【発達障害が抱える悩み】要領の悪さを指摘されたときにやること

要領が悪い…もっと活躍したいのにどうしてできないんだろう…

 

一緒に働く同僚や先輩がそつなくテキパキこなしていると、【自分はどうしてあんな風にできないんだろう…】と悩んでしまいますよね…

 

特に年齢が近い人や後輩の人が仕事をこなしている姿を見ると、ますます焦ってしまい、余計なミスも増えてしまいます。

 

今回は具体的な焦り対策や、落ち込んでしまったときの対処法について解説していきますので、お困りの方はぜひ参考にしてみてください。

要領が悪い自分を責めない

人によって異なりますが、失敗してしまった自分をつい責めてしまうという方も多いのではないでしょうか?

 

真面目な人ほどすべて自分の責任だと思い込み、「自分はダメなやつだ…」とトイレにこもって泣いてしまう方も少なくありません。

 

そのようなときは、頭の中で自分が尊敬している人や大切に感じている人を思い浮かべ、その人から励ましてもらうというイメージを膨らませてみましょう。

 

・大事な家族

・大切な恋人

・好きな小説や漫画のキャラクター

 

自分がピンチになったとき、【大丈夫だよ、こんなこと大したことないよ】と声を掛けてくる人を思い浮かべ、存分に甘やかされてください。

 

ちなみに、僕はスラムダンクの安西先生のことを思い浮かべています。

 

漫画の中には多くの優しいキャラがいますので、ぜひ自分にとってピッタリの方をイメージしてみてください。

 

要領の悪さを工夫でカバーする

失敗してしまった過去は変わりませんが、これからの未来に向けて、今やってしまった失敗を資産に変えることは可能です。

 

僕はADHDであるものの、記事制作の仕事もしており、その際誤字や脱字をそのまま見逃し上司に怒られてしまうことがあります。

 

『次は頑張ります!』と言っては同じミスを繰り返してしまう自分が情けなく、誤字や脱字をしないための仕組みづくりについて考えるようになりました。

 

・一度書き上げたものを見直す

・エクセルなどで誤字脱字シートを作って自動的にハイライトしてくれるようにする

・Googleドキュメントの校正機能も活用する

・体調不良にならないようにする

 

上記のように改善点を書き出し、それらをひとつずつ実行に移していきます。

 

ミスをミスで終わらせるのではなく、それを次に活かす材料にすることができれば、ミスではなく『貴重な財産』になるでしょう。

 

要領の悪い人が仕事のミスを防ぐには?

失敗は成功の母と言われているほど、成功するためには失敗経験が必要になります。

 

しかし、マニュアル化している作業や、繰り返し行われる単純作業の場合、失敗はなるべく少なくしなければなりません。

 

また、世の中のほとんどの仕事では作業の質とスピードが求められるので、作業スピードを高めつつミスを防がなかればいけません。

 

リカバリーは可能

会社に大損害を与えてしまうようなミスや、交通事故のような人の命がかかわってくる状況ではない限り、多くのミスはリカバリー可能です。

 

ミスしてしまった後はきちんと謝罪して、誠実な対応をすればそこまで大事にはいたりません。

 

・謝罪をする

・状況を整理し、必要な対応をする

・再度相手に謝罪し、今後の対策について考える

 

自分を責めるのではなく、「これから何をすべきか?」を考えて行動に移すことが重要です。

 

最低限のことを気をつけて、自分を責め過ぎないように無理なく行動していきましょう。

 

要領の悪い自分だからこそ持っている長所を書き出す

「仕事でうまくいっている人がうらやましい」「もっと素敵な自分になりたい」と思うのはごく自然のことです。

 

だけど、自分が憧れている人でも悩みは持っているものであり、もしかしたら自分よりも深い悩みを持っているかもしれません。

 

場合によっては、そのような悩みを持っていない自分が、その人の憧れの対象となっていることもあるでしょう。

 

現時点で自分が持っているもの

まずは、少し視野を広げて「自分が現在持っているもの・環境」を考えてみてください。

 

・最低限暮らしていけるだけの収入

・リモートワークができる仕事環境

・ある程度自由に動ける身体

・家族が元気でいてくれる

・友人も数人いる

 

上記は今の僕自身に当てはまるもので、ほかにも【都内で月10万円前後で暮らしていける生活術】みたいな節約スキルも持っていることに気づきました。

 

節約が苦手な人もいるはずなので、そのような面では誇れるスキルだといえるでしょう。

 

自分ができている行動・習慣

今度は同じように【自分ができている行動・良い習慣】について書き出していきます。

 

自分から見たら大したことのないようなことも、【それってすごいね!】と驚かれることも少なくありません。

 

・歯磨きやシャワーといった日々の何気ない習慣

・勉強を毎日少しずつ続けている(心理学や発達障害関係の分野など)

・ランニングやHIITなどの運動習慣

・暴飲暴食をしない食習慣

・酒、タバコ、ギャンブルとは無縁の生活

・読書の習慣

 

運動が苦手な人もいますし、お酒がやめられないという人も世の中にはたくさんいます。

 

そのような人から見れば、健康的な習慣はなかなか手に入らない貴重なものだと言えるはずです。

 

要領の悪さだけを責める人には注意

僕は【メンタルが弱い・人付き合いが苦手・ケアレスミスが多い】といった欠点を数多く持っていますが、それが理解されないことも少なくありません。

 

・誰が見てもわかるような誤字にどうして気づけないの?

・ただ話すだけなのになんで苦手に思うの?

・意見を言うだけなのになんでそんな悩んでいるの?

 

このように、僕の悩みを一蹴してしまう人が多くいるのも事実です。

 

しかし、大事のなのは【自分の欠点と真摯に向き合い、積極的に変化や成長をしていく】ことです。

 

セルフコンパッションACTなど、さまざまな解決方法があるので、これらを続けて自分を肯定できるようにしていきましょう。

 

なお、以下の記事でそれぞれ解説していますので、これらも併せてチェックしてください。

 

【仕事・人間関係改善】過度に自分を責めないようになるセルフコンパッションとは?

 

 

【認知行動療法】失敗から立ち直る際に使う「ACT」のとは?

 

要領が悪い自分を受け入れよう

今回は、要領の悪さに悩んでいる方に向けて、具体的な焦り対策や落ち込んでしまったときの対処法について解説しました。

 

・どんな天才でも失敗するし、対応次第でリカバリーは可能

・失敗を失敗で終わらせない

・自分が持っているものや置かれている環境について紙に書き出してみる

 

周囲の人と比べて落ち込んでしまうのは、今の社会で生きていく以上、避けれられないことかもしれません。

 

しかし、そんな自分でもできることはありますし、なかには人には真似できないようなすごい特技や才能があることも少なくありません。

 

「自信を持とう!」と過度なポジティブ思考は逆効果ですし、誤った自信は失敗につながりますので、悩んだときは自分のことを認め、そこからできることを探して行動に移していきましょう。

 

また、以下の本も参考になりますので、こちらも併せてチェックしてみてください。


 


今回もご覧いただきありがとうございました!

 

それではまた!

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