

 

転職先に求める基準は人それぞれ

昔、母や祖母から【よそはよそ、ウチはウチ】と言われることがたくさんありました。

 

「好きなゲームを買ってもらえなかったとき」など、僕自身がわがままを言っていたときによく叱られていました。

 

当時は納得できないことも多かったのですが、今ならこの言葉の本質がわかるような気がします。

 

・転職に勝ち負けはない

・年収が高いかどうかの勝負でもない

・名の知れない企業だからといってひがむ必要はない

 

年収が高い会社や、世間的に有名な会社というのはどうしても目立つので「私も入りたい!」と思いがちです。

 

しかし、今は仕事に対する価値観の多様化が進み、「自分にとって無理なく働ける会社が良い」と思う方も少なくありません。

 

特にADHDASDHSPの方は人には言えないほどの「生きづらさ」を抱えているため、なおさらそのような考え方を持つ方が多いとされます。

 

年収やステータスだけに目を向けず、「自分にとって働きやすい会社」を探してみてはいかがでしょうか。

 

転職するかどうかは自分で決めよう

今回は転職を考えている方に向けて、ブラック企業の特徴のほか、自分のやりたいことを探すときに押さえておきたいポイントなどについて書いてみました。

 

・転職しても解決できないこともある

・自分にとって働きやすい環境は何かを考える

・嫉妬の感情に目を向けて、やりたいことや欲しいものに目を向ける

 

今の会社が精神的・肉体的に我慢できないものであれば、すぐに逃げる必要があります。

 

しかし、そのような場合ではない限り、勢いで転職するのは少しリスクが高いといえます。

 

転職することで手に入るものがある一方、失うものも少なくありませんので、世間体などは考えず、自分の気持ちと向き合って決めてみてくださいね。

 

また、こちらの本も参考になりますのでよければチェックしてみてくださいね。


 


 


今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

それではまた!

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