【サラリーマンorフリーランス】発達障害に会社勤めは無理なのか?

ミスが多くていつも上司から怒られる…もう嫌…

一緒の時期に入った同僚が気づいたら昇進していた…

 

決して手を抜いているわけではないのに成果が出せていないと、「今の会社で頑張っても報われないのかな…」と悩んでしまいますよね。

 

特に発達障害の方は定形発達(能力に大きな偏りのない人)に比べ、できないこと・苦手なことが多いため、「サラリーマンに向いていないのでは?」悩みがちです。

 

今回は、会社員の働き方に悩んでいる方に向けて、仕事への取り組み方・考え方について詳しく解説します。

会社で頑張っても報われるとは限らない

会社員として日々の仕事に励んでいても、「上司に認められて給料が上がった!」ということはさほど多くありません…

 

・自身の目標をクリアしている

・後輩の育成に力を入れている

・業務効率の改善を図る

 

職種や業種、年齢や立場によって取り組むべきことは変わりますが、仮に結果を出せていても「次も頑張れよ!」の一言で終わってしまうことが多いです。

 

このような理由から、サラリーマンとして働いても報われないと感じる方も多いのではないでしょうか?

 

会社員のメリット

会社員のメリットはいくつかありますが、なかでも「安定した給与」に魅力を感じる方も多いのではないでしょうか。

 

毎月決められた収入を得ることは、生活・心の安定につながります。

 

たとえば、完全歩合の営業職の場合、優れた結果を出せばその分の給料が発生しますが、成果が出なければすぐに給料が目減りしてしまうので、精神的には不安定といえます。

 

一方で固定給の場合、それほど成果が出せていなくても決まった額の収入が入ってきます。

 

このようなメリットを意識せず、「給料が上がらない!」とただ不満を漏らすのはあまりスマートとはいえません。

 

たしかに給料は上がっていないかもしれないけど、成果が出てないときも君に給料を支払っているけど?

 

きっとこんな感じで社長からいわれてしまいますよね…

 

報酬が得られない分、守られている面もあるので、一歩的に不満を述べるのは避けた方が無難です。

 

会社員として頑張らないことのデメリット

前述のとおり、成果が出せていないときでも給料が支払われるのは非常にありがたいことです。

 

しかし、成果を出してもそれが給料に反映されない場合、「これじゃあやる気が湧かないよ…」と思ってしまうのも心情です。

 

たしかに仕事をするうえで、収入面を考えることはとても大事なことといえますが、それだけで仕事のモチベーションを下げてしまうのは少々リスクが高い行為かもしれません。

 

何らかの処分を受けるおそれがある

「普段の業務で手を抜くいたらどうなるのか?」を考えてみたところ、いくつかデメリットになる点が浮かんできます。

 

・上司から「あいつは手を抜くやつ」認定を受ける

・リストラ候補としてリストアップされ、会社の業績が下がったときにバッサリと切られる

・そもそも大事な仕事を任せてもらえず、周りの人に追い抜かれていく

 

このように、社内での立場がどんどん悪くなるおそれがあります。

 

普段からミスが多いうえに、やる気までなくなってしまった人に、会社は容赦しません。

 

減給や降格はもちろん、あるいは一気に首を切られることも考えられるので、あからさまにサボるようなことはしないでくださいね…!

 

スキルが身に付かない

仕事をサボると、本来なら得られる経験を積むことができず、一向に成長しません。

 

効率化を図るため、不要な部分を削ぎ落としていくことは大事ですが、重要な部分まで手を抜いてしまうと現状維持または生産性が下がってしまいます。

 

・営業成績が伸びない

・作業効率が改善されない

・お客さんとの交渉がうまくいかない

 

単なる「作業」として普段の仕事をしていると、大事な部分に気づけずに思わぬミスが起きてしまいがちです。

 

逆に、いつも考えながら仕事に取り組んでいる人は、少しつまずいたときも比較的早い段階で改善するポイントに気づけます。

 

常に全力で取り組む必要はありませんが、やはり「何か違うやり方はないのかな?」と考えながら仕事にあたることは必要です。

 

それに、今までできなかったことができればモチベーションも上がりますからね。

 

小さな成長を感じるためにも、可能な限り努力することはとても大事なことといえるでしょう。

 

会社員として頑張っても報われないと感じたとき

今の仕事に魅力を感じられない場合、いさぎよく転職することをおすすめしますが、やはり簡単には辞められませんよね…

 

しかし、いくら報われないと嘆いても、現状はなかなか変わりません。

 

上司はもちろん、基本的に他人は変わりませんので、自分の心構えや行動を変える必要があるといえます。

 

自分なりの目標を立てて働く

会社ではいろいろな人が働いており、職場に求める目的も人によってそれぞれ異なります。

 

仕事にフルコミットする人がいる一方、定時に上がり、プライベートを優先させて働く人も少なくありません。

 

今の仕事が報われないと悩んでしまうのは、もしかしたら今の状況とリターンの値が合っていないのかもしれません。

 

収入以外のリターン

給料やボーナスといった収入面だけがリターンと考えてしまうとモチベーションはなかなか上がりませんが、ほかの面で得られるものは多くあります。

 

・専門のスキル

・業界知識

・組織への所属感

 

今の仕事で経験を積み、新しい職場に移っても良いと思いますし、むしろそのために続けている方も多いです。

 

また職場の雰囲気が良く、仲が良い人もたくさんいる場合、組織における所属感(帰属意識)高めることができます。

 

この所属感は仕事における重要な要素であり、これが得られることで生産性が上がり、明日の活力につながります。

 

それでも、「やっぱり収入も上がってほしいな」と考える方は転職がおすすめです。

 

以下の記事では転職における注意点など紹介していますので、気になる方は一度チェックしてみてください。

 

【転職への想い】発達障害が働きやすさを求めて転職する理由と方法

 

会社員として頑張る理由を明確にしよう

今回は会社員の働き方に悩んでいる方に向けて、仕事への考え方について書いてみました。

 

・会社員は良い意味でも悪い意味でも成果と報酬が直結していない

・報酬が手に入らないからといって手を抜くのはNG

・報酬以外の面に目を向けて、自分なりの目標を立てて働く

 

サラリーマンは成果と報酬が結びつきづらい反面、成果が出なくても一定額の給料が保証されています。

 

しかし、報酬が上がらないからといって、子どもみたいにいじけてしまうのも少し違うかなと思います。

 

収入が上がらないのなら、スキルを高めて転職してやる…!

 

決して声には出せませんが、このような想いで仕事に取り組むのも悪いことではありませんからね。

 

特にADHD・ASDの方々は自分の弱みが目立ちがちなので、自分の目標に向かってその一歩を踏み出していきましょう。

 

また、こちらの本も参考になりますので、もしよければチェックしてみてくださいね。


 


今回もご覧いただきありがとうございました。

 

それではまた!

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