社会人になったけど、きちんと働けるか不安…
新しい環境に飛び込む際、多くの人は希望と不安の2つを抱きます。
特に高校・大学・専門学校などを卒業し、これから新社会人になるという方は、大きな希望を持つ一方、漠然とした不安感を覚えることも少なくありません。
今回は新社会人の皆様に向けて、メンタルを崩さずに働いていく方法をいくつか紹介していきますので、興味をお持ちの方はぜひ参考にしてみてください。
目次
会社で働くときに意識すべきこと
コロナや不況といった就職難の中、就職活動をして内定を取るということは、言葉では言い表せないくらい大変なことだと思います。
そのような中で内定をもらったということは、これまでの努力が正しかったという証明でもあり、非常に大きな喜びにつながるものです。
僕も内定を取ったときは非常にうれしく感じたことを今でも覚えていますが、会社は利益を出すところであり、非常にシビアなジャッジをすることも珍しくありません。
会社は守ってくれない
僕が社会に出たばかりのころは、「活躍したい!」という気持ちで目の前にある仕事に取り組んでいました。
しかしADHDの特徴が悪い方向に出てしまい、いろいろな人の助けを借りながらがんばったのですが、結局試用期間である3ヶ月でクビになってしまいました。
・どうして自分だけできないんだろう…
・親にどうやって伝えればいいんだろう…
頭が回らなくなるほど落ち込んでいましたが、同時に『会社って簡単に人を切り捨ててしまうところなんだ…』という気づきを得ることができました。
リストラ候補に挙がる可能性もある
1社目の会社を辞めた後、転職活動経て入った2社目の会社では、リストラ候補に挙がることが何度かありました。
僕が就いたのは営業職で、主に個人宅の飛び込み営業をしていましたが、体力的にも精神的にもつらく、パワハラ上司からいつも詰められる日々を送っていました。
・営業成績が伸びない
・会社の業績が悪い
・指示を忘れる
・運転が下手
ほかにもいろいろな理由でクビになりかけながら働いていた当時は、言葉に言い表せないほど苦しくメンタルも絶不調で、「もしかたら軽いうつ状態だったのではないか?」とさえ思えます。
がんばっても報われないことはたくさんある
会社で働くということは、いい意味でも悪い意味でも【一定の縛りの中で生きていく】ことになります。
僕はこの縛りによって助けられることがある一方、悩まされることも多々ありました。
【会社で働くメリット】
・研修期間のときから満額の給料が発生する
・労働基準法によってコンプライアンスが保たれている(常識外のブラック企業の場合は除く)
・体調を崩してしまったときの保証が手厚い
【会社で働くデメリット】
・理不尽な残業やつまらない飲み会といったストレスの原因になるイベントが多い
・成果が反映されづらい
・言われたことをこなす日々が続く
メリットの多くは、普通に働いているときではあまり感じられません。
トラブルがあったときにのみそのありがたみを感じられるもので、これは一種の保険ともいえます。
一方、デメリットは頻繁に起こり得るもので、毎日のように僕自身に襲い掛かり、少ない体力と精神力を削っていきます。
この辺りをきちんと見極めて、メリットの方が多ければサラリーマン、デメリットの方が多ければ転職あるいは別の道を模索していくのがいいのかなと思うんです。
会社で理不尽な仕打ちを受けたときの対処法
新人の方に無茶な要求をする上司はあまり多くはありませんが、それでも状況によっては「これは無理…」みたいな要求をされる場合も少なくありません。
以下に、具体的な対処法を紹介しますので、今後の参考にしてみてください。
「無理」の線引きを設けておく
・無茶な営業ノルマ
・長時間の説教
・膨大なタスク
・超短期納期
今は昔と比べコンプライアンスを遵守する企業も増え、常識外ともいえるブラック企業は少なくなってきましたが、それでも無茶な要求というのは多々あります。
雇用関係を結んでいる以上、邪険に断るわけにはいかず、よほどのことがない限りは引き受けることになるでしょう。
そのため、「これ以上は無理!」といえるような判断基準を設けておくことが重要です。
・徹夜を強いるような業務量
・人格否定を含むパワハラ
・一方的なセクハラ
上記はいずれも法律違反に該当する行為・発言で、もし訴えれば会社側は不利になります。
上司に直談判できるケースは少ないですが、その上にいる上司、あるいは役員クラスの方なら相談に乗ってもらえるはずなので、勇気を持って伝えてみてください。
健康第一で仕事に取り組む
僕のような豆腐メンタルの持ち主では、膨大な量とプレッシャーによって潰れてしまう可能性も否定できません。
しかし、人は最悪なケースを想定していると、仮にそのようなことが起こって場合でもそれなりに対処できるようになります。
・ミスをしないように何度も確認する
・報告漏れがないよう、メモは逐一取っておく
若手の方は、基本的なことを押さえられれば、上司に過度に怒られることはほぼありません。
また、自分が考えている心配事の役7割ほどは起こらないともいわれており、仮に起こった場合も8割くらいは解決できるものという研究データもあります。
人の命が関わってくるようなケースは除きますが、あまり考えずに落ち着いて対処しましょう。
適度に合わせるのではなく『うまくやる』
コミュニケーションが苦手で、「上司に嫌われた…」「できれば一人でいたい」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
僕自身、元々内向的で、一人で過ごすことが多いですが、社会に出ると基本的に誰かと関わりながら働くことになります。
組織はチームで動くものであり、一人で仕事が完結するようなことはほとんどありません。
・事務職→営業の方と連携を取る
・クリエイター→クライアントと打ち合わせを行い、お互いの認識を擦り合わせる
上記のような一人で作業をすることが多い職種でも、組織内・組織外の方と連絡を取り合いながら働くことになります。
コミュ力のある人の方が最初は活躍することになり、はっきりと物事をいえない性格では、少々働きづらくなってしまうのは否定できない事実です。
ですが、以下のような方を相手にする場合、別に無理して合わせる必要はありません。
・初対面でも失礼なことをいう人
・状況にふさわしくないノリで話しかけてくる人
・マウントを取ってくる人
社会人になると、どうしても合わない人や生理的に受け付けないような人と一緒に働く場面が出てきます。
人によって異なるものの、場合によっては立ち直れないくらいのひどい言葉を浴びせられるケースも少なくありません。
そのため、無理して合わせるのではなく、「うまくやる」ことを意識してみてください。
・意見を真に受けるのではなく受け流す
・否定されても相手にしない
反論せず、常にフラットな状態を保てれば、内向的な人でもそれなりに組織で生きていけるようになるでしょう。
また、以下の3つも重要です。
・人と比べない
・承認欲求の奴隷にならない
・自分の気持ちに素直になる
どれも簡単そうに見えますが、常に意識しないと周りに振り回されてしまうようになるので、メモ帳などに書き残しておくと良いでしょう。
会社では「がんばる」のではなく「うまく」やろう
今回は、新社会人の方に向けて、メンタルを崩さずに働いていく方法について解説しました。
・会社はシビアな場所で、基本的に守ってくれない
・パワハラ上司と無理に付き合うは必要はない
・他人と比べず、自分にできることを続けていく
成果を出して上司から評価されることも大切ですが、一番大事なことは、自分のメンタルと体調だと僕は思っています。
どんなにやりがいのある仕事でも、のめりこみすぎてしまえば体は限界を迎えてしまいますので、適度にブレーキをかけながら働くようにしましょう。
また、以下の書籍も参考になりますので、こちらもぜひチェックしてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それではまた!