自分に課されたノルマや後輩への指導といった業務が重なり、毎日夜遅くまで残業している方も多いのではないでしょうか?
「仕事が好きでたまらないから平気!」といったワーカホリックの方であっても、長期にわたって残業や休日出勤が続けばいずれ心身共に病んでしまうことになるでしょう。
【本記事はこのような悩みを持っている方におすすめ】
・定時で帰ってプライベートの時間を確保したい!
・休日出勤や残業がなくならない今の生活を改善させたい!
今回は、ビジネスシーンで活かせる「時間への考え方」「定時で帰るための具体的な方法」について解説しますので、興味をお持ちの方は参考にしてみてください。
目次
なぜ「時間がない…」と感じてしまうのか?
毎日やるべきタスクに追われ、「いつも時間が足りなくなるんだよな…」「今日も慌しかったけど、結局やりたいことができずに終わってしまった…」と悩む方は決して少なくありません。
このような方は、以下のような特徴を持っていることが多いとされています。
【「時間がない」と悩んでしまう方の主な特徴】
・「時間>お金」というマインドセットを持っていないから
・どんなことに時間を取られているかわからないから
「時間>お金」というマインドセットを持っていないから
多くの人は、自分で使える自由な時間よりも、さまざまな体験・商品・サービスと交換できるお金に価値を見出しがちです。
僕自身、時間管理について学ぶ前は「お金の方が大事でしょ?」と思っていましたが、以下の理由によって考え方が変わりました。
【お金に対する考え方が変わった主な理由】
・お金そのものに価値はないと気づいたため(商品・サービスと交換できるチケットのようなもの)
・いくらお金があったとしても、自分の自由な時間がなければ十分に使えないと悟ったため
・お金を稼ぐのはあくまで「人生を幸福にさせるひとつの手段」に過ぎないため
お金はあくまで「商品・サービスを買うためのチケット」で、持っているだけなら単なる紙や金属、画面上に表示される数字の羅列にしかすぎません。
お金は使ったときに初めてその価値を発揮し、そのためには「ある程度まとまった時間」が必要です。
簡単にまとめると以下のとおりです。
・「お金持ち≠幸せ」
・「時間にゆとりのある小金持ち=幸せ」
上記はあくまで個人的な考え方のひとつですが、時間に対する考え方が変わる良いきっかけにもなり得るので、もしよければ参考にしてみてください。
「どんなことに時間を取られているのか?」がわからないから
友人や両親、職場の先輩・後輩と雑談中、「昨日はどんな1日だった?」と軽く聞かれることも多いでしょう。
この質問に対し明確に答えられない方は、「自分はどんなことに時間を割いたのか?」がわからないという状況かもしれません。
【1日を振り返ったときに答えがちな内容の例】
・普段通り出社していつもの仕事を始めたよ。ルーティン業務や雑務をこなしていたらあっという間に定時になってしまって、やりたくもない残業をすることになったよ…
・朝から夕方まで営業してたよ。帰社後は書類を作って上司に提出。時計を見たら22時を回っていてクタクタだったよ…
特段悪い回答ではありませんが、これでは「無駄な時間」が見えてきません。
【時間の意識が高い人の解答例】
・9〜10時にルーティン業務をした後、12時まで資料を作ってたよ。昼休憩後、13〜16時まで外回り。電車の中で営業の振り返りをして17時に帰社。その後は20時まで請求書を作ってたかな。
・9〜12時までオンラインセミナーをしてたよ。そして、13〜16時まで社内会議。16:15まで休憩し、その後は18時まで資料作りしてたね。
1時間単位で答えられているため、「どこに無駄な時間があるのか?」が把握しやすくなっています。
このような場合、以下のような「気づき」を得られる可能性が高いといえるでしょう。
【無駄な時間に気づいた方の例】
・17〜20時まで請求書を作っていたなんて、少し長すぎない?そういえば作業中に同僚の愚痴を聞かされて時間を取られてしまったんだ…次はきちんと断らないと!
