【もう限界】自分にだけ厳しい上司への対処法

面倒な上司や大量のタスクによって、「もう限界…」「このままじゃ倒れるかも…」と心身ともにつらくなっている方は、決して少なくありません。

 

僕自身「どうしてこんなつらい思いをしなきゃいけないんだ?」と悲しくなることも多くありました。

 

【本記事はこのような悩みを持つ方におすすめ】

・会社は辞めたいけど今の仕事は好き。何か良い方法はないの?

・苦手な上司がいるから何とかしたい…でも具体的にどうすればいいの?

 

今回は、仕事の悩みのひとつである「自分にだけ厳しい上司」の対処法について解説していきますので、興味をお持ちの方は参考にしてみてください。

自分にだけ厳しく接する上司の主な特徴

「私の上司、周りの人には優しいのに、どうして自分にだけ厳しいんだろう…」と悩んでいる方も多いでしょう。

 

そのような上司は決して珍しくなく、僕も過去にさんざん悩まされてきました。

 

具体的には、主に以下のような特徴を持っていることが多くあるので確認してみましょう。

 

【自分にだけ厳しく接する主な理由】

・自分の将来に期待しているため

・単に精神的に幼いため

・ペルソナ(仮面)の使い分けが抜群にうまいため

 

自分の将来に期待しているため

「自分の将来に期待している」ため厳しく接しているのであれば、接し方の程度によってはある程度許容できます。

 

最近はパワハラの規定が強まり「部下に強く指導できない」という上司が増えてきましたが、業務上注意が必要になるケースをゼロにすることはほぼ不可能で、「何もフィードバックされない」「間違いを正してもらえない」のも大きなリスクとなり得ます。

 

ただし、以下のような叱責は立派なパワハラに該当するので、自身の上司がどんな言葉を使っているのかは冷静にチェックする必要があるといえるでしょう。

 

【ダメな上司が好んで使う言葉の例】

・お前のために言っているんだぞ

・こんな簡単なこともできないのか

 

1つ目の「お前のために言っているんだぞ」という上司は、自分の部下や後輩を思い通りに動かしたいという「支配欲」にまみれている可能性が極めて高いです。

 

2つ目の「こんな簡単なこともできないのか」は、テンプレ的なダメ上司が用いる「人格否定の言葉」の代表例なので、シンプルにアウトといえます。

 

本当に自分のことを大切に扱っている上司は、業務上必要なことだけをフィードバックし、さらにメンタルケアにつながる配慮の言葉も添えて伝えてくれるので、両者の違いは一目瞭然といえるでしょう。

 

単に精神的に幼いため

最近は「自分よりも年下の上司」の存在も珍しくなくなりました。

 

しかし、基本的に自分の上司となる多くの方は、年上で仕事の経験が豊富であるほか、「この人に付いていきたい」と思えるような要素を数多く持っていることが多いとされています。

 

このとき、単に年齢だけ重ねてしまっている方が自分の上司である場合、精神年齢が幼い可能性が高いため注意が必要です。

 

【精神年齢が幼い上司の特徴】

・何かトラブルが起こるとすぐに部下に八つ当たりする

・特定の部下をえこひいきし、それ以外の部下には冷たい態度を取る

・説教することが部下の教育だと思い込んでいる

 

上記の特徴は、大人として尊敬できるような上司にはまず当てはまりません。

 

自分の言動や行動が他人からどう映っているのかを考えられない人は、個人的には「幼稚」だと思わざるを得ません。

 

ペルソナ(仮面)の使い分けが抜群にうまいため

ペルソナとは「周りの人に見せる自分」のことで、多くの人が複数のペルソナを使い分けながら生きています。

 

【ペルソナの使い分けの例】

・会社→上司にはビジネス的に問題のない態度で丁寧に接する

・家族→会社では見せないようなくだけた態度で接する

 

このとき、部下に対しては「厳しい自分」、上司や先輩に対しては「礼儀正しい自分」で接する方は、決して少なくありません。

 

人によって多少態度が変わるくらいなら問題ありませんが、あまりにもひどい場合、「自分より偉い人には媚を売り、部下には横柄な態度を取る」ダメ上司となってしまうでしょう。

 

なかには、自分の奥さんには横柄な態度を取る一方、奥さんのママ友には「真摯な自分」を演じる方も多く、これは「モラハラ夫」の典型例といえます。

 

自分にだけ厳しく接する上司かどうか判断できるシーン

自分にだけ厳しく接する上司かどうかは、主に以下2つのシーンで判断できるとされています。

 

【自分にだけ厳しく接する上司かどうか判断できるシーン】

・ノルマを達成できなかったとき

・周りからの評判は悪くない場合

 

ノルマを達成できなかったとき

20代の頃、僕は営業の仕事をしていました。

 

要領が悪い僕はノルマ未達で終わってしまうことも多く、そのたびに上司から激しく詰められていました。

 

【心の傷として残っている上司の暴言】

・また道に迷ったの?うちの息子(当時小学1年生)以下だな

・嘘つきだなお前

・お前がそんなダメなら、お前の親も相当ひどいんだな

 

「何で自分は生きているんだろう…」と考えるようになることもありましたが、その上司はアメとムチの使い方が抜群にうまい人で、いつのまにか「自分のことを思って叱ってくれる人」と思うようになっていました。

 

あれから数年が経ち、今現在冷静に振り返ってみると、先述した「ペルソナの使い分け」がうまい人に過ぎず、単に自分のことをコントロールしようとしていただけだったのかもしれません。

 

周りからの評判は悪くない場合

会社で働く以上、上司や先輩、同僚などさまざまな人と関わり合いながら目の前の仕事に取り組んでいくことになります。

 

上司も当然自分以外の人とやり取りしながら仕事を進めていきますが、以下のような評判である場合、「自分にだけ厳しい上司」の可能性が高いため注意が必要です。

 

【周りからの評判の例】

・別に悪い人じゃないよ

・むしろ優しいよ

・この間、「何か困ったことがあれば手伝うよ」ってフォローしてくれたよ

・あの上司が厳しいだなんて、お前の被害者意識が強すぎるんじゃないの?

