【失敗談】発達障害だと目標達成できない?望む未来を手に入れるプランづくりのコツ

僕の周りには、スキルアップのために新しい目標を立て、コツコツと努力を積み重ねているというとてもカッコいい方が数人います。

 

僕も真似していくつか目標を立て地道に取り組んでいますが、悲しいことに目立った成果が出せていないのが現状です。

 

一般的には、ただ漫然と目標を立て取り組むよりも、「目標を立てることで得られるメリットに目を向けて努力する」ことでより成功率が高まるとされています。

 

【本記事はこのような悩みを持つ方におすすめ】

・目標未達で終わることが多い

・計画づくりの段階でつまずいている

 

今回は、僕の失敗談・失敗原因に触れつつ、目標を立てることで得られるメリットや、目標を立てるときのコツについて解説しますので、気になる方は参考にしてみてください。

 

発達障害と「目標未達」の因果関係

発達障害の方すべてが飽きっぽいと思っている方も多いですが、実際にはADHDの方に多く見られる特徴で、ASD

・LDの方はおおよそ対象外と考えて問題ありません。(個人の性格によっても左右されますからね…)

 

ADHDの方は「集中力の欠如」という弱点を持っていることが多いため、仕事や趣味などを長く続けられず、途中で飽きてしまうことが多いのです。

 

また、ADHDの方が持つ「衝動性」もネックで、作業の途中でやめてしまうことも珍しくありません。

 

【飽きっぽいADHDの例】

・授業中、先生の話に集中できずに意識が逸れてしまう

・趣味で始めた筋トレも3日坊主で終わってしまう

 

ただし、裏を返せば「好奇心旺盛」ともいえるので、捉え方次第では長所にもなり得ます。

 

自分にとって「興味のない分野だった」「実際に試したけどおもしろくなかった」とわかった場合、目標未達に終わる可能性が高いといえるでしょう。

 

目標設定~目標未達で終わってしまった主な原因

目標を作り実際に取り組んでいる最中、「うまくできないし成果も出ない…もうやめた」など途中で挫折してしまうこともあるでしょう。

 

僕自身何度も挫折しましたし、どうにか完成させたとしても「作りっぱなし」になってしまうことが多くありました。

 

失敗してしまった原因として、主に以下2つのものがあると考えています。

 

【失敗してしまった原因2選】

・立てた目標が魅力的に映らなくなってしまったから

・やらざるを得ない環境ではなかったから

 

立てた目標が魅力的に映らなくなってしまったから

ADHDが持つ「飽きっぽさ」が発揮され、取り組んでいる途中でやめてしまったことが過去に多々ありました。

 

幸いなことに、今取り組んでいるブログ更新や音声配信は続けられていますが、以下のものは手つかずになっています。

 

【現在手つかずになっているもの】

・動画編集

・英語学習

 

動画編集の場合、クライアント様の指示項目が多く、僕が得意とする「クリエイティビティ」は不要となりモチベーションが上がらなくなってしまいました。

 

また、英語学習については実際に活用する機会がほとんどありません。

 

「いつ使うのかわからん…このまま勉強し続けても無意味だな」と感じるまでにさほど時間はかかりませんでした。

 

やらざるを得ない環境ではなかったから

本業でのノルマ、自分の命に関わる病気といった「やらなきゃヤバい・真剣に向き合わないと大変」系のミッションではない限り、途中でやめてしまっても特に問題はありません。

 

悔しさや自己嫌悪などのネガティブ感情は生じますが、誰かに迷惑をかけてしまうようなことがないためです。(少し嫌な書き方ですね…)

 

特に自己研鑽系の目標は、仮に達成できなかったとしても、失うのは以下のような「個人レベルで収まる」ものばかりです。

 

【自己研鑽系の目標を達成できない場合に失うもの】

・資格取得…教材費用やスクールの入学金、学習の費やした時間

・副業全般…ツール導入費用や準備~取り組んだ時間

・ダイエット…ジムの入会金・月謝やダンベルなどのフィットネス器具の購入費用

 

 

僕は過去に60万円ほどのコーチング契約からの副業にチャレンジしましたが、「今のあなたでは依頼できない」と判断され、結局稼げずに挫折してしまいました。

 

非常に手痛い出費でこの世の終わりのような感覚になりましたが、幸いにも貯金でカバーできる範囲であったほか、人身事故のような他人に多大な損失を与えてしまうような失敗でもありませんでした。

 

仮に失敗しても自分だけの被害で済むことは非常にありがたいのですが、逆に自分の中での「甘え」が生じてしまい粘り強さが発揮されなくなるのは大きなデメリットといえます。

 

新しい目標を立て、それに向けて取り組むことで得られるメリット

「別に目標なんてなくてもいいんじゃない?」と思う方もいるかもしれませんが、具体的な目標を立てることによって、以下のようなメリットが得られます。

 

【具体的な目標を立てることで得られる主なメリット】

・充実した休日を送れる

・共感能力が高まる

 

充実した休日を送れる

「ついダラダラしてしまい、せっかくの休日を無為に過ごしてしまった」という経験は、誰しも一度くらいはあるのではないでしょうか。

 

心身共に疲れきっている場合、まずは休むことを優先させなければいけませんが、無意識にダラダラ過ごすというのはなるべく避けたいものですよね。

 

そのようなときは、なるべく具体的な目標を作ることが重要です。

 

【具体的な目標の例】

・1ヶ月に◯冊読書する

・1日に◯分近所を散歩する

・週に◯回ジムに行って身体を鍛える

・年に◯回日本のどこかへ旅行する

・週に◯回家族と一緒に出かける

 