・13〜16時まで社内会議してたけど、そもそも私参加しなくてもよかったんじゃない?元々管轄外の案件だったし、ただ「参加するのが常識」みたいなところがあったな…次は上司に確認してから参加しよう!
少々億劫に感じるかもしれませんが、無駄な時間を見つけるために「1時間単位」「30分単位」の「時間日記」をつけてみると良いでしょう。
【実践!】定時で帰るための具体的な方法
「自分にとって無駄に思える時間を少しでもなくしたい!」と悩んでいる方は、以下の方法を実践してみてはいかがでしょうか?
【定時で帰るためにやるべきこと】
・業務終了後に「自分にとって魅力的なイベント」を用意する
・「やらないことリスト」を作り、適時実践する
業務終了後に「自分にとって魅力的なイベント」を用意する
仕事が終わった後に「これだけは外せない!」という予定がある人は、全身全霊を持って目の前にある業務に取り組み定時で帰る必要があります。
【「どうしても外せない用事」の例】
・子どもとの約束(一緒に食事をする、映画館に行くなど)
・好きな彼氏・彼女とのデート
・休むとキャンセル料が発生するパーソナルジムでのトレーニング
単に「友人と居酒屋に行く」といった理由では比較的簡単にキャンセルできてしまうので、「自分にとってかけがえのない人との約束」をしておくのがベストです。
また、キャンセル料が発生するイベントや、「◯◯日限定クーポン」を使用するような買い物の予定を入れておくのも有効です。
いずれも「定時で帰るための強制力」が働くため、定時上がりを目指す方はぜひ「自分にとって大事な予定」を入れてみることをおすすめします。
「やらないことリスト」を作り、適時実践する
「やらないことリスト」は、自身の業務効率を上げ時間短縮を図るのに有効なツールとして有名です。
僕は以下のような「やらないことリスト」を作り、適時見直しながら「うっかりやっていないよな…」と自分の行動を振り返るようにしています。
【僕の「やらないことリスト」に書いてある内容の一部】
・始業前のネットサーフィン
・休憩時間中によくする「セール品のチェック」
・メールで済む連絡を電話で行う
・乗り気でない飲み会への参加
「やらないことリスト」によく取り上げられる「やる意味が見出せない会議への参加」「紙の資料を使ったプレゼン」などは、組織のトップがGOサインを出さないと実現できず、現実的には非常に厳しいといえます。
一方、「始業前のネットサーフィンをやめる」「特に意味もなくセール品のチェックをしない」といった個人単位の改革であれば、比較的容易に行えるでしょう。
なお、上記は「スマホの電源を切る」「スマホをタイムロックコンテナの中に入れる」だけで実現可能です。
「いきなりそんなことできないよ…」と思う方も多いですが、定時上がりを目指すのであればまずは一度チャレンジしてみることをおすすめします。
時間はお金よりも価値がある財産
今回は、ビジネスシーンで活かせる「時間への考え方」「定時で帰るための具体的な方法」について解説しました。
・「時間はお金よりも大切」というマインドセットを持つ
・常に「今何をしているのか?」を意識しながら仕事に取り組む
・1日の最後に「どこか無駄に過ごしてしまった時間はなかったか?」を振り返る
僕もつい無駄なネットサーフィンをやりがちで、貴重な時間を食い潰してしまうことが少なくありません。
また、単なるルーティンをそのまま継続してしまうことも多く、時間に対する甘さを日々痛感しています。
本当に自分のやりたいこと・やるべきことに注力できるよう、日々の業務を見直し改善させるために努めている真っ最中なので、「私も悩んでいる!」という方はぜひ一緒に「無駄時間の削減」に取り組んでいきましょう。
上記の書籍も参考になりますので、ぜひ一度読んでみてください。
今回もご覧いただきありがとうございました!
それではまた。