【発達障害者の転職】転職への考え方・取り組み方

転職したいけど、特にスキルがあるわけではないし、やりたいこともわからない…

 

仕事中に嫌なことが重なり、心身ともに疲れ果ててしまうと自分の考えもうまくまとまらなくなってしまいますよね…

 

仕事はお金を稼ぐためにやるべきものと割り切って考えられれば楽ですが、やはり自分の興味のある仕事に就きたいと思うのが心情です。

 

今回は転職を考えているADHD・ASDさんに向けて、仕事との向き合い方、転職するときの考え方などについて解説します。

【転職の準備①】10年後の姿を5人の自分で考える

仕事がつらくてどうしようもないとき、明日のことを考えるだけでも眠れなくなってしまいますよね…

 

ミスをしていないか、トラブルが起こるのではないかと、ADHDさんは毎日平穏に生きるだけで精一杯なことが多いです。

 

この先ずっと同じように悩みを抱えるのはメンタル面にも悪い影響をおよぼしますが、転職するかどうか決断できない方も少なくありません。

 

つらいことに慣れないように

人はどんな状況でも「慣れる」生き物で、個人差はあるものの、残業やパワハラが続く場合でもある程度順応できるとされています。

 

つらい状況だとわかっていながら転職活動ができないのは、この「つらい」ことに慣れていることも原因のひとつといわれています。

 

うまくいくかどうかわからない転職活動よりも、つらいことだけど「わかっている」現状を維持するほうが楽と判断し、行動に移しません。

 

僕自身、コンビニで毎日平均15時間、休みなしで4ヶ月ほど働いていたときはまさにこの状況でした。

 

そのため、改めて「10年後の姿」をイメージして現状を変える必要があるといえます。

 

現在の悩みと理想のイメージを紙に書き出す

単にイメージするよりも、実際に紙に書き出すのが有効です。

 

・これから先、ずっとこの上司の下で働いてもいいの?

・周りの顔色ばかり伺う生き方でいいの?

・給料、上げたくないの?

・昇給見込めないのに続けてもいいの?

・正直、つらくない?

 

イメージするときは、上記のような質問を投げかけてみるといいかもしれません。

 

また、頭の中で大人の自分や童心を持った自分、突拍子もないようなことを発言する自分など、性格や年齢などが異なる自分を作り出して会議を開く感じで意見を出し合います。

 

ここに80歳を迎えた自分や、自己肯定感が最大限に高まった自分を追加するとより面白くなるかもしれません。

 

・仕事ばかりやってたら50歳ごろに激しく後悔するよ?

・このまま今の仕事を続けてもいいの?もっと自分の気持ちに素直になればいいのに…

 

色々な角度から意見が出されるので、より冷静に考えることができます。

 

つらい状況に慣れてしまわないよう、定期的に【自分会議】を開きましょう。

 

【転職の準備②】個人で稼ぐ力をつける

仕事のストレスの主な原因は、職場の人間関係のほか、仕事の向き・不向きによって生じることが多いです。

 

仕事が向いてるだけでも、人間関係が良好なだけであっても難しく、どちらも70点くらいである状態が理想とされています。

 

ADHD・ASDさんの場合は仕事でつまづくことも多く、それによって人間関係にも亀裂が入りやすいため、その会社にも居づらくなります。

 

しかし、「いつでも逃げられる自分になる」ことで、そのストレスは少し軽くなります。

 

会社を辞めても食える自分になる

・いざとなったら今の会社を辞めて少しのんびりしよう

・副業のほうを本業にするのもいいかもしれない

 

実践できるかどうか人によって状況は異なるものの、上記のように考えているだけでも気持ちは楽になります。

 

ただ、「現実的に難しいよ!」と思う方も多いのは事実です。

 

勢いで会社を辞めるのはリスクですし、定期収入がなくなるのは正直怖いところです。

 

給料がなくなる代わりに得るもの

会社を辞めると給料はなくなりますが、その代わりに「時間」を手に入れることができます。

 