上記のような目標があれば行動意欲が高まるので、貴重な休日を無駄に過ごしてしまうようなことが減るようになります。

 

また、「普段とは違う場所で読書する」など、いつもの行動と違うことをした場合、より満足度が高まるといわれています。

 

ほかにも、以下のような「自分にとって新しいこと」を始めると良いでしょう。

 

【実践しやすい「新しい取り組み」の例】

・今までとは違うヘアスタイルやメイクで外出する

・新しくオープンしたカフェに行ってみる

 

「新しいこと」は人それぞれ異なりますが、「休日を無駄に過ごしてしまった」という失敗が多い方は無理のない範囲で取り組んでみてはいかがでしょうか。

 

共感能力が高まる

たとえば、新しい目標として「海外旅行に行く」と決め、実際に行動に移したとしましょう。

 

この場合、旅行の道中あるいは旅行先の街で多くの人と出会うことになり、必然的に「コミュニケーションを取る回数」が増えます。

 

たくさんの人とコミニュケーションを取る機会が増えれば、人付き合いで重要な「共感能力」が高まるのも納得といえるでしょう。

 

共感能力は、日々の仕事はもちろん、プライベートの時間でも欠かせない大事なスキルのひとつで、以下のようなメリットが得られます

 

【共感能力が高まることで得られる主なメリット】

・相手に好印象を与えられる

・初対面の人でも比較的簡単に仲良くなれる

・営業職の場合、商談の成約率が高まり成績が上がる

・接客業の場合、クレーム対応がうまくなって余計なトラブルを回避できる

 

なお、旅行の途中には、うまくいかないことや我慢しなくてはいけないことが多々出てきます。

 

天候の悪化で予定していたフライトが中止になったり、言葉が通じずトラブルに見舞われてしまったりするなど、例を挙げれば切りがありません。

 

そのたびにかんしゃくを起こしてしまうのは、大人としてみっともないうえに、基本的に一人で対処しなければなりませんので、トラブル対応能力を含む「総合的な人間力」も育まれていくことになるでしょう。

 

飽きっぽい発達障害の方が目標を立てるときに意識すること

何か新しい目標を立てる際、以下2つのポイントを意識した方が良いとされています。

 

【目標を立てるときに意識すべきこと】

・最初は簡単に達成できるような目標を立てるようにする

・他人ではなく自分で決める

 

最初は簡単に達成できるような目標を立てる

「1ヶ月で10キロ減量する!」といったように、自分にとってかなりのハードルになるような目標を立ててしまうのは好ましくありません。

 

途中で挫折してしまう可能性が高まるだけなので、最初は「自分にとって簡単にクリアできる目標」を立てるのがベストといえます。

 

【読書の場合】

・毎日最低1ページは読む

・半年後くらいに1冊の本を読み切るようにする

 

【資格取得の場合】

・毎日テキストを開く

・半年後にくらいに1冊の問題集をやり遂げるようにする

 

取り組んでいる途中、「これは難しいな…」と感じたときは目標の数字を下げるのが賢明です。

 

「取り組みを習慣化すること」が重要なので、無理ないように調整しましょう。

 

他人ではなく自分で決める

お客様からいただくクレームなど、日々の中で突発的に生じるトラブルによるストレスで困っている方も少なくありませんよね…

 

これは「目標の設定」でも同じで、なるべく「自分でコントロールしているという感覚」を持つことによってストレスを軽減できるといわれています。

 

コントローラビリティーの重要性

「自分でコントロールしている感覚」は、心理学の世界では「コントローラビリティー」という言葉で表現されます。

 

コントローラビリティーがある、ひいては自分で決められる裁量範囲が広がれば広がるほど、その物事に対するモチベーションや幸福度が高まるとされています。

 

たとえば苦手な上司から突然を仕事を振られた場合、「自分でコントロールできない」という気持ちが強まり、よりストレスが溜まるようになりますよね。

 

そのため新しいことにチャレンジするときも、「誰かに指示されたから」といった理由ではなく、「自分自身が本心でやりたい」と思えるものを選ぶことが大切です。

 

【好ましくない目標の例】

・スキルアップとして英語を勉強した方が良いと言われたから英会話スクールに通う

「30歳までには結婚しないとダメだよね…」といった偏った価値観に煽られて婚活を始める

 

上記のような目標を立て取り組んだとしても、おそらくきっと長くは続かないでしょう…

 

人には向き・不向きがあり、たとえ人から勧められたとしても、それがその人にとって負担になるものなら長く続ける必要はありません。

 

自分自分自身に問いかけて、「これをやって何が得たいのか?」をゆっくりと考えたうえで取り組むと良いでしょう。

 

発達障害の特性の有無に限らず、自分にとって無理のない目標を立てよう

今回は、僕の失敗談・失敗原因に触れつつ、目標を立てることで得られるメリットや、目標を立てるときのコツについて解説しました。

 

・ADHDの場合、自身の衝動性について一度考える必要がある

・目標は最初小さく設定し、徐々に難易度を高めていくと良い

・コントローラビリティーを持てるような目標を立てる

 

新しい目標を立てるというのは、比較的優先順位が高いものではあるものの、なかなか考えがまとまらずうまくいかなくなってしまうことも少なくありません。

 

ただ、目標を立てると「少しだけ自分が変われるような気持ち」になりますよね。

 

ちょっとだけ背伸びをすれば届くような目標ならきっと達成できるはずなので、「もう少しやってみようかな」と思っている方は、ぜひ無理のないペースで続けていくことをおすすめします。

 


 


 

 


 

 


 

上記の書籍も非常に参考になりますので、よければチェックしてみてくださいね。

 

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

それではまた!

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