【ルッキズム】周りの目が気にならなくなる自分になる方法とは?

体型や肌など自分の外見に自信が持てないと、学校や会社などで人に会うのがおっくうになりますよね。

 

最近は「ルッキズム」と呼ばれる言葉がよく聞かれるため、よりいっそう自分のコンプレックスを気にしてしまう方も多いでしょう。

 

【本記事はこのような悩みを持っている方におすすめの記事】

・自信を持って人に会いたいけど、コンプレックスが気になっておどおどしてしまう…

・周りからどう思われているか気になって仕方ない…

 

今回はメンタルヘルスの観点から、人の目を気にせず行動できるようになるポイントや、自分の見た目に自信を持てるようになる方法について解説しますので、参考にしてみてください。

ルッキズムとは

ルッキズムとは、人の価値を外見だけで判断する差別的な考え方や言動のことを指す言葉で、「Looks」(見た目)と「ism」(主義)の2つを組み合わせた造語でもあります。

 

ルッキズムは、自分や他人の「外見」を最も重要視する考え方であり、なかには容姿を理由に差別的な言動を取る方も少なくありません。

 

人の見た目にケチをつけるのは非常によろしくない行為であるほか、場合によっては深刻な事件につながるおそれがあるので、最近はルッキズムに対し警鐘を鳴らす方が増えている傾向にあります。

ルッキズムが無視できない理由

先述したように、行き過ぎたルッキズムはよろしくありませんが、一方で「まったく気にしない」「人はすべて中身が大事」という人も少数派でしょう。

 

ルッキズムが無視できない理由として、主に以下のようなものがあります。

 

【ルッキズムが無視できない主な理由】

・自分よりもかっこいい人・かわいい人の存在が身近になっているから

・承認欲求と隣り合わせだから

 

自分よりもかっこいい人・かわいい人の存在が身近になっているから

You TubeやインスタグラムなどのSNSを使い、自分の好きなことを発信している方は、比較的容姿が整っているケースが往々にしてあります。

 

ファンとしてチェックする分には問題ありませんが、ライバル視したり自分と比べたりしてしまう場合、ルッキズムの負の側面に巻き込まれてしまう可能性があるため注意が必要です。

 

【つい比較してしまうインフルエンサーの特徴】

・顔が整っている

・スタイルが良い

・細マッチョ

・メイクがうまい

・肌や髪ががきれい

・指や脚、腕など身体の一部分がすてきに見える

 

他者との比較は終わりのない旅のようなものです。

 

その都度自己肯定感が下がるほか、貴重な時間も失ってしまうことになるので、基本的に避けるべき行為といえます。

 

承認欲求と隣り合わせだから

容姿が整っている方は、会社や学校などのリアル世界だけでなく、InstagramやYouTubeといったSNS上でも「憧れの的」になり得ます。

 

「かわいくなりたい」「引き締まった身体になりたい」という気持ちは行動のエネルギー源となるため大事ですが、一方で「過度な承認欲求」を求めるきっかけにもなるので気をつけたいところではあります。

 

【過度な承認欲求を求めるのがダメな理由】

・無理をしてしまうから

・ちょっとのことで落ち込んでしまうから

・他人に優しくなれなくなってしまうから

 

たとえばダイエットの場合、「無理なダイエットをして体調を崩してしまう」ケースが少なくありません。

 

また、「がんばっているのに体重が落ちない」場合、その落ち込み具合は想像のはるか上をいくことになるでしょう。

 

さらに、「自分はこんなにがんばっているのに痩せない…でも同じ職場の◯◯さんはスリムな体型を維持している…」など、怒りの矛先が他人に向いてしまう可能性があるため、「承認欲求ファースト」の行動には注意が必要といえます。

 

ルッキズムの影響を最小限にする方法

ルッキズムの影響を最小限にする方法は、主に以下の3つです。

 

【ルッキズムの影響を最小限にする方法】

・自分の好きではないポイントを書き出し、無理のない範囲で改善していく

・共通の人間性を取り入れる

・つらい感情にコンパッションを与える

 

すぐに自分を変えることは難しいので、自分のペースで少しずつ取り組んでいきましょう。

 

自分の好きではないポイントを書き出し、無理のない範囲で改善していく

まず、手元にあるノートやスマホのメモ帳などに、自分の好きではない特徴を書き出していきましょう。

 

