【発達障害者向け】次の仕事に繋がる体と心の休め方

具体的にどんな風に休憩すればいいのかあるのわからないな…

休憩している間は落ち着かないし、休むことに罪悪感を感じる…

 

休憩しないでバリバリ働く方も多く、「お前も休んでいる暇があったら仕事しろ!」と怒られることも少なくありませんが、そんな方を真似して休まずに働く必要はありませんよね…

 

特に発達障害の方は、世の中の「普通」に合わせるために定型発達の方の倍以上の労力をかけて日々の生活を送っているため、帰宅した途端倒れ込んでしまうことも珍しくありません。

 

今回は休むことに罪悪感を覚えている発達障害の方に向けて、仕事の能率を上げるために必要な休憩対策について解説します。

休憩の必要性・具体的なやり方とは?

多くの方が感じている休憩の必要性。

 

しかし、実際に休憩を十分に取れている方はそれほど多くはないかもしれません。

 

僕自身も休憩を入れずに仕事に没頭してしまうことが多く、肩や首がガチガチになってしまうことも少なくありません…

 

また、身体を回復させることも大事ですが、それ以上に脳を休ませる必要があります。

 

脳は毎日大量の情報や感情を処理しており、人にもよりますが1日約300~400ほどのカロリーを消費します。

 

さらにブドウ糖でしか補給できないので、疲れてくると自然に甘いものを欲するようになります。

 

オフィスの場合、ケーキやドーナツなどは目立ってしまうかもしれませんので、ドラッグストアで販売されているブドウ糖がおすすめです。


 

また、昼寝をする、あるいは横になって目を閉じるという方法が有効ですが、職種によってはそれができないケースもあるでしょう。

 

そのような場合、なるべく頭を使わない軽い作業や運動をすると効果的です。

 

・その場で軽くスクワットをする

・折り紙や塗り絵、テトリスといった簡単なゲームや作業をする

・ぼんやりと周りの景色を眺める

 

身体を使う方であれば頭を使う作業、デスクワークの方であれば身体を動かすような運動を休憩中に取り入れてみると良いでしょう。

 

一方、デスクワークの方がスマホゲームをする、身体を動かす仕事の方が運動してしまうとかえって疲れが溜まります。

 

特に、スマホはブルーライトの影響で目に負担がかかりますし、ゲームなどにハマってしまうと仕事に戻ることが難しくなってしまうためおすすめできません…

 

また、脳には思考モード感覚モードの2つのモードがあり、この思考モードで仕事を進めていくと簡単な指示でも理解できなくなり、ミスややり直しが多発してしまうようになります。

 

思考モードから感覚モードに戻す必要があり、その方法のひとつに休憩が挙げられます。

 

なお、思考モードと感覚モードについてはこちらで詳しく解説していますので、併せて読んでみてくださいね。

 

【ADHDの悩み】仕事の指示をすぐに理解できない「あぶり出し脳」とは?

休憩中はぼんやり過ごす

資格試験の勉強や、難しい本を読むなど、休憩中に頭を使うと脳が休まらずリフレッシュできません。

 

上記の行動はとても素晴らしいものですが、仕事に支障をきたさないために、一分でも早く脳を休ませる必要があります。

 

勉強や読書も大事ですが、ミスやトラブルを起こさないよう、まずは脳を休ませるようにしないといけません。

 

試験日が近いから勉強したい、どうしても読みたいという方は、これまでできている内容を復習する、比較的簡単な内容の本を読むといったように、なるべく脳に負担をかけないような対策を取ってみてください。

 

頑張り屋さんの方も多いのですが、休憩も物事の習得の際に必要な大事な要素です。

 

自分を追い詰めず、マイペースで進めていきましょう。

 

一人旅に出て強制的に休憩する

頭と心を休ませるためには、一人旅に出るのが有効です。

 

仕事だけでなく、日々のルーティンをこなすだけでも頭を使うものですし、誰かと会話しなければいけません。

 

本当に疲れてしまった場合には、一人でのんびり過ごせる場所に出かける必要があります。

 

・山に登って自然を満喫する

・海岸をひたすら眺めてみる

・観光名所に行って地元の名物を楽しむ

 

恋人や友達、家族と行くと多かれ少なかれ気を遣いますし、細かい計画も立てなくてはいけません。

 

しかし、一人旅であれば自由に行動できますし、わずらわしい会話もないので、効率よく脳を休ませることができます。

 

もちろん、移動には多少の体力が必要ですし、決断力や判断力も必要になりますが、そこまで疲弊するようなことはありません。

 

・今日の気分は焼肉よりも寿司だからお寿司さんに行こう!

・この場所に飽きたから明日は別のホテルに泊まろうかな…

 

普段とは違う刺激を脳に与え、貴重な休日を満喫してくださいね。

 

脳と身体が休まる休憩を取ろう

今回は仕事の能率を上げるための「休憩法・リフレッシュ方法」について書いてみました。

 

・休憩を取って脳を休ませる

・わからないことと向き合う時間を減らし、脳にかける負担を少なくする

・一人旅に出て、直観力を頼りに好きなことを楽しむ

 

普段職場に迷惑をかけているから、仕事も勉強も頑張らないと!

 

このように思うADHDさんも多いかと思います。

 

しかし、何事もやり過ぎてしまうと脳に負担がかかり、本来のパフォーマンスが出せなくなってしまいます。

 

自分にできることを着実に積み重ねていくためにも、まずはしっかりと休んでから行動してみてはいかがでしょうか。

 

もしよければこちらの本も読んでみてくださいね。


 

今回もご覧いただきありがとうございました。

 

それではまた!

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