つい余計な一言を言ってしまった…
そんなつもりはなかったのに傷つけてしまった…
他人からの悪口や上司からのパワハラだけでなく、自分がしてしまった行動によって傷ついてしまうことってありますよね。
上司が部下にきつくあたったりしてしまうことや、恋人の約束を破ってしまうことなど、だれかを傷つけてしまうようなことは以外にも多いように思えます。
僕も昔、一緒に働いていたスタッフの方々に、余計な一言を言って冷たい態度を取られてしまったことが幾度となくありました。
自分が受けてしまったときの傷よりも、相手に与えてしまった罪悪感の方が痛いことも少なくありません。
今回は、そんな行動を取ってしまったとき、自分の心に許しを与えるためのセルフコンパッションについて書いてみます。
目次
【セルフコンパッションのポイント①】自分が傷つけてしまった人を思い出す
友達や部下、恋人など、まずは自分が傷つけてしまった人達を思い出します。
これと一緒に、思い出したくない出来事も思い出すようにしますが、辛くなるようならそれほど辛い経験ではないことを選ぶようにしましょう。
僕の場合は以下のようになります。
・一緒に行くはずだった買い物の約束を破ってしまったな…
・部下に余計なことを言って怒らせてしまったな…
やはり当時のことを思い出すと心が痛みますが、無理のない範囲で書いていきます。
【セルフコンパッションのポイント②】辛さにオープンになる
辛かった出来事を思い出したら、今度はその辛さと向き合ていきます。
時間をかけて、その人にどんな影響を与えたかを考えて、自責の念や罪悪感を思い出すようにします。
・自分が受けた傷よりも、もしかしたら大きいものだったかもしれないな…
・どうしてあんなことをしてしまったんだろうか…
恥の感情なども出てくるかもしれませんが、それらも全部受け止めるようにして向き合っていきます。(しんどいときは、少し休憩して続けてくださいね)
【セルフコンパッションのポイント③】自分にやさしい言葉をかけて励ます
自責の念と罪悪感を十分に出てきたら、それらを全部セルフコンパッションで癒していきます。
・間違った行動を取ることは誰でもあるよ
・いつまでも後悔しないで前を向こうよ
・これからはもっと自分に優しくしてあげれらますように
・自分をありのままで受け入れられますように
もしきついなと感じたときは、無理をしないでいったん止めてくださいね。
きちんとセルフコンパッションができたら、行動の原因を見直していきます。
当時取ってしまった行動には、そうせざるを得なかった原因がなにかあったのかもしれません。
・休日もろくに取れなくて、ゆとりがなかったのかもしれない
・寝不足で体力も思考力も落ちていたよな…
・精神的にも限界で、ああいう風にしなかったら自分の身体は壊れていたかもしれない
そして、再び自分に許しを与えていきます。
意図的であったとしても、そうでなかったとしても、僕の行動によってその人の苦しみになったことを、少しずつ許すことができるようになりますように。
今すぐには無理でも、時間をかけてセルフコンパッションを続けていけば次第に許せるようになるはずです。
最後に、自分のことを許せるようになったら、同じようなことをしないと自分自身と約束します。
過去は変えられませんが、これからの未来は変えられますからね。
人はいつでもやり直すことができるので、ここでしっかりと自分の心に刻み込みましょう。
自分を責めずにセルフコンパッションを行うのがコツ
自分を許せるようになるには、辛い出来事と向き合わなければいけません。
難しいかもしれませんが、ポイントは以下の通りになります。
・自分が傷つけてしまった人を思い出して、当時の辛さにオープンになる
・セルフコンパッションを実施して、その原因をあらためて見直す
・完璧な人はいないということを理解して、自分のことを許そうとしてみる
・許した後は、これからは同じようなことをしないと自分と約束する
過去のことを振り返ることは簡単ではありませんが、自分のことを許せるようにならないと前には進めませんよね。
時間をかけて、じっくりと自分のことを理解してあげましょうね。
今回もご覧いただきありがとうございました。
それではまた!