ルール違反の行動をしたり、常識外れなことをしたりしてしまうと、その途端に罪悪感に苛まれてしまうようになりますよね。
また、周りから見て「恥ずかしい行動」を取ってしまったときも、恥や劣等感など色々な感情が混ざって自分を責めてしまうことも少なくありません。
【本記事は、このような悩みを持つ方におすすめ】
・ルール違反だとわかってはいるものの、どうしてあんなことしちゃったんだろう…
・もう自分を責め続けるのは嫌だ…
今回は、自分の取った行動を後悔しなくなるようなマインドセットの作り方について解説していきますので、興味をお持ちの方は参考にしてみてください。
目次
罪悪感を覚える行動
「どうしてあんなことしちゃったんだろう…」と自分を責めてしまうのは、精神衛生上良好ましくありません。
特に真面目で責任感の強い方は、自分が取ってしまった行動を振り返ることで、より後悔の念を強くしてしまうことも多くあります。
まずは、僕自身が過去にやらかしてしまったことについて解説していきますので、近いものがあればぜひ参考にしてみてください。
スーパーをはしごする行動
僕は大学生のころ、一円でも安いキャベツを求めて近所のスーパーをはしごするような日々を送っていました。
これは、大学を卒業した後も変わることはなく、20代が終わるまでは安さを求めて近所のスーパーに足を運んでいました。
しかし、目当てのものが売り切れていると、その途端に後悔の念に襲われてしまうのです。
・時間を無駄にしちゃったな…
・もっと考えて行動すればよかったな…
考え方は人それぞれですが、コストパフォーマンスを考えると、このような節約方法は貴重な時間を失うだけなのでおすすめできません。
セコい行動
スーパーをはしごするだけでなく、以下のような行動を取って後悔したことも多くあります。
・街中でティッシュを配っている人の前を何度も往復してティッシュ代を節約する
・箸やストローなど、「ご自由にお持ち帰りください」と書いてあるものを複数個持ち帰る
書いていて恥ずかしくなってしまうものばかりですし、どれも基本的にマナー違反なので、だれかに咎められたら謝るしかありません…
また、いずれも数十円程度しか節約できないものばかりなので、その後に襲われる罪悪感を考えたら控えた方が賢明と言えるでしょう。
マナー違反の行動
先ほど挙げた「セコい行動」のほかにも、以下のような行動も罪悪感を覚える原因となります。
・忙しさを理由に、会社で働く清掃員の方にあいさつをしない
・コンビニで長時間立ち読みをして、何も買わずにお店を出る
「別に気にすることもない」という方も多いですが、自分の中では大きなストレスとなり、みじめな気分になってしまうことも多いです。
そのため、僕も普段はなるべく迷惑をかけないような行動を心がけているのですが、「これくらいは大丈夫だろう」と、ふとした瞬間に「迷惑行為」をしてしまっているときがあります。
・狭いエレベーターの中での会話
・傘袋を使わない
・3〜4人ほど横になって道を歩く
これらも全部マナー違反で、そのときは特に何も感じないものの、一人になったときに後悔してしまうようになるんです。
「赤信号もみんなで渡れば怖くない」と言われてはいるものの、怖くないのはメンタルが強めな人だけではないでしょうか。
細かいところが気になる方は、たとえ他人がしていたとしても控えるようにしましょう。
知ったかぶりをする
若いときや新人のころは、周囲から「そんなこともわからないの?」と言われてしまうことも少なくありません。
これはまだ仕方のないことですし、仮にわからなくてもそれほど気にする必要はありません。
しかし、年を重ねるにつれ、「知らない自分」に大きな恥ずかしさを覚えるようになり、やがて自分を守ろうと「知らないフリ」をするようになります。
【知らないフリをしてしまうときの心情】
・自分は先輩なんだし、今さら「知らない」なんて言えないよ…
・「知らない」ことがバレたら、これまで築いてきた信頼が崩れてしまう…
【具体的なシーン】
・自分だけが知らない流行りの映画が話題に出たとき、とりあえずうなずいて知っているフリをした
・後輩から「◯◯について教えてください」と言われたものの、まったくわからず「今度時間があったときね」とはぐらかす
しかし、「知らない」ことがバレてしまったときの方がより大きな恥ずかしさを覚えることになるため、「知らないフリ」をするのはおすすめできません。
罪悪感を抑えるには?
振り返ってみると、僕はこれまで大なり小なり人様の迷惑になるような行動を数えきれないくらいやっていることに気がつきました。
そのため、今は以下のような方法を実践して予防に努めています。
・セルフコンパッションを行う
・「完璧な人はいない」と考えながら紙に書き出す
セルフコンパッションを行う
認知行動療法のひとつに「セルフコンパッション」が挙げられます。
その中には、過去のトラウマを定期的に振り返るという方法があります。
過去に起きた嫌な出来事がフラッシュバックされると、人は激しい後悔の念に苛まれてしまうのですが、自ら積極的にその嫌な出来事を思い出すと逆に自分を責めなくなるようになります。
なお、セルフコンパッションのやり方は以下の記事で解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
「完璧な人はいない」と考えながら紙に書き出す(エクスプレッシブライティング)
誰にだって、一度や二度くらい思い出したくない出来事があるかと思いますので、以下のように書き出していきましょう。
・お酒のトラブルで職場の人に迷惑をかけてしまった
・財布を落としてひどく後悔した
・大好きだった恋人に振られてしまった
いろいろなシーンを思い出してつらくなるかと思いますが、失敗しない人間なんていませんし、状況や環境によってそれらは左右されますから、一概に自分だけが悪いということもほとんどないはずです。
大事なことは、やらかしてしまった自分を受け入れて前に進むことなので、自分を過度に責めることなく生きていきましょう。
なお、紙に書き出す認知行動療法は「エクスプレッシブライティング」と呼ばれており、こちらについては以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
罪悪感を覚えない行動を取るように心がけよう
今回は、自分の取った行動を後悔しなくなるようなマインドセットの作り方、そして取るべき行動について解説しました。
・自分の中で軸を決めて行動する
・他人や周りの雰囲気に流されない
・セルフコンパッションを行い、過去のトラウマと向き合う
「自分がしてしまったことを反省し、次はやらないように気をつける」といった心がけはもちろん大事なことですが、ふとした瞬間にマナー違反をしてしまうことも珍しくありません。
「みんなやってるし…」「これくらいなら平気でしょ?」と思いがちですが、何かに怯えながら生活するのは想像以上のストレスなので、ルールを守って暮らしましょう。
なお、以下の本も参考になりますので、こちらも併せてチェックしてみてください。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。
それではまた!