会社のお局さんが何かにつけてマウントを取ってくるんだよね…
先輩の話って、なんかいつも自慢話が多くて聞くのがつらいよ…
先輩や上司、ママ友や同僚など、誰かの話を聞いているとき、どうしても自慢に聞こえてしまうときがありますよね。
今までにすごい結果を残してきたり、輝かしい経歴を残してきたりしている方は、知らず知らずのうちに自慢話が入っていることも少なくありません。
今回は、お局さんから愚痴や自慢話を聞かされてしまったときに役立つ対処法や、うまく切り抜ける方法などを紹介していきます。
目次
説教や愚痴が長いお局さんの特徴
まず、お局さんと呼ばれてしまう人の特徴から紹介していきます。
以下のポイントをチェックし、自分の上司や先輩の話を聞いてみてください。
話が長いことに気づいていない
この間海外の◯◯に旅行に行ってさ…
最近彼氏ができて、それがモデルの◯◯に似ててかっこいいの!
聞かれてもいないのに、突然こんな話を切り出されたら、少しモヤっとしてしまいますよね…
ここまであからさまに言う人は少ないかとは思いますが、少数ではあるものの、一定数存在するのが事実です。
本人に悪気はない
断定することはできませんが、おそらく本人には悪気はありません。
単に事実を伝えているのだけかもしれませんし、こちらの受け取り方が卑屈になっている可能性も否定できません。
他人を変えることはできないので、ストレスが溜まる場合は早々に切り上げる必要があるといえます。
お局さんの長い説教・愚痴を回避する方法
ここからは、やっかいな局さんから逃れるための方法について解説していきます。
以下にご紹介する方法はいずれも比較的簡単にできるものが多いので、自身の状況に合わせて実践してみてください。
長い話に興味を示さない
もし自慢話が始まってしまったときは、必要最低限のリアクションを取りつつ、右から左に受け流してしまいましょう。
・へーそうなんですね!
・さすが、すごいですね!
・やっぱり先輩には敵いませんね笑
つまらない話や聞いていて嫌な気分になるようなマウント話をされたときは、これらのセリフ活用して受け流します。
逆に、仲良くなりたい相手であれば、バックトラッキング(オウム返しのこと)をしてから深掘りし、会話を広げていくのが有効です。
A:最近、◯◯っていう映画を観たの。
B:そうなんだ、◯◯を観たんだね。どんな感じだった?
好きな人や憧れの先輩と話す際は、相手の言ったことを軽く繰り返し、それに関連付けた質問をしてみてください。
会話をしたくない雰囲気を醸し出す
嫌いな人や自慢話ばかりする先輩が相手なら、軽く相槌を打つ程度に留め、さらにこちらからの質問は控えます。
あえて興味を持たず、会話を終わらせるような雰囲気を作っていきます。
軽く返事をしてそのままフェードアウトさせれば、どんな相手でも次第に話す気をなくしていくでしょう。
相手を観察する
先ほど「会話をしたくない雰囲気を作る」とご紹介しましたが、何も返事をしないで無視を決め込むのは失礼にあたりますし、今後の仕事に影響が出てしまうおそれもあるので、様子を見ながら会話を続けていく必要があります。
相手の声のトーンが下がり、テンションも落ちてきたら、自然な感じでその場から離れましょう。
また、仕事中なら目の前の作業に集中する、休憩中ならトイレに行くフリをして避けるのもおすすめです。
あまり波風を立てないように、自分に合った方法で切り抜けていきましょう。
お局さんとの付き合い方
お局さんの自慢話や愚痴に付き合わなくなると、場合によってはその人から嫌われてしまうかもしれません。
ちょっとトゲのあるような言い方をされるだけで済めばいいのですが、なかには陰口やいじめなど自身を攻撃してくる人も少なくありません。
仕事に支障が出ないように注意
お局さんを極端に避けるような態度をしてしまうと、場合によっては今後の仕事に影響が出てくるおそれがあります。
もしそのような状況になると、たとえ好きな仕事であっても辞めざるを得なくなるかもしれません。