 

上記のように、自分以外の人からの評判が悪くない場合、「被害妄想が強い人」など逆に自分が悪者になってしまう可能性があります。

 

少しでも違和感を覚えたら、反論せず「そうなんだ」と軽く受け流しつつ上司よりも上の役職の方に相談するのがベストといえます。

 

自分にだけ厳しい上司と働くのがダメな理由と具体的な対策

PTSD(Post Traumatic Stress Disorder :心的外傷後ストレス障害)などの場合は別ですが、どんなに我慢できない出来事も、時間が経てば徐々にその記憶も薄れていきます。

 

「今だけ我慢すれば大丈夫」と耐えてしまう方も多いですが、場合によっては「うつ病」「適応障害」などのメンタル疾患を発症してしまうため、昭和的な根性論だけで考えるのは好ましくありません。

 

「このままだと危ないな」と思っている方は、以下3つのステップを踏み、今の状況を変えてみることをおすすめします。

 

【自分にだけ厳しい上司から離れるためのステップ】

・逃げる準備をする

・知識や経験を活かせることがないかどうか考える

・10年後「どんな暮らしをしていたいか?」を考え今自分ができることを始めてみる

 

逃げる準備をする

前提として、上司の厳しい態度や言動、パワハラめいた仕打ちなどをいつまでも我慢する必要はありません。

 

そのため、まずは「つらい状況から抜け出す」ための手段について考えていきましょう。

 

つらい状況から抜け出すための手段の例

・転職活動

・副業

・相談(信頼できる人、上司よりも上の立場の人など)

 

上記のうち、どれかひとつでもやっておくと大きな安心感につながるので、ぜひ実践してみてください。

 

なお、おすすめの順番は以下のとおりです。

 

①相談

②転職活動

③副業

 

まずは信頼できる人に相談し、経過を見ながら転職活動を始め、空いた時間で副業するといった形が良いと思いますので参考にしてみてください。

 

知識や経験を活かせることがないかどうか考える

万が一会社をクビになってしまっても、「これまで身につけてきた知識や経験」はそのまま自分の中に残り、貴重な財産となって今後に活かすことができます。

 

言い方を変えれば、まるでRPGのように、ボス戦の前にあるセーブポイントからやり直しできるようなものです。

 

【セーブポイントからやり直した場合に残るもの】

・キャラクターが身につけている装備品

・プレイヤーとしてのプレイングスキル(どのタイミングで攻撃をしかけるのか、いつ魔法を使うのかなど)

 

現在活躍されている経営者の方や、サラリーマンとして大成している方の多くは、「仮に無職になっても問題ないよ。だって今まで学んだことを活かせばまた同じようなところまでたどり着けるから」とおっしゃいます。

 

トップ層の方のようにはいかないかもしれませんが、僕のようなポンコツ人間でもそれなりの知識や経験はあるので、自己分析をしたうえで何か新しいことを始めてみると良いでしょう。

 

10年後「どんな暮らしをしていたいか?」を考え今自分ができることを始めてみる

「人に誇れるスキルはない」「やりたいこともない」と悩んでいる方は、「10年後の理想の姿」をイメージし、それが叶うような職場に入るのもひとつの手です。

 

どのような方も、以下のような「願い・要望」などは持っているものです。

 

【仕事探しの軸の例】

『残業はなるべくしたくない』

→定時帰社が基本になっている会社に入る

 

『育児に時間を割きたい』

→すべて自宅で完結できる仕事に就きたい

 

『今よりもっと広い家に住みたい』

→最低でも◯◯万円の年収が見込める企業に入る必要がある

 

「モテたい」「バカにしていたやつらを見返したい」といった俗物的な願いでも全然良いので、素直な気持ちで新たな環境を探してみてくださいね。

 

自分にだけ厳しい上司とは距離を取ろう

今回は、仕事の悩みのひとつである「自分にだけ厳しい上司」の対処法について解説しました。

 

・お金のことを抜きにして、今の仕事内容を考える

・「今我慢すればいい」とは考えず、「今楽しむためには」を考える

・結果を出すために何をすべきかを考えて行動に移す

 

仕事がつらいと思うのは、自分が弱くてダメな人間だからというわけではなく、上司との環境や仕事内容なども影響しています。

 

仕事だけが人生ではありませんし、お金では買えない幸せもたくさんありますので、後悔のないように今の仕事について考えてみてくださいね。

 

また、以下の書籍も参考になりますので、こちらも併せてチェックしてみてください。

 


 



 



 


 

 

今回もご覧いただきありがとうございました。

 

それではまた!

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