【適応障害体験記⑦】身体的につらかった「肩こり」の症状・解消法について

僕は以前、メンタル疾患のひとつである「適応障害」と診断されたことがあります。

 

今まで感じたことがないような「やる気の低下」「だるさ」などに加え、「肩や首の痛み」といった症状にも悩まされてきました。

 

肩こりや首の痛みは現代人にとってもはや当たり前の症状ともいわれていますが、適応障害になると痛みの程度がかなり増していき、当時はまるで重い鉛を背負っているかのような思いをしながら生活を送っていました。

 

【本記事はこのような悩みを抱いている方におすすめ】

・肩こりなんて誰にでも起こる症状だけど、私の場合はどうなんだろう?

・つらい肩こりを改善させる方法ってないのかな?

 

今回は、適応障害の症状のひとつでもある「肩こり」について解説します。

 

具体的な対処法や、つらいときを乗り越えるためのコツなども紹介していきますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

適応障害の肩こりは別物

子どもから大人まで幅広い世代の人が悩む肩こりですが、適応障害となるまでは、そのつらさもそこまで大きなものではありませんでした。

 

僕の場合もおそらく一般的なつらさであり、軽いストレッチや運動をすることで回復させることができていました。

 

しかし、当時は肩こりのことについて考えない日はないほどやっかいなものになっており、ひどいときは激しい頭痛や吐き気などに襲われてしまうことも少なくありませんでした。

 

【適応障害のときに感じていた「肩こり」についての心情】

・眠れないし頭も痛いし肩こりってこんなにつらかったっけ…?

・もはや仕事どころじゃない…

・何もしていないときでも痛みを感じる…

 

実際には、上記のような言葉では表現できないほどの痛みと格闘しながら生活していました。

 

肩こり以外の症状

僕の場合は「肩こり」が顕著に現れていましたが、人によっては以下のような症状に悩まされることがあります。

 

【適応障害だとわかりにくい症状の例】

・頭痛

・目の奥の痛み

・不眠

 

僕も「不眠」には少々悩まされていましたが、肩こりに比べればそれほど大きな問題ではありませんでした。

 

適応障害になった方の体験記をいくつか読んでみましたが、やはり現れる症状はそれぞれ異なっており、あらためて「人によって現れる症状が違うんだ…」ということを実感しています。

 

なお、一般的な風邪の症状や、疲労・自律神経の乱れなどによって現れる不定愁訴と間違われる可能性があるので、不安な方はセカンドオピニオンとして「メンタルクリニック」への受診をおすすめします。

 

適応障害以外の方にもおすすめしたい「肩こりの対処法」

肩こりといってもその原因は多岐にわたり、先述した「適応障害」が原因となっていることもあれば、別の要因によって引き起こされているケースも少なくありません。

 

むしろ、骨盤の歪みや猫背のほか、長時間同じ姿勢と取るなどして「肩こり」が発生するというのが一般的な見解でしょう。

 

以下に、僕自身「効果があったな」と思えた肩こりの解消法を挙げていきますので、お悩みの方は参考にしてみてください。

 

【適応障害になってから気づいた「効果的な肩こりの解消法」】

・肩を動かす

・身体を鍛える

・マッサージボールやマッサージガンなどの道具を使う

 

肩を動かす

僕は最初、肩こりの解消には「肩揉み」が有効だと思い、ひたすら肩や首の周辺を揉みほぐしていました。

 

たしかに痛みは軽くなりますが、それも少しだけしか続かず、すぐに痛みがぶり返してきてしまいます。

 

肩こりの根本の原因は、主に以下の2つだとされています。

 

【主な肩こりの原因】

・筋肉が弱っている

・筋肉がうまく働いていない

 

たとえば、勉強や食事、パソコン作業などを続けていくと、次第に肩の周辺が固まっていきます。

 

そうなると脳は「何か異常があるから動かない」という錯覚を起こし、痛みとなって身体に知らせます。

 

このよう仕組みから、たとえ肩そのものに異常がなくても肩こりが起こってしまうので、「長時間のPC作業」「慢性的な運動不足」の2点に心当たりがある方は、積極的に肩を動かすことで肩や首周りの痛みを解消させることが可能といえるでしょう。

 

身体を鍛える

もともと僕は運動が好きで、学生時代からテニスやランニングなどを行っていましたが、今は怪我や仕事の影響で特定のスポーツは控えるようにしています。

 

ただ、運動不足にならないよう、週に20キロほど近所の遊歩道を走るようにしており、これがかなりの肩こり解消につながっていると実感しています。

 

【ランニングによって得られる主なメリット】

・代謝の向上

・心肺機能の向上

・ストレス解消

・ビタミンDの生成(外走りのとき)

・肥満防止

 

走ることで肩が自然に動くので、無理のない肩こりの解消¥が叶います。

 

ほかにもジャンプして腕立てという動作を4分間行う「HIIT」や、両肘を床につけて同じ姿勢を保つ「プランク」など、いろいろな運動を少しずつ日常生活に取り入れています。

 

身体を鍛えることは、「気分がスッキリする」など肩こり解消のほかにもさまざまな良い影響をもたらすことが科学的にも明らかになっているので、できる範囲で続けていくことが重要だと考えています。

 

マッサージボール・マッサージガンを使う

直接的に肩を揉んでもさほど効果が出ませんでしたが、「トリガーポイント」を押すことで肩の血行が良くなると感じています。

 

腰や膝など、身体の中にはたくさんのトリガーポイントがあり、その場所を押すことによって効率良く痛みを改善させることができるので、時間があるときが指でグリグリと押すようにしています。

 

【トリガーポイントを押す際に意識すべきこと】

・がっちりはまると涙が出るほどの痛みが生じる

・探し当てるまで少々苦労する

 

人によって異なりますが、5分ほど刺激するだけでも肩や首の痛みは軽くなると思うので、痛みが苦手でなければ試してみてください。

 

このとき、手や指で押すと痛めてしまうので、マッサージボールマッサージガンを使うのがおすすめです。

 

上記2つのものは僕も実際に使っていますが、手が届かない、あるいはうまく力が入らないところにあるトリガーポイントにアプローチできるため、非常に良いなと実感しています。

 

 


肩こりを悪化させないために

昔言われていた「三種の神器(冷蔵庫・テレビ・洗濯機)」のように、今ではスマホやパソコンは日々の生活に必要なものであり、さらにスキルを高めるには使用時間も増えてしまいます。

 

またブルーライトの影響もあり、なるべく使う時間を減らしていければ良いなとは思いますが、これはなかなか難しいことだと思います。

 

だからこそ、自分にできる範囲でさまざまな方法を試していき、随時つらい肩こりの緩和に努めていくというのがベターな解決法といえるでしょう。

 

適応障害の肩こりは甘く見てはダメ!

今回は、適応障害で現れる症状のひとつの「肩こり」について解説しました。

 

・適応障害によって肩こりが悪化してしまうことがある

・ストレッチだけでなく運動を取り入れて改善させる

・マッサージボールやマッサージガンを使う

 

肩こりや首の痛みは誰しも悩むものですが、適応障害が原因でより痛みが悪化することも珍しくありません。

 

逆に言えば、普段とは違った痛みが生じている場合、もしかしたらメンタル疾患の可能性があるともいえます。

 

なかなか改善されない肩こりでお悩みの方は、どうか無理をせず自分の身体を休ませることを優先させてください。

 


 

 


 


 

 

上記の書籍も参考になりますので、ぜひ併せてチェックしてみてください。

 

今回もご覧いただきありがとうございました!

 

それではまた!

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