【僕の好きではないポイントの例】

・鼻先などにニキビがある

・頬にニキビ跡が残っている

・ほうれい線が目立つようになってきている

・全体的に薄毛になっている

・シワやシミなどが増えてきている

 

上記は僕の例で、20代のころにはない悩みも増えるようになりました。

 

慢性的な長時間労働生活を送っていた影響で、常に睡眠不足・栄養不足の状態でしたから、ある意味仕方のない結果ともいえます…

 

しかし、つらい気持ちときちんと向き合い、無理のない範囲で少しずつ改善していくことが重要です。

 

【改善に向けての行動例】

・皮膚科に通う

・ダーマペンの施術を受け続ける

・日焼け止めを塗る

・身体を清潔に保つ

・規則正しい生活を送る

・栄養バランスが整った食事を続ける

・AGAの薬を飲み続ける

 

僕の場合は主に「皮膚」と「髪」がネックで、皮膚科やAGA外来での治療・服薬を続けています。

 

人によっては「運動」「断酒」「食事管理」といった行動が必要になるかもしれませんので、「自分にとって何が必要で、どんな行動を取ればいいのか」を考えるのは非常に有意義なことだといえるでしょう。

 

共通の人間性を取り入れる

先ほど挙げた「自分の好きではない特徴」を見ながら、「共通の人間性」について考えていきましょう。

 

共通の人間性は、「完璧な人間なんていない、どんな人でも悩みはあるもの」という意識を持ち、自分の悩みを認めて前に進んでいくことを目的に行う「セルフコンパッション」の要素のひとつです。

 

これを取り入れることで、一般的な悩みや不安であれば、そのつらさが徐々にやわらいでいくようになります。

 

「共通の人間性」を考える際のポイント

元々人は不完全な生き物なので、悩みや不安がまったくない人というのはほぼいません。

 

また、「コンプレックスとなり得るものなんてないよ」という人もいないでしょう。

 

みんなが悩んでいることなら自分も悩んで当たり前と思い、以下のようなセルフトーク(自分との対話)を行うことで、今の悩みが軽くなるというわけです。

 

【共通の人間性を導くセルフトークの例】

・きっと周りの人も同じように悩んでいるよ

・自分だけじゃないから深刻に考える必要もないよ

 

自分を責めず、ありのままの状況を受け入れていくことが重要です。

 

つらい感情にコンパッションを与える

自分が持っている欠点を含め、今の自分を受け入れられるよう、やさしい言葉・許しを与える(コンパッション)ような言葉をかけていきます。

 

なかなか難しいかと思いますが、なるべく心が軽くなるような言葉で慰めていきましょう。

 

【コンパッションを導く声掛けの例】

・ニキビがあってもきちんとケアすれば自然に消えるよ

・メイクで隠せばそこまで目立たないよ

・自分のコンプレックスを認めてくれる人と過ごそうよ

・コンプレックスはあるけど、とりあえず毎日健康でいられるだけで十分じゃない

 

これらは全部自分だけの責任ではないはずですが、やはりまじめな人ほど自分自身を追い詰めてしまい、体力的・精神的に無理な行動を取ってしまうケースが少なくありません。

 

 

コンプレックスの解消には時間がかかることが通常なので、半年~1年単位で経過観測していくことをおすすめします。

 

なお、セルフコンパッションについては以下の記事でも詳しく解説していますので、こちらもぜひチェックしてみてください。

 

【過去に縛られない】自分と向き合うときに役立つセルフコンパッションのやり方とポイント

 

ルッキズムに振り回されずに自分の人生を歩んでいこう

今回は、人の目を気にしてしまう理由や、自信を持って行動できるようになる方法などについて解説しました。

 

・自分について正当に評価する

・自分の好きではない特徴を書き出し、無理のない範囲で改善していく

・共通の人間性を取り入れて自分自身を慰める

・つらい感情を抱いている自分にコンパッションを与える

 

昨今、ルッキズムの影響を強く受けてしまい、自分に自信を持てなくっている人が増えてきています。

 

自分の外見を気にすること自体は悪くありませんが、そのせいで自分の人生がつまらなくなってしまっては元も子もないでしょう。

 

現状を受け入れつつ、そのうえで「今の自分にできることをやってみよう」という意識で行動するのが大切なので、お困りの方はぜひ実践してみてください。

 


 

 





 


 

 

上記の書籍も参考になりますので、こちらも併せてチェックしてみてください。

 


今回もご覧いただきありがとうございました。

 

それではまた!

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