【ぼっち対策】職場で浮いてしまったときに取り組むこと・頼れる人

普段の態度や言葉遣い、仕事の成果などが他者の反感を買い、職場全体で浮いてしまうことは多々あります。

 

基本的に仕事は周りの人たちと協力して行うものであり、職場で浮いてしまうとさまざまなデメリットが生じます。

 

【本記事はこのような悩みを持つ方におすすめ】

・上司にも先輩にも嫌われている…

・休職して復職したら周りから腫れ物扱いされた…

 

今回は、職場で孤立してしまったときの対処法、孤独に対する考え方などについて解説します。

 

また、周りの人が孤立してしまわないように心がけるポイントも併せて紹介していきますので、お悩みの方は参考にしてみてくださいね。

 

職場で孤立してしまったときにやること

「よくわからないけど、周りの人に避けられているかも…?」と思う方は、以下のことを実施してみてください。

 

【職場で孤立してしまったときにやること】

・心身のエネルギーを回復させる

・自分に非があれば謝罪する

・休職を視野に入れて行動する

・一人の世界を大切にする

 

心身のエネルギーを回復させる

職場で孤立しまったとき、多くの人が悩み、自分を責めてしまうようになりますよね。

 

しかし、自分を責めても問題解決にはつながらず、ふさぎ込んだ気持ちはどんどん大きくなってしまうので、なるべく職場で過ごす時間を減らしていく必要があります。

 

【職場で過ごす時間を減らすのに有効な対策】

・有給を取る

・在宅勤務ができないか相談する

・定時に上がる

 

職場環境によっては難しいかもしれませんが、自分にとってストレスが溜まる環境に居続ける時間を減らすことができれば、心のエネルギーがちょっとずつ回復していきます。

 

心の状態が戻ってきたら、今度は上司や先輩に相談し、自分に何か落ち度があったのか、改善できることはないかなど相談しましょう。

 

自分に非があれば謝罪する

もし自分が周りを不快にさせる行動を取っていた場合、謝罪して改善することが重要です。

 

逆に、単なるいじめやパワハラであった場合、そこで仕事を続けていくことは難しいかもしれません。

 

「敵意帰属バイアス」というバイアス(たとえ善意による行動・指摘でも「攻撃」と感じ、特定の人を嫌ってしまう思い込みのこと)を持っている人も多く、そのような人から一方的に批判されてしまうケースも珍しくないからです。

 

【いじめやパワハラに遭っている方に持っていてほしい考え方】

・今回はたまたま運が悪かっただけ

・別の会社ならスムーズに馴染める可能性がある

 

「自分は価値がない人間だ…」と落ち込む心配は不要なので、自信を持って行動していきましょう。

 

休職を視野に入れて行動する

孤立した状況が続き、体調を崩してしまって精神科などを受診した場合、担当の医師に休職することを提案されるケースが多くあります。

 

しかし真面目で責任感が強い方の場合、休職することに抵抗を持ってしまうでしょう。

 

【まじめな方がよく思っていること】

・休んだら職場に迷惑をかけてしまうのでは?

・キャリアに傷がついてしまうのでは?

・使えないやつと思われたくない!

 

いくら「心配しないで休んでほしい」と医師やカウンセラーの方から言われても、将来のことが気になり躊躇してしまう方も珍しくありません。

 

しかし、休むことが症状を回復させる有効な手段であることに異論を唱える人はほぼいません。

 

医師やカウンセラーの方も、患者さんが安心して休養できるよう、会社にアプローチしてくれるので、悩んでいる方は一度休職することをおすすめします。

 

一人の世界を大切にする

何をしても改善されず、1ヶ月〜1年など長期にわたって無視されてしまうケースも珍しくありません。

 

しかし、一度孤独になってみると今まで全然気づかなかったようなことがわかってくるようになります。

 

【自分の内面と向き合うことで思い浮かぶこと】

・どうして私は周りの人のことばかり気にしていたんだろう?

・むしろ一人でいた方が気が楽かも?

・このまま今の仕事を続けていってもいいのかな?

・疎遠になっていた両親に連絡を取ろうかな?

 

視点が「他人」から「自分」に移ることで、残りの人生をどう生きるのかを深く考えることができるようになります。

 

仮に退職することになっても、それがその人にとって必要なことだとしたら、良い意味での資産になります。

 

 

孤独になることを避ける方も多いですが、新しい自分に気づくチャンスともいえるので、一人の時間を大切に過ごすようにしてください。

 

職場で孤立したときに活用したい「産業心理カウンセラー」とは?

「産業心理カウンセラー」は、基本的にひとつあるいは複数の会社と契約を結び、そこに勤める社員のメンタルをケアする人のことを指します。

 

仕事人生にかかわるさまざまな人との調整役、あるいは橋渡し役を担う方ともいえるでしょう。

 

ただし、規模が小さい会社の場合、産業心理カウンセラーと契約していないことも珍しくないため、「使ったことがない」「存在すら知らない」という方も多くいらっしゃいます。

 

組織の構造

基本的に、50人以上の職場では、産業医を中心とした保健衛生チームが組まれています。

 

【保健衛生チームの主な構成員】

・産業医

・保健師

・看護師

・衛生管理者

 

なお、保健衛生チームが組まれていない場合には、EAP(従業員支援プログラム)地域の産業保健推進センターなどが利用可能です。

 

産業心理カウンセラーの主な仕事

産業心理カウンセラーは、先述したEAPや地域の産業保健推進センターといった機関と連携しつつ、社員である患者さんのメンタルケアを行います。

 

また、これらと同時に上司との調整も進めていきます。

 

患者さんのプライバシーを守りつつ、上司に理解や協力を求めるように粘り強く交渉するのが一般的です。

 

人命が第一優先

いくらプライバシーが重要だといっても、患者さんに自傷他害(自分や他人を傷つける行為)をする可能性がある場合、人命を優先させて、警察や家族などと連絡を取ります。

 

メンタルを改善させるだけでなく、組織と個人の両者の立場に立って、さまざまな問題を処理するのが産業心理カウンセラーの仕事です。

 

なお、多くの産業心理カウンセラーは患者さんの気持ちに寄り添って話を聞いてくれます。

 

【患者さんとの会話の例】

・話しづらいのはとてもわかりますが、守秘義務がありますので、安心して話してくださいね

・話しづらいと感じていることがあれば、どんなことでもおっしゃってください

・何か不安なことはありますか?

・たしかに心配なことも多いかと思いますが、今の状況を教えていただけないでしょうか…

 

親身になって話を聞いてくれるため、もし利用できる環境にいる方は心を開いて相談してみましょう。

 

職場で孤立するのはあなただけのせいじゃない

今回は、職場で孤立してしまったときの対処法や、孤独に対する考え方などについて解説しました。

 

・エネルギーを回復させることに意識を向ける

・休職する勇気を持って後悔のない判断をする

・孤立することで見える世界を大切にし、自分と向き合う時間を増やす

 

僕自身、新卒で入った会社で孤立してしまったことがあり、とても苦しい経験をしました。

 

また、体調を崩し、社会との関係がなくなってしまった時期もあり、当時はまるで自分の存在がなくなってしまったかのように思えました。

 

しかし、そこで自分と向き合えたことは、決して悪いことではなかったと捉えています。

 

職場で孤立してしまったときは、頼りになる方に相談しつつ、場合によっては休職・転職なども視野に入れて行動してみてください。

 


 


 

不安な方は、本記事の内容に加え、上記の書籍もチェックしてみてくださいね。

 

今回もご覧いただきありがとうございました。

 

それではまた!

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