【発達障害あるある】ADHDが持つ画期的な強み3選

発達障害の方は、定型発達の人とは違った特徴を持っているせいか、うまく周囲に馴染めず孤立してしまいがちです。

 

特にADHDの場合、ケアレスミスなどのデメリットばかり目立ってしまうことも多いですが、定型発達の人にはない魅力的な能力をたくさん持っています。

 

今回はそんなADHDが持っている優れた力について書いていきますので、お困りの方はぜひ参考にしてみてください。

ADHDのやる気の源

普段の事務作業やつまらないルーティン作業中、気が散ってしまって作業の効率が上がらないことも多いのではないでしょうか。

 

僕の場合は注意欠陥多動性障害の特徴でもあるので、集中力の維持・ケアレスミスの防止の2点を常に意識しながら日々の作業にあたっています。

 

そもそもADHDの場合、集中力のきっかけになるものは主に以下の以下の2つとされています。

 

・金銭的報酬(給料など)

・社会的報酬(他者からの称賛など)

 

ADHDの方は、定型発達の人に比べて金銭的報酬・社会的報酬の2つの反応性が高く、これらが満たされないと「やる気が出ない」といわれています。

 

・会社での出世

・給料アップ

・SNSでの「いいねの数」「フォロワーの数」

・他人の評価

 

ADHDの方は上記のようなものに敏感に反応してしまうので、あらかじめ押さえておきましょう。

 

ADHDが持つ魅力的な特徴

ADHDは、ケアレスミスや忘れ物が多く、周囲から「使えないやつ」といわれてしまいがちです。

 

しかし、以下に挙げる3つの良い能力を持っているため、「仕事に行きたくない…」「先輩が怖い…」と悩んでいる方は参考にしてみてください。

 

ハイパーフォーカス(過集中)

自分の好きな仕事、あるいはこれらの報酬が叶いやすい・得られやすい作業の場合、ハイパーフォーカス(過集中)という力を発揮し、常人では考えられないくらいの集中状態を維持できるようになります。

 

・寝食を忘れてゲームをして、気づいたら朝になっていた…

・図書館で本を読んでいたらいつのまにか閉館時間になっていた…

 

このような経験は「ハイパーフォーカス」という力が働いた結果によるものともいえます。

 

逆に、誰からも褒められない、何の報酬も得られない作業では結果を残しづらいということになります。

 

今の仕事がつまらないと感じるようになってしまって結果も出しづらくなってしまうので、このような状態であれば、それは転職の時期かもしれません。

 

ハイパーフォーカスの注意点

常人離れした集中力を発揮するハイパーフォーカスの状態になると、通常では考えられないほどの疲労感を覚えます。

 

・営業車で19〜23時の3時間寝てしまって、上司にこっぴどく詰められる

・会社帰った後、玄関に倒れ込んでそのまま朝を迎える

 

 

上記は僕自身が体験したことですが、どれも嫌な思い出として記憶に残っています。

 

ハイパーフォーカスは諸刃の剣であり、状況によっては非常に役立つ武器として活用できますが、それ以外では避けたい事象です。

 

仕事が立て込んでいる場合、「また集中しすぎてしまった…」ということがないように注意してください。

 

クリエイティビティー

ADHDの方は、創造性が豊かで独自の発想力を持っていることが多いです。

 

つまらない授業のときなど、先生の話も上の空で、好きな物語を頭の中で空想していたという方も多いのではないでしょうか?

 

・好きな人との妄想デート

・目指していた大会で1位を取りインタビューを受けているシーン

 

空想の世界に入るのはとても心地良く、想像力も高まっていきます。

 

仕事で行き詰まってしまったとき、何か新しいアイディアを出す必要がありますが、そんなときでもパッと閃く能力が高いのがADHDの強みです。

 

このような「閃く力」は、特にビジネスの場面で重宝されます。

 

・重苦しい会議のときに出す画期的な意見

・誰も思いつかないようなサービス案の想起

 

状況によって異なるものの、場合によっては周りの人が驚くような一石を投じられるかもしれません。

 

好奇心旺盛

ADHDの方は、定型発達の方よりも強い「好奇心」を持っていることが多いです。

 

ただ、これは言い換えれば「飽きっぽい」ということになるので、そちらが目立ってしまって劣等感を覚えてしまっている方も少なくありません。

 

原始時代からの特徴

人は昔、いろいろな獲物を求めて歩き続ける狩猟者でした。

 

今は狩りではなく何らかの仕事をして生計を立てていますが、その名残が僕らの脳に残っており、そのひとつが「好奇心の強さ」です。

 

好奇心の強さはADHDの方に顕著に見られ、以下のような行動を取ってしまいがちです。

 

同じ場所にいられずウロウロと歩き回ってしまう

落ち着きがなくじっとしていられない

椅子に座っているときに足を小刻みに動かす(貧乏ゆすり)

 

場合によってはデメリットになってしまうものですが、自分の好奇心が発揮されるような仕事であれば、職場で活躍できる確率が一気に高まります。

 

・この仕事はどうやって進めていけばいいんだろう?

・誰もやったことのないこだからワクワクする!

 

自分の想像力が掻き立てられるような仕事であれば、先述したハイパーフォーカス(過集中)も発揮されすくなります。

 

仕事選びで悩んだときは「この仕事は自分の好奇心が満たされるのか?」を考えて選ぶと良いかもしれませんね。

 

ADHDには優れた点がたくさんある!

今回は、ADHDが持っている優れた能力について解説しました。

 

・集中するためには「報酬」が必要なので、定期的なフィードバッグが得られる仕事に就くと結果が出しやすい

・クリエイティビティーが高いので、困ったときに新しいアイディアをひらめきやすい

・好奇心がくすぐられる仕事であれば本領を発揮できる

 

僕の場合、ほとんどの仕事は日々のルーティンの繰り返しで、誰かから褒められることもほとんどありません。

 

ミスばかり目立ち落ち込んでしまうことも多いですが、その中でも好奇心創造性が発揮できるよう、日々工夫しながら仕事に取り組んでいます。

 

「褒められることもないし、単純作業の繰り返しだ…」と諦めるのは簡単ですが、頭をひねりながら少しの工夫を重ねていくことも重要かと思います。

 

同じように悩んでいる方は、僕と一緒に地道に取り組んでいきましょう!

 

また、以下の本も参考になるので、こちらも併せてチェックしてみてください。


 


今回もご覧いただきありがとうございました。

 

それではまた!

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