今年の目標を立てたけど、思った以上に取り組めていない…
業務改善して残業時間を減らしたいのに早くも挫折しそう…
会社や仕事がらみの目標を立て、それに向かって取り組んでいても、途中で挫折してしまうことも少なくありませんよね…
仮にその目標が未達に終わると激しく上司から詰められ、その結果自分を責めてしまってうつ病や適応障害にもなるおそれがあります。
今回は飽きっぽいADHDの方に向けて、僕が実際に行っている具体的な挫折対策を実体験を紹介しながら書いてみます。
目次
予測する
会社から課される目標やノルマというのは、比較的高めであることがほとんどです。
・今月は○件、○○万円の売上を達成する
・○時間でこの作業を○日までに仕上げる
自分の実力以上の数字が課せられることも多く、身体にかかるストレスも大きくなるばかりです。
これと同じように個人の目標を立てしまうと、やはり達成するハードルは上がります。
・英語の勉強を1日3時間やる
・3ヶ月後までに体脂肪率を一桁まで落とす
意志の強い人でも難しく、日々の忙しさなどが原因で諦めてしまうことになってしまいます。
そのため、目標は少々ゆとりを持たせて設定しましょう。
・1週間のうちに英語の参考書を20~30ページくらい読んでみる
・夏までには目当ての水着が着られるようにする
1日ではなく1週間、○ヶ月後ではなく季節などに設定すると、変に気負うことなく続けられます。
目標にする期間や数字などを少々ゆるめに設定すると、仮にできなくてもリカバーしやすいので、無理のない範囲で考えてみてくださいね。
行動にフォーカスする
【目標を達成したいけどモチベーションが上がらない!】と悩んでいる方も少なくありませんよね…
そのようなときは、実際に出た成果や結果ではなく行動にフォーカスしてみてはどうでしょうか。
たとえば、先述したダイエットの目標であれば以下のように設定します。
・1週間に1回ジムに通う
・寝る前に10回スクワットをしてみる
上記のような小さい目標を立て、そのときに得られる達成感を味わっていけばスムーズに続けていけます。
逆に体脂肪率を○%にするという目標にしてしまうと、このほかに食事制限したりサプリメントを取ったりするなど、やることが多くなってしまいます。
それらによって挫折することも多いので、自分が取った行動にフォーカスしていくのが達成への近道になると言えます。
自分を責めないことも大事
仮に目標が達成できなくてもあまり落ち込む必要はありません。
意志の力や怠けグセなどが原因ではなく、目標の立て方に問題があることがほとんどです。
僕自身、今までかなりの目標を達成できずに終わっていますし、それによって自分が嫌になってしまったこともたくさんありました。
もちろん自分の行動を振り返るのは大事ですが、自分の努力不足がすべての原因となっているのもなかなか少ないものです。
目標の立て方を少々見直して、自分を追い詰めないように無理なく行動していきましょう。
無心で行動する
20代前半のころ、当時の僕は大手食品会社の下請けのような会社で、牛乳やヨーグルトといった乳製品商品の営業をしていました。
個人・法人問わず、住宅地図を片手にローラーで一軒ずつ訪問して商品を説明していきましたが、当然のことながら簡単には売れません。
・そんなものはいらないよ
・帰ってくれ!
・不法侵入だから警察呼ぶぞ!
中には優しく接してくれる方もいましたが、半分くらいはこのような言いがかりにも似た心が傷つく言葉を浴びせ続けられてきました。
営業職をされている方ならご理解いただけるかと思いますが、営業は結果がすべての仕事です。
どんなにお客さんのところへ訪問しても、どんなに作りこんだ資料を作っても、契約が取れなければ意味がありません。
断られることそのものは自身の経験値にはなりますが、上司にとっては関係ないものです。
・契約が取れないと会議室や営業車の中で長時間詰められる
・契約を取ってきてようやく普通に会話できる
会社や上司によっては若干異なりますが、上記のような常識が根付いてるともいえるのではないでしょうか。
契約が取れないと必然的に残業が増えるようになり、それでも足りなければ休日にも働かなければなりません。
プライベートが皆無
当時は上司の言われるがままに休日出勤を命じられ、最長で半年ほど休みなしで働き続けました。
土日も関係なく、友達と遊ぶこともなくひたすらお客さんのところへ訪問する日々。
こんな日々を続けているうちに、周りの人が楽しんでいる姿を見ると嫉妬の感情が芽生えるようになってしまいました…
そのため、あえて自分の感情に蓋をするようにしました。
うれしいことも悲しいことも感じないようにしていると、不思議なことにいつのまにかつらさやしんどいさも少なくなっていき、立てた目標も達成しやすくなります。
もちろんこれは個人差があり、無理がたたって深刻な症状があらわれてしまう可能性もあるので、積極的に使える方法とは言えません。
そうなってしまう前の一時的な対処法として使うようにした方がいいのかなとは思っています。
目の前にあることを集中する
仕事でも趣味でも、何かひとつのことに頑張っている人というのは不思議なことに魅力的に映るものです。
決められた目標に向かって頑張っていると、気付かぬうちに応援してくれる人が次第に増えていくようになるんですよね。
ワンピースのルフィみたいに、どんな逆境になっても海賊王になるためにひたすら強い敵たちと戦う姿を見せると、仲間たちも自分の命を張って戦うみたいなイメージです。
味方がいると励みになる
僕の場合、上司はいつも自分にパワハラしてきましたが、会社の事務員さんたちとは仲良くなれました。
当時は新人で若かったし、周りのみなさんが優しかったからということも考えられますが、それでもとてもうれしかったことを覚えています。
パワハラ上司にひどい扱いをされてしまったときなど、電話などで励ましてくれるようになり、精神的に何度も救われていました。
精神的にも体力的にもつらかったのですが、それでも踏ん張れたのは支えてくれる人がいたおかげなのかもしれません。
違和感を覚えたらすぐに行動する
長期にわたって休みなく働いていれば、体やメンタルどちらかに何らかしらの症状が出ても不思議ではありません。
いろいろな人に感謝するほか、【自分には支えてくれる人がいたんだ】と思うことでも心は軽くなります。
仕事で成果が出なくても、体が思うように動かなくなっても、こんな自分でも生きていていいんだと思えれば、目標達成への過程も楽しめるようになるはずです。
ただし、もし少しでも体やメンタルに影響が出てきているようであればすぐにでも逃げてください。
副業や転職など、10年前に比べればかなりハードルが低くなりました。
・doda
これらの転職サイトは使いやすく、僕自身、キャリアアドバイザーの方に励まされながら何度も転職してきました。
今でも使っていますし、定期的に相談していますので、違和感を覚えたら少しずつ行動に移してみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は飽きっぽいADHDの方に向けて、僕が実際に行っている具体的な挫折対策について書いてみました。
・目標を立てるのではなく予測をする
・結果ではなく行動にフォーカスする
・支えてくれる人を大事にする
当たり前かとは思いますが、無理をして行動しても途中で挫折してしまいます。
残業や休日出勤が増えれば、自分の趣味もできなくなり、うつ病などや適応障害などに苦しむようになってしまうことも考えられます。
負担の少ない自分にとって達成可能な目標を立て、ペース配分を考えながら取り組んでみてくださいね。
今回もご覧いただきありがとうございました!
それではまた!