しかし、自慢やマウントに付き合うのもストレスが溜まります。
このようなときは、あえて一人の時間を作って「どんな風に生きたいのか?」を考える必要があります。
自分の心に素直になる
上司や先輩のご機嫌を取ってでも出世したい、今のポジションを維持したいという場合なら、あえて愚痴や自慢話に付き合う必要があるのかもしれません。
しかし、精神的にも限界で、出世よりも今の状況から抜け出す方が優先であれば、勇気を持って距離を取るようにしてみてはいかがでしょうか。
いくら人付き合いは大事といっても、シンデレラと意地悪な姉達のような関係になる必要はないですからね。
・雑談などを控え、必要最低限の報告・連絡・相談に留める
・定時になったら迷わず帰宅する
・ランチの誘いを断る
自慢話を聞いてあげるのも良いですが、しかしそれが続いては限界が来てしまうので、適切な距離を保って仕事をするという方法を頭に入れておく必要があります。
怖いかもしれませんし、勇気が持てないという方もいるかもしれませんが、できる範囲で今の状況を見直していきましょう。
なお、「自分の状況を知る」のは意外と難しいもので、この場合「クリティカルシンキング」(多角的な視点を持って考える思考法)を持って考えることが重要です。
「クリティカルシンキング」については以下の記事で詳しく解説していますので、興味をお持ちの方はぜひ読んでみてください。
説教や愚痴が長くならないようにする対策
説教や愚痴が長いお局さんにあたってしまうのは避けられないことかもしれません。
しかし、知らないうちに自分自身がやっかいな「お局さん」と呼ばれてしまう可能性もあります。
以下のポイントを押さえて会話を行い、後輩・部下と良好な関係を築きましょう。
過去の自分と比べる
昔の自分はポンコツ社員として有名だったけど、周りの人たちが支えてくれたおかげで続けてこれたんだよ。
このように、他人と比べるのではなく過去の自分と比べて話すことで、聞いていて嫌になる自慢話にならなくなります。
また、自己紹介や面接の際、自己開示や自己アピールは必要で、上記の話し方を意識できると相手に好印象を持ってもらうことができます。
聞かれていないことは話さない
上司や先輩の立場になると、不要なアドバイスなど聞かれてもいないことを話してしまいがちです。
しかし、これは単なる「お節介」で、場合によっては相手が引いてしまうおそれがあるので注意してください。
また、無意識に周りの誰かと比べるような話題を振ってしまうのもNGです。
・いつまでやってるんだよ。同期の◯◯を見習ってもっと早く仕事をできるようになってよ
・まだ◯件しか契約取れてないの?◯◯みたいに気合い入れろよ!
上記のようなアドバイスをしてしまうと、次第に部下や後輩から距離を置かれるようになります。
知らないうちにプレッシャーを与えてしまうことになり、良好な関係が築けなくなるおそれがありますので、相手目線になって話すことを忘れないようにしてくださいね。
自慢話をする人とは距離を取ろう
今回は、お局さんから愚痴や自慢話を聞かされてしまったときに役立つ対処法や、うまく切り抜ける方法などをご紹介しました。
・マウントを取られたときや自慢話をされたときは、軽くリアクションだけして話を終わらせる雰囲気を作る
・「自慢話に付き合ってでも仕事をする必要があるのか?」を考えて、今後の身の振り方を決める
・自分自身がやっかいな「お局・上司」とならないよう注意する
正直いって、自慢話やマウントを取ってくるような人とはなるべくなら関わりたくありませんよね…
仕事の場合、距離を取ることは難しいかもしれませんが、なるべくなら会う頻度や連絡の回数を減らしたいものです。
働きやすい環境を整えて、ストレスを溜めないように工夫していきましょう。
また、こちらの書籍も参考になりますので、よければチェックしてみてください。
今回もご覧いただきありがとうございました。
それではまた!