【休むことも仕事のうち】疲れやすい方に実践してほしい休憩の取り方とは

休憩しないでバリバリ働く方も多く、「お前も休んでいる暇があったら仕事しろ!」と怒られることも少なくありません。

 

しかし、そのような方に合わせて休まずに働くのは控えるべきといえるでしょう…

 

特に発達障害の方は、世の中の「普通」に合わせるために、定型発達の方の倍以上の労力をかけて日々の生活を送っており、帰宅した途端倒れ込んでしまうことも珍しくありません。

 

【本記事はこのような悩みを持つ方におすすめ】

・休憩が重要だと言われているけど、具体的にどんな風に休憩すればいいのかわからない…

・休憩している間はどことなく落ち着かないし、休むことに罪悪感を感じる…

 

今回は、仕事の能率を上げるために必要な休憩の方法について解説します。

 

休むことに罪悪感を覚えている方や、疲労を溜めがちな発達障害の方はぜひ参考にしてみてください。

休憩を取らないことで生じるトラブル

休憩を取らないことで生じるトラブルは、主に以下の3つとされています。

 

【休憩を取らないことで起こり得るトラブル】

・作業効率が落ちる

・体調を崩しやすくなる

・慢性的なストレスに悩まされる

 

作業効率が落ちる

脳は毎日大量の情報や感情を処理しており、人にもよりますが、1日あたり約300~400ほどのカロリーを消費します。

 

休憩を取らずに働き続けた場合、次第に頭が働かなくなり、作業の効率が下がってしまうことになるでしょう。

 

【作業効率の悪化によって生じるトラブル】

・締め切りに間に合わない

・ノルマを達成できない

 

職場の人に迷惑をかけてしまう可能性が高いので、適度に休憩を入れて頭をリフレッシュさせる必要があるといえます。

 

体調を崩しやすくなる

疲労が溜まると身体は徐々に弱っていき、外部からの影響を受けやすくなります。

 

【外部からの影響の例】

・風邪やインフルエンザ、コロナなどのウィルス

・冷暖房の刺激

・気圧の変化

 

上記3つの影響により、体調を崩してしまう方が少なくないので注意が必要です。

 

慢性的なストレスに悩まされる

「疲れた…」「休みたい…」といった気持ちにふたをして頑張り続けた場合、慢性的なストレスに悩まされてしまうことになるでしょう。

 

気分が落ち込んでしまうほか、身体に深刻な症状が現れるケースも珍しくありません。

 

【ストレスによって引き起こされる症状の例】

・頭痛

・イライラ

・食欲の増進または減退

・不安感

・便秘あるいは下痢

 

通常の生活が送れなくなるほど重症化することもあるので、休憩を取らないことがクセになっている方は気をつけなければなりません。

 

理想的な休憩法3選

休憩を取るといってもさまざまな方法があるので、「実際にどんな風に休めばいいの?」と悩んでしまうかもしれません。

 

休み方は人によって「合う・合わない」があるので、1つずつ試してしっくりくるかどうか確かめることが重要です。

 

以下に、おすすめの休憩法をピックアップしてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。

 

【おすすめの休憩法3選】

・昼寝をする

・軽い運動や頭を使わない作業を行う

・瞑想をする

 

昼寝をする

お昼休み中、「昼寝をして体力を回復させている」という方も多いでしょう。

 

昼寝をすると心身共にリフレッシュされるので、数多くある休憩法の中でも特におすすめといえます。

 

【昼寝がもたらす主な効果】

・心身共にリフレッシュできる

・睡眠不足による集中力の低下が解消される

・作業効率が上がる

 

ただし、寝過ぎてしまうとかえって頭が働くなってしまいます。

 

人によって異なりますが、おおよそ20分ほどがベストとされているので、不安な方はアラームを設定しておくと良いかもしれません。

 

 

軽い運動や頭を使わない作業を行う

先述したように、「昼寝」が特に有効な休憩法ではあるものの、職種によってはできないケースもあるでしょう。

 

そのような場合、なるべく頭を使わない軽い作業や運動をすると効果的です。

 

【軽い運動・軽作業の具体例】

・散歩

・スクワット

・折り紙

・塗り絵

・テトリス

 

身体を使う方であれば頭を使う作業、デスクワークの方であれば身体を動かすような運動を休憩中に取り入れてみると良いでしょう。

 

瞑想をする

休憩時間を利用し、「瞑想」をするのも有効です。

 

瞑想とは、目をつむって深呼吸し、意識を自分の中に向けてリラックスすることを指す言葉・行為のことを指します。

 

瞑想には以下のような種類に分かれており、それぞれやり方が異なっています。

 

【主な瞑想の種類】

・マインドフルネス瞑想

・ヴィパッサナー瞑想

・歩行瞑想

・食事瞑想

・慈悲の瞑想

 

上記のうち特に簡単にできるのは、「マインドフルネス瞑想」とされています。

 

【マインドフルネス瞑想のやり方】

①目をつむっていすや床に座る

②深呼吸する

③自分の呼吸に意識を向け、一定時間座り続ける

 

最初は1分間、慣れてきたら5〜10分など徐々に時間を増やしていくと良いでしょう。

 

なお、毎日瞑想をすることが重要なので、短い時間でも気にせず実践し続けるようにしてくださいね。

 

控えるべき休憩法2選

おすすめの休憩法がある一方、「控えるべき休憩法」もいくつか存在します。

 

【控えるべき休憩法2選】

・ソシャゲ(ソーシャルゲーム)やネットサーフィン

・資格試験の勉強

 

いずれもついやりがちなものなので、心当たりがある方は注意しましょう。

 

 

ソシャゲ(ソーシャルゲーム)やネットサーフィン

休憩中、ネットサーフィンをして過ごす方も多いですが、これは脳に大きな負荷がかかるためあまりおすすめできません。

 

また、ソシャゲ(ソーシャルゲーム)は中毒性が強く、休憩後うまく仕事に戻れないことも珍しくありません。

 

オンとオフのスイッチをうまく切り替えられる方なら問題ありませんが、自信がない方の場合、休憩中のソシャゲは控えた方が良いといえるでしょう。

 

資格試験の勉強

休憩中、「資格試験の本を読む」など頭を使うような行動をすると、脳が休まらずリフレッシュできません。

 

上記の行動は非常にすばらしいものですが、今後行う仕事のことを考えるなら、きちんと休憩を取って心身を整える方が得策といえるでしょう。

 

「試験日が近いから勉強したい」「どうしても読みたい」という方は、以下のような工夫をしてみてください。

 

【休憩中に勉強や読書をする際に心がけたいこと】

・これまで勉強した内容を軽く復習する

・比較的簡単な問題集を読む

・エッセイや小説などリラックスにつながるような本を読む

 

自己研鑽に励むのも重要ですが、自分の身体・心のケアも忘れないようにしてくださいね。

 

脳と身体をリフレッシュさせるような休憩を取ろう

今回は、仕事の能率を上げるための「休憩法・リフレッシュ方法」について解説しました。

 

・休憩を取らずに仕事や勉強をするのは好ましくない

・休憩中は「頭を身体を休ませる」ような行動を取る

 

「普段職場のみんなに迷惑をかけているから、休憩時間中も仕事しないといけない!」と思う方も多いかと思います。

 

しかし、何事もやり過ぎてしまうと脳に負担がかかり、本来のパフォーマンスが出せなくなってしまうので、休憩はしっかりと取るようにしてくださいね。

 

また、以下の書籍も参考になるのでぜひ読んでみてください。


 



今回もご覧いただきありがとうございました。

 

それではまた!

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