注意不足によるミスが続いてしまうと、自分の中にある自責の念がどんどん大きくなってしまい、これからの働き方がわからなくなってしまいますよね…
今の現状を変えたいという気持ちの方が大きくなり、今の仕事に集中できなくなってしまうことも珍しくありません。
【本記事はこのような悩みを持つ方におすすめの記事】
・今の仕事、もう辞めようかな…
・転職して生きづらさを解消させたい!
・どんな人生が私なりの「正解」なんだろう?
今回は、主に仕事に悩む発達障害の方に向けて、自分の軸を決める考え方や、自分自身に勇気を与えられる具体的な方法について解説します。
目次
仕事の中で違和感を覚えたときに確認すべきこと
仕事は人生を歩むうえで大切な要素のひとつとされており、もし自分に合わないようなら潔く変えるのも悪くありません。
しかし、仮に会社を辞めて転職するとなると、想像している以上に多くの時間と労力が必要になります。
後悔のないように、まずは以下の2つを確認してみましょう。
【仕事の中で違和感を覚えた際に確認すべきポイント】
・小さな違和感の数を把握する
・「一滴の水滴がコンクリートを割る」ということを思い出す
小さな違和感の数を把握する
特に困ったことはないものの、「言葉に言い表せない違和感で悩んだ」という経験を持っている方も多いのではないでしょうか?
【言葉に言い表せない違和感の例】
・パワハラやセクハラはされていないものの、何かとウマが合わず会うのが億劫に感じる上司がいる
・特に仲が悪いわけではないものの、いつも勘に触るような発言をする同僚がいる
いずれも転職の決め手となるものではありません。
しかし、自分の中で大きなストレスになっているなら、転職へのきっかけとしては十分といえるでしょう。
「一滴の水滴がコンクリートを割る」ということを思い出す
たった一滴の水滴でも、それが何ヶ月も地面に落ちれば、強固に作られたコンクリートを割ることがある。
上記の一文は、「時間・期間をかけて小さな力を与えれば大きな影響を及ぼす」ということを表すときに使われる表現です。
これと同じように、些細な問題も長く続けば転職につながる要因のひとつになってしまうおそれがあります。
仕事で起こる問題の具体例
ストレスや問題の内容は人によって異なるものの、以下のようなことで悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
【仕事の際に生じる問題の例】
・今の仕事に対して将来性が見出せない…
・上司が変わってしまって働きづらくなった…
・自分の市場価値が上がらない…
他人から見れば、「それってよくある悩みでしょ?」と感じられるようなことでも、自分にとっては大きな問題です。
このような違和感を持った状態で働いてしまうのは、精神衛生上好ましくありません。
しかし、これは具体的な行動に移すチャンスともいえるので、自分の気持ちに正直になって決断しましょう。
仕事を辞めたときに失ってしまうものとは?
転職活動をする場合、いくつかやらなければならないことがあります。
【転職をするときにやるべきことの例】
・求人情報のチェック
・履歴書や職務経歴書の作成
・面接対策
これらのほかにも、自己分析や企業研究なども行う必要があり、日々の仕事と並行して進めていくのは少々面倒です。
しかし、転職活動には大きなデメリットはなく、むしろ「積極的に行うべき」とされています。
【「転職活動は積極的に行うべき」といえる主な理由】
・リスクが少ないから
・落ちても次の選考を受ければ良いだけだから
リスクが少ないから
書類作成や面接対策をすることで失うものとして、「自由に使える余暇時間」「作業に使う労力」「数千円〜数万円程度の費用」などが挙げられます。
これらは失ってもある程度リカバリーが可能で、「借金をする」「仕事を失う」などの大きな失敗に比べればそれほど痛手になるものではありません。
「それでも面倒だから嫌!」と思う方も多いですが、すでに抱いてしまった違和感をそのままにしておくのもストレスなので、少しずつ進めていきましょう。
週休2日制の会社に勤めている方におすすめの方法
もし休日が2日間あるなら、片方を転職活動の準備に充て、残りの1日を自身のリフレッシュのために使ってみましょう。
また、常に定時帰宅を心がけ、終業後の1〜2時間で「書類作成」「企業分析」などを実施するのも有効です。
このような工夫をすることで、さほど大きなストレスを抱かずに取り組めるようになるのでぜひ試してみてください。
落ちても次の選考を受ければ良いだけだから
先述したとおり、転職活動に必要なのは主に「自分の時間」「作業に使う労力」「数千円〜数万円程度の費用」の3つです。
もし落ちてしまった場合でも、特にペナルティがあるわけでなく、ただ次の企業の選考を受けるだけです。
一方、もし転職に成功すれば、以下のようなメリットが得られます。
【転職することで得られる主なメリット】
・今まで抱えていた違和感が解消される可能性がある
・収入もアップする可能性がある
・嫌いな上司と会わずに済む
もちろん、転職をしたからといって、自分の抱えている「違和感」「悩み」がすべて解消されるわけではありませんが、行動しないといつまでも現状のままです。
転職活動自体に大きなデメリットはないとあらためて意識することで、転職活動への一歩が少し楽に踏み出せるようになるでしょう。
うまくいかないときは「自分への手紙」を書いてみる
今の状況がどんなにひどいものであっても、自分自身に優しい言葉をかけることで、ネガティブな気持ちは少しずつ落ち着いていきます。
これは「セルフコンパッション」という認知行動療法の中にある方法のひとつで、メンタルの改善に大きな効果があるとされています。
また、実際に優しい言葉をかける際、口に出すのではなく手紙にして表すとさらに効果が高まると言われています。
以下に、僕が実際に書いてみたものを紹介しますので、よかったら参考にしてみてください。
毎日忙しい日々を送っているかと思いますが、知らない間に無理をしてない?
仕事でしんどい思いをしても、他人の顔色を伺ってついつい残業などをしている姿が簡単に想像できるよ。
でも、そんなに頑張らなくでもいいんじゃない?
仮に今の働きが周りに認められて居心地がよくなったとしても、さらに期待されてノルマが増えてしまうかもしれないよ。
そうなったらきっとさらに自分を追い込み、期待に応えようとして無理しちゃうでしょ。
身体を壊さないように、自分である程度線引きをすることも大切だよ。
頑張らないことを頑張ることも、生きていく中で大事なことだよ。
転職活動も、そこまで無理して取り組む必要もないからね。
体も心もリラックスさせながらのんびりと過ごすようにしてね。
健康な体があれば、いくらでも再スタートできるよ。
どんな言葉なら響くのか、大事な親友に渡すつもりで書いてみましょう。
なお、セルフコンパッションについては以下の記事でも解説していますので、こちらも併せてチェックしてみてください。
仕事の中で違和感を覚えたなら行動しよう
今回は、今の仕事を続けていくかどうか悩んでいる方に向けて、自分の軸を決める考え方や、自分に勇気を与える具体的なやり方について解説しました。
・劣等感や嫉妬の感情は行動のきっかけにする
・うまくいかないときは、自分への手紙を書く
・現状を維持するのではなく、少しずつ行動に移していく
根を詰めすぎると良い判断ができなくなってしまうので、適度にリフレッシュしながら行動し続けていくのが重要です。
今の仕事を続けようか悩んでしまうときは、周囲と比べずに自分の気持ちに素直になり、今後のビジョンについて考えてみましょう。
また、以下の本も参考になりますので、こちらも併せてチェックしてみてください。
今回もご覧いただきありがとうございました!
それではまた!