【ブラック企業あるある】キレる上司への向き合い方・ADHDならではの対処法

サラリーマンの大敵として、「キレる上司」を挙げる方も多いのではないでしょうか。

 

「大声を出す」などどうキレるかは人それぞれですが、なかには心に大きな傷を負わせるような言い方をする上司もいるので注意が必要といえます。

 

【本記事はこのような人におすすめ】

・職場にキレる上司がいる人

・怒られることが苦手な人

 

今回は、上司からの注意・叱責などに悩んでいる方に向けて、会社で働くときに押さえておきたいメンタルの保ち方や、怒られたときの対処方などについて解説します。

上司に怒られることで失われるもの

僕はADHD(注意欠陥多動性障害)の診断を受けており、注意力が非常に低いため、毎日「ミスをしないか」「失言しないか」といった点を強く意識しながら働いています。

 

できれば平穏無事に日々を過ごしたいと思っているのですが、なかなかそうはいきません…

 

上司や先輩に怒られると、主に以下のようなものが失われるといわれています。

 

【上司や先輩に怒られることで失われるもの】

・生産性

・具体的な対策を考える機会

・自己肯定感

 

生産性

「上司や先輩に怒られると、委縮して何も考えられなくなるんだよ…」と悩む方も多いでしょう。

 

一般的に、上司や先輩に怒られると、通常時に比べて生産性が約6割下がるといわれています。

 

さらに、怒られている人の周りにいる方の生産性も3割ほど下がるとされているので、人前で怒るのは、生産性の面から見れば非常に無意味なことだといえるでしょう。

 

具体的な対策を考える機会

ミスをしてしまったことに対し、謝罪をして対策を考えることは重要です。

 

しかし、怒られることによって萎縮し、冷静に考えることができなくなってしまう方は、決して少なくありません。

 

今後の対策についてきちんと上司と話し合えない場合、大事なクライアントからの信頼を損ねてしまうおそれがあります。

 

自己肯定感

そもそも、ミスは組織の仕組みや上司からの指示、担当する仕事量といった要因がすべて合わさって発生するものです。

 

しかし、上司に一方的に叱責されてしまうと、「自分がダメだからミスしたんだ…」と思い詰めてしまうでしょう。

 

 

これではモチベーションや集中力が下がり、再度ミスをしてしまう可能性が高くなってしまうので、「自分だけが悪い」と思い込まずミスの再発防止に努めることが重要といえます。

 

【ADHD体験談】上司から怒られないためにやるべきこと

人間である以上、ミスをゼロにすることはできません。

 

しかし、ミスをなくす工夫をしたり、上司に相談したりするなどして、なるべくミスが起きないような仕組みを作る必要はあるといえます。

 

以下の2つは、ADHDの僕が意識してやっている「工夫の例」なので、「試す価値がありそう…」だと思う方はぜひチェックしてみてください。

 

【上司からの叱責を回避するためにやるべきこと】

・ツールを使う

・ダブルチェックしてもらうようにお願いする

 

ツールを使う

ADHDである以上、抜けや漏れなどのケアレスミスは、やはりどうしても起こってしまうものです。

 

定型発達者なら注意力を高めることで対策できるかもしれませんが、僕は注意力も集中力も人並み以下なので、「ツール」など自分以外の「何か」に頼るようにしています。

 

【ツールを使ったミスの防止策】

「Googleスケジュール」にすべての予定を書き込む

・上司からの指示は逐一「Teamsのマイチャット」に残し、その後「Outlookのマイタスク」に期限と一緒に入力する

・Googleドキュメントの「校閲機能」を活用して誤字脱字を防ぐ

 

なお、僕のダメな点として、「ツールの使用」そのものを忘れてしまうことが少なくありません。

 

そのため、あらかじめ「◯◯ツールを使用する」といった文言を記した「オリジナルの手順書」を作るようにしています。

 

オリジナルの手順書を見ながら進めていけば、「危ない危ない◯◯ツールを使ってチェックするんだったな」といったように、注意力散漫による工程漏れを防ぐことができるようになるので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。

 

ダブルチェックしてもらうようにお願いする

書類の誤字・脱字気になる方は、周りの人にチェックしてもらうようにお願いしてみましょう。

 

しかし、「忙しすぎてチェックしてもらえない」「そもそも頼れる人がいない」ということもあるでしょう。

 

このような場合、「時間を空けてチェックする」といった方法がおすすめです。

 

【時間を空けてチェックすることのメリット】

・誤字脱字の発見率が高まる

・新たなアイディアが浮かびやすい

 

時間を空けることで、「より新鮮な視点」で書類や資料を見れるようになります。

 

僕自身、1時間前・昨日・1週間前には発見できなかったミスに気づけたという経験を多々してきました。

 

また、「この表現の方がわかりやすいな」といったように、新たなアイディアが浮かんできたことも多々あります。

 

ただし、上記の「時間を空けてチェックする」という方法は、締切間際のほか、クレーム処理のような緊急時には使えないので、「ある程度余裕があるタスク」を処理する際に試してみることをおすすめします。

 

上司に怒られたときにやってほしいこと2選

 

最後に、上司に怒られたときにやってほしいことを2つ紹介します。

【上司から怒られてしまったときにやるべきこと】

・反論せず、冷静にアクションを起こす

・前頭前野を休ませる

 

長時間怒られてしまうと、身体はもちろん心もクタクタになってしまうため、事前に自分なりの対策を練っておくようにしましょう。

 

反論せず、冷静にアクションを起こす

上司に怒られた際に勢いで反論してしまうと、「私に逆らったやつ」と認識され、今後の仕事がやりづらくなるおそれがあります。

 

一方、きちんと反省して対策を講じれば、「ミスをしたときも冷静に対処できる人」と思ってもらえるかもしれません。

 

【つい言い訳や反論をしてしまう方におすすめの方法】

・報告、連絡、相談は基本文章ベースで行う

・口頭で報告をする必要がある場合、あらかじめ内容を紙に書き出し、感情を抑えつつ端的に話す

 

報告をスマートに終わらせて、今後実施する具体的なアクションの方に時間と労力を割くようにしましょう。

 

前頭前野を休ませる

上司からの強い叱責などによって身体に過度なストレスがかかると、脳の中にある前頭前野が疲弊してしまうことになります。

 

前頭前野は主に理性を司っている箇所で、そこに処理しきれないほどの負担がかかると、強い衝動・欲求などが制御できなくなってしまうため注意が必要です。

 

【前頭前野が疲れているときにやりがちな行動の例】

・暴飲暴食

・夜更かし

・過度な飲酒

・長時間のスマホ使用

 

睡眠不足になるほか、胃腸や肝臓、身体のいたるところが弱ってしまうようになります。

 

上司から怒られた日は、「好きなものを食べる」「カラオケに行って思う存分歌う」など、可能な限り自分自身を労るようにしてくださいね。

 

キレる上司には気をつけよう

今回は、上司からの注意・叱責などに悩んでいる方に向けて、メンタルを保つ方法や上司との付き合い方などについて解説しました。

 

・自分だけが悪いと思い込まない

・仕組みやツールでミスを防ぐ

・良質な睡眠を取り、心身ともに休ませる

 

僕自身、上司から怒られてばかりで嫌になることも多いのですが、なるべく「同じミスをしないためにはどうすればいいのか?」を考えるようにし、ミスの防止に努めています。

 

もしミスをしてしまった際は、ダメな自分を受け入れつつ「今後どうするか?」だけを考えるようにしてくださいね。

 


 

 




 


 

 


 

上記の書籍も参考になりますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

 

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

それではまた!

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