残業ばかりで毎日疲れが取れない…
残業なんてもう嫌だ…
残業が続くと心身ともに疲弊してしまうため、「長時間の残業はなるべくしたくない…」と思うのが心情です。
しかし、なかには自ら好んで残業をする方もいて、「定時で帰るなんてやる気あるの?」と責めてくるケースも少なくありません。
今回は、長時間の残業によって発生するデメリットと、逆に得られるメリットについて解説していきますので、お悩みの方は参考にしてみてください。
残業するデメリットは多岐にわたる
残業によって失われるものは、挙げればキリがありません。
・精神力
・時間
・体力
残業で失われるものは人によって異なりますが、なかでも「精神力」「時間」「体力」の3つを挙げる方も多いのではないでしょうか。
精神力
基本的に、会社は少なからずプレッシャーのかかる空間です。
自分も含め、周りの人もそれぞれの仕事をしているため、全体的にピリピリとした雰囲気に包まれています。
・上司から頼まれた資料、早く作らないと…
・アポが取れない…早く何とかしないとな
・クレームの電話だ…嫌だけど対応しないとダメだよな
特に残業中は「一秒でも早く帰りたい…!」と思うのが心情で、なかにはすさまじいオーラを出しながら目の前の仕事に取り組む方も少なくありません。
ただ、なかにはのんびりと仕事をしている「家に帰りたくない派」「残業大好き人間」みたいな人もいますが、これは少数派といえるでしょう…
「早く帰りたい!」という気持ちや、納期や目標を気にするあまり、人に対して攻撃的になる方も多いため、ささいなことで言い争ってしまうことも多いです。
時間
結婚をすると、多くの場合は家事と育児を旦那さんと奥さんとで分担して行う必要があります。
僕はADHD(注意欠陥多動性障害)の特徴があるので、マルチタスクの象徴でもある家事ができる方は本当にすごいといつも思っています。
家事と育児は本当に大変なものであり、たとえば以下のようなことを自分の予定に加えることになります。
・保育園へのお迎え
・ご飯の支度
・入浴
・寝かしつけ
上記以外にも、子どもと一緒にいるとさまざまなことをしなくてはならず、多くのケースで目が回るくらいの忙しさになるでしょう。
年齢にもよりますが、泣いたり暴れたりすることはもちろん、風邪など体調不良になることも日常茶飯事で、そうなれば付き添って看病をする必要もあります。
大事な我が子の一大事なので、残業なんてしている場合ではありません。
育児をするうえで、残業は特に避けたいトラブルのひとつといえるでしょう。
体力
仕事を終えた後は、なんとなく頭がぼんやりとしてしまいますよね。
・お客さんと打ち合わせをする
・レジを打って品出しをする
・会議で発表する
・パソコンで作業する
上記のようなタスクは、気づかぬうちに自分の体力と精神力を奪っています。
ウィルパワーの低下に注意
人が持っている意思力(ウィルパワー)には限りがあるといわれています。
大事な決断は朝にした方が良いのは、このウィルパワーが残ってないと決断ミスを起こしてしまうからです。
体調不良や過度なストレスによってもウィルパワーは減ってしまうため、残業後の状態では自分のやりたいこともできなくなってしまいます。
自分の好きな趣味はおろか、大好きなお酒を飲むこともできなくなってしまうので、プライベートの時間も失ってしまうことになるでしょう。
残業によって自分のことがおろそかになる?
疲れた…家事とかどうでもいいからベッドに入って寝てしまおう…
僕自身、仕事でヘトヘトになり、電車の中で眠ってしまって最寄り駅を過ぎてしまったことが数え切れないくらいあります。
また、体力の限界を超えてしまい、仕事中営業車の中で眠ってしまい、気づいたら日付が変わっていたということも少なくありません。
このような状態になると、自身の健康が損なわれるほか、自分を責めてしまう原因にもなります。
1.残業続きで体力と精神力が削られる
2.仕事に悪影響が出てくる
3.上司から詰められる
4.自分を責めてしまうため、モチベーションが下がり残業になる
上記のような悪循環に陥ってしまうと、場合によってはご飯も食べられなくなりますし、睡眠にも悪い影響が出てしまいます。
自分のことがおろそかになってしまうのも、残業のデメリットのひとつといえるでしょう。
残業で得られる数少ないメリット
残業はできるならしたくないものですが、残業することで得られるものも少しばかりあります。
・残業代
・経験
残業代
残業によって得られるもののひとつに残業代が挙げられます。
しかし残業代が出ない会社も多く、残業代を目当てに仕事をするのもあまりスマートなことではありません…
また、「固定残業代」として一律の残業代をあらかじめ支払う企業も多く、この場合、仮に100時間残業をしても残業代は固定されます。
法律違反ともいわれている制度ですが、このような制度に悩まされている方も多く、僕も労働の対価に見合わない額の残業代を受け取っています。
経験
若いうちは苦労を買ってでもしろという言葉があります。
少し疑問に思うところも多いですが、いくつか納得する部分もあります。
大変なことや苦労したことは、年を重ねてから貴重な財産として残ることが多いです。
・夜遅い時間にお客さんのもとに足を運んだ結果、気概を買われて契約できた
・残業して作った資料が評価された
・残業中、普段は話さない役員の方に「頑張ってるね」と声をかけられた
残業はたしかにつらいことも多いですが、上記のような出来事は、今となってはすべて良い思い出です。
残業するかどうかの線引き
身体を壊してしまうようなハードワークは別ですが、負荷が軽すぎるのもあまり良いものではありません。
残業になるけど、今日を乗り切れば解決できそう…!
真面目な方は根を詰めてしまいがちなので少し注意が必要ですが、状況によっては、自分の目標を達成するために残業することもあるでしょう。
ただし、世の中にはブラック企業や部下のことを考えないで仕事を振る上司も多く、「無茶な目標」か、それとも「達成可能な目標」かどうかの線引きは非常に難しいといえます。
目標を達成することができれば、それが自分の大事な資産のひとつになります。
もし無茶な目標だった場合、残業してまで達成させるのではなく、より上の上司に相談して解決を図る、あるいは転職をして自分の身体を守るようにしてくださいね。
不要な残業は避けるべき
今回は長時間の残業で発生するデメリットと、逆に得られるメリットについて書いてみました。
【失うもの】
・仕事をこなす精神力
・余暇を楽しく過ごすための体力
・大事な家族との時間
【得られるもの】
・仕事を最後までやりとげる精神力
・ハードワークで得られる信頼、経験、人脈
人それぞれ意見はあるかとは思いますが、正直なところ失うものの方が大きいように思えます。
上司やお客さんからの信頼を得て経験を積み、人脈を広げることも重要ですが、「大事な身体や家族を犠牲にしてまで手に入れたいか?」と言われれば、少し悩んでしまいますね。
全体的に見て、長時間労働をすることは、得られるものもある一方、人にとって大事なものがたくさん失われるリスクが高いといえます。
「もうこれ以上働けないないな…」と思っている方は、以下の記事を参考にし、今の会社から抜け出す準備をしてみてはいかがでしょうか?
また、こちらの本も参考になりますのでよければチェックしてみてください。
今回もご覧いただきありがとうございました。
それではまた!