【ポンコツ社員からの脱却】発達障害が抱く仕事の悩みの解消法

いつまでたってもミスが減らない…私って社会人としての素質がないの?

 

いつも手を抜かず、自己研鑽を積んでいる真面目な方ほど自分を追い詰めてしまいがちです。

 

しかし、現実では思うような結果が出ず、「なんで私はできないんだろう…」と悩んでしまうことも少なくありません。

 

今回は仕事で空回ってしまうことが多い方に向けて、悩みの原因とそれらの改善方法について解説します。

発達障害が抱える悩みの根本原因

どんなことでもそつなくこなせる人がいる一方、要領が悪くてテキパキと動けない人もいます。

 

才能や能力に違いがあるのは当たり前ですが、僕は後者の方に当てはまり、周りの人に遅れを取りながら働いています。

 

自分の能力不足は否定できませんが、それ以外にも「環境的な要因」が絡み合って働きづらさが生じることが多いです。

 

環境的な要因が関係している

たとえば、「この書類を読みやすいように修正してください」と指示を受けた場合、発達障害さんは具体的な内容を把握できず、本人なりの「読みやすさになるよう修正作業を進めていきます。

 

定型発達の人(発達障害にあたらない人)であれば、その書類の重要性や読み手の考えから「これくらいでいいだろう」と判断でき、一定のクオリティーで完成させられます。

 

一方、発達障害さんは雑にしすぎて注意を受ける、あるいは完璧を求めすぎて延々と修正作業に没頭してしまうなど、曖昧な指示によって仕事がうまく進みません。

 

・今回は15分くらいで軽く見直すくらいでいいよ

・大変かもしれないから1時間くらいで終わらせてね

 

上記のように、指示の内容が具体的であればそれに従って作業できるので、認識の齟齬も生まれません。

 

自分を責めてしまうのは、決して自分の能力だけではなく、周りの環境も影響しているといえるでしょう。

 

個人的な要因を解決する

上司の指示が曖昧で困ってしまう場合、こちらから詳しい内容を聞くことが求められます。

 

・いつまでに仕上げればいいですか?

・どれくらいのクオリティーにすればいいですか?

 

一見簡単そうに思えますが、普段からミスが多く質問しづらい環境の場合、上司に質問するのも一苦労です。

 

機嫌が悪そうだから今はやめておこうと、何らかの理由をつけて先延ばしにしてしまいがちですが、自分が後で苦労しないためにも勇気を持って聞いてみてください。

 

このような「個人的な要因」を解決することで、今の仕事がうまく進められるようになるかもしれません。

 

ポンコツ社員への理解がほとんどない

自分の障害を会社側に伝えて働くことを「オープン就労」、障害のことを伝えずに入社することを「クローズド就労」と呼びます。

 

ほかにも障害者手帳を取得し、「障がい者枠」で入社する方も多いです。

 

どちらもメリット・デメリットがありますが、オープン就労の場合、基本的には医師の診断書が必要であり、そのためグレーゾーン(発達障害の特徴があるのに診断がつかない)の人はクローズド就労を選ぶことになります。

 

クローズド就労のデメリット

クローズド就労を選んだ場合、当然ながら「普通の人」と同じように扱われることになり、次第に「ポンコツである自分」が周囲へと伝わっていくようになります。

 

最初は許されていても、やがて「使えない奴」というレッテルを貼られ、最終的には居場所がなくなってしまうのです…

 

僕はこのような感じでリストラされた経験がありますが、職場を変えても同じようなことを何度も繰り返し、そのたびに落ち込んでいました。

 

オープン就労で働ける?

オープン就労で働こうとしても、企業によっては受け入れていないことが多くあります。

 

ほかにもさまざまな制約があり、さらにグレーゾーンの方は証明するものがないので、非常に厳しいといわざるをえません。

 

・活躍したいとか、出世がしたいとかそんな高望みはしていないのに…

・ミスをしないという最低限のことなのに…

 

組織の一員として働く以上、だれかに比べられることは避けられませんが、それでも他人の評価は気にしない方が自分の心は穏やかになります。

 

ダメな自分を認めるのは簡単なことではありません。

 

少しずつ自分自身に言い聞かせ、自分の軸を持って働いてみてくださいね。

 

ポンコツの自分の設計図を作る

弱い自分を受け入れたい、怒られることなく一日を終えたいと考える方は、「自分の設計図」を作ってみてはいかがでしょうか。

 

最初の項目でも書きましたが、生きづらさを感じるのは「自分の能力・捉え方」のほか「外部の環境」にその原因があります。

 

そのため、自分のことを客観的に分析しつつ、「仕事でつまずいてしまうのは環境にも原因があるんじゃない?」と考え方をシフトさせるのが重要です。

 

考え方のコツ

すべてを他責にしてしまうのはダメですが、まずは、「この部分は自分で改善できる」「この部分は諦める」といった形で悩みの項目を分けてみてください。

 

【改善できること】

・曖昧な指示が苦手

・周りと比べて作業スピードが遅い

・集中力が続かない

 

【諦めること】

・嫌な上司からの嫌味やパワハラ

・先輩からの理不尽な指示

・マウントを取る同僚

 

基本的に、自分のことは変えられますが、他人は変えることができません。

 

しかし、発達障害さんは脳の構造上、どうしても変えられない部分も多いです。

 

いくら改善できるといっても限度があり、場合によってはメンタルを崩してしまう可能性があるので、そのような場合は「苦手な部分が目立たない環境」に移る必要があるといえます。

 

外部環境を変える

環境を変えるのは決して簡単ではありませんが、我慢できないときは勇気を持って決断することも重要です。

 

仕事や学校などが変われば、自分の欠点が目立たなくなる可能性があるほか、悩みそのものがなくなることもあるでしょう。

 

発達障害は、ねんざや骨折のように医師の治療で治るようなものではありません。

 

「コンサータ」や「インチュニブ」などの薬である程度は抑えられるものの、生きている限りは折り合いをつけながら付き合っていく必要がありますので、僕と一緒に無理なく向き合っていきましょう。

 

ポンコツだと認めることから始めよう

今回は、「私はポンコツだ…」と悩んでいる方に向けて、悩みの原因と悩みの改善方法について解説しました。

 

・環境的要因と個人的要因を区別する

・周囲への理解がほとんどないことをきちんと考える

・自分なりの設計図を作って行動に移す

 

仕事ができないことは、それだけで自己肯定感の低下につながり、やがて生きること自体がつらくなっていきます。

 

しかし、全部自分のせいではなく周りの環境にも原因があることがほとんどです。

 

自分でできること、できないこと冷静に分析して、生きづらさを少しづつ改善させましょう。

 

また、以下の本も参考になるので、こちらも併せてチェックしてみてください。


 


 

以下は関連記事になります。

 

【過去に縛られない】自分と向き合うときに役立つセルフコンパッションのやり方とポイント

 

今回もご覧いただきありがとうございました。

 

それではまた!

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