会社のために使っていた時間を取り戻すことができるので、それを使って新しいことにチャレンジできるのは大きなメリットともいえます。

 

ダラダラ過ごすのもいいし、新しい仕事を見つけてもいい。

 

恋人と出かけるのも、家族と過ごすのもすべて自分で自由に決められます。

 

お金のことは気になりますが、しばらくの間は失業手当が給付されるほか、一定額の貯金もあるため突然路頭に迷うようになることはないでしょう。

 

それに、いざとなったら生活保護という制度も利用できます。

 

ある程度のんびりと過ごした後は、少しずつ個人で稼ぐ力をつけて生きていく。

 

こんなライフプランもいいかなと考えると、少しは気が楽になってくるのではないでしょうか。

 

【転職の準備③】選択権を奪われない

会社員で生きるのも、フリーランスとして生きるのも、全部自分の責任で決められます。

 

しかし、全部自分で決められるはずなのに、なぜか決められないのが悲しい現状です。

 

・会社を辞めてこれからどうしよう…

・世間ではフリーランスになっている人が増えているみたいだけど、自分には才能ないし…

・家族もいるし、自分だけの判断で決められない…

上記のように悩んでいる方も多いのですが、それでも自分で決められるようにしておくことが重要です。

 

生殺与奪の意思は会社ではなく自分にある

生殺与奪といった言葉がありますが、これからの人生、自分の仕事はなるべく自分がコントロールしていく必要があります。

 

会社や上司、クライアントなど、仕事をするうえでこれらの方々に振り回されてしまうことは一度や二度ではありません。

 

・上司からの信用を失わないように、言われたことはどんなことでもやる

・クライアントからの仕事を得るために無茶な要望に応える

 

たしかに大事なことではありますが、このままでは「生殺与奪」の権利を自分のものにすることはできません。

 

一方、上司から「あなたがいないと困る」と頼りされている人、クライアントから「あなたにこの仕事をしてほしい」と指名される人は、自分で生殺与奪の権利を握っていることになります。

 

会社員でもフリーランスでも、このような人はストレスなく生きていけるでしょう。

 

指名される人になるためには?

ただ現実は厳しく、【指名される人】になるのはそれなりの時間と労力がかかります。

 

むしろADHD・ASDさんの場合、普通の人のように振る舞うことすら困難で、非常に難しい目標ともいえます。

 

しかし、自分のできることを着実にこなし、少しずつ信頼を得ていくことによって指名される人に近づいていきます。

 

・読書を続ける

・会社の仕事を誠実にこなす

・資格試験の勉強も行う

・同時に転職活動をする

・礼儀正しく接する

・うまくいかなくても自分を責めない

・体調をいたわってきちんと休む

 

会社員で働いて不幸になってしまう人もいれば、フリーランスになってからつまずく方もいます。

 

どちらが良いかどうかはその人次第ですが、どちらにもなれる自分でいられるように、バランスよく力を入れていきましょう。

 

なお、こちらの本にも詳しいことが書かれていますので、もしよければチェックしてみてください。

 

 

ADHD・ASDさんは定型発達の方以上に準備をしてから転職活動に取り組もう

今回は転職を考えているADHD・ASDさんに向けて、仕事との向き合い方、転職するときの考え方などについて書いてみました。

 

・10年後の姿を5人の自分で考える

・組織ではなく個人で稼ぐ力をつけて選択肢を広げる

・生殺与奪の権利を他人に奪われない

 

組織で働くのがつらいと感じているときは、やはりフリーランスになって働こうと考えがちです。

 

だけど、本当に自分にとって働きやすいかどうか、一度考えてから行動しても遅くはありません。

 

一度切りの人生ですので、いつでも動ける準備を続け、「ここだ!」というタイミングで行動に移しましょう。

 

いずれにせよ、後悔しないような人生にしたいものですね。

 

今回もご覧いただきありがとうございました。

 

それではまた!

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