【ASD(受動型)の方必見】職場での主な困りごと・具体的な改善方法とは?

ASDの方、とりわけ「受動型(性格はおとなしく、積極的な行動が苦手)」の方はまじめで責任感があり、「仕事をサボる」といったあまりよろしくない行動はほぼしないといわれています。

 

しかし、「空気を読みづらい」といった特性から「少しとっつきにくいんだよね…」「仲良くなれそうにない」などと、職場にいる先輩・上司に煙たがられてしまうことが少なくありません。

 

【本記事はこのような悩みを持つ方におすすめ】

・真面目にやっているのに成果が出ない…どうして私だけできないんだろう…

・いつも周りから煙たがられてしまう…いったいどうすればいいんだ…?

 

今回は、人間関係の維持でつまづいてしまうことが多いASD(受動型)の方に向けて、悩みの原因とそれらの改善方法について解説します。

 

発達障害の種類

発達障害は「ADHD(注意欠陥多動性障害)」「ASD(アスペルガー症候群)」「LD(学習障害)」の3つに区分されています。

 

上記の中にある「ASD」にはいくつか種類があり、その中のひとつが「受動型」です。

 

【ASDの主な種類】

受動型:おとなしい性格をしており、基本的に黙ってニコニコしているような人

積極奇異型:空気を読まずに話しかけていくような性格をしており、周囲から「変わった人」と呼ばれることが多い

 

ほかにも、基本的に一人でいることを好む「孤立型」、非常に偉そうに振る舞う「尊大型」 、大袈裟な振る舞いをする「大仰型」などがあります。

ASD(受動型)の方が抱えている悩みごと

ASD(受動型)の方は、主に以下のような悩みを持っていることが多くあります。

 

【ASD(受動型)の方が持っている主な悩みごと】

・自分の意見が言えない

・急に変な発言をして周囲から引かれる

 

自分の意見が言えず黙り込んでしまう

ASD(受動型)の方は話すのが苦手な傾向にあり、話の「聞き役」に回ることが多いとされています。

 

話をよく聞いているため比較的良い印象を持たれやすいですが、なかなか自分の意見が言えずストレスを抱えてしまうことが少なくありません。

 

大事な会議で指名された際、勇気を持って何か発言しないと「やる気がない」とみなされ評価を落としてしまう可能性があるため注意が必要です。

 

急に変な発言をして周囲の反感を買いやすい

受動型の方に限らず、ASDの方の多くは「空気が読めない」といわれています。

 

自分に興味のない分野の趣味・食べ物の話は原則興味を持ちません。

 

そのため、以下のような「空気を読まない発言」をして周囲の反感を買ってしまうことが多くあります。

 

【周りから反感を買ってしまいかねない発言の例】

・その話、私は全然興味ないから

・この話をして何かメリットがあるの?

 

特に女性は「共感」を求めて会話をすることが多くあるので、女性同士の会話、あるいは女性との話し合いの際には注意しましょう。

 

ASD(受動型)の方におすすめしたい具体的な対処法と有効な考え方

最後に、ASD(受動型)の方におすすめしたい具体的な対処法をご紹介します。

 

【具体的な対処法と有効な考え方】

・自分の設計図を作る

・環境の変化を恐れない

・「治す」のではなく「付き合っていく」と捉えて行動する

 

「自分設計図」を作る

「ダメな自分を受け入れたい」「怒られることなく一日を終えたい」と悩んでいる方は、「自分設計図」を作ってみてはいかがでしょうか。

 

生きづらさを感じるのは、「自分の能力・捉え方」などにその原因があることが多いためです。

 

【自分設計図の例】

苦手なこと→複数人との会話、興味のない話題についていくこと

得意なこと→一人でできる作業、自分が好きな趣味・仕事・品物について語ること

 

上記のように可視化させることで、今後の対策を講じることが可能になります。

 

【解決策の例】

・興味が持てない会話になった場合、失言をしないうちにその場を去る

・1日1回は自分の意見を述べるよう、なるべく意識して会話に参加する

 

状況によっては難しいこともあるかもしれませんが、なるべく具体的な行動に移せるよう、自分なりに考えてみてください。

 

環境の変化を恐れない

自分設計図を作り、自身が抱えている悩みを解消しようと努力しても、それが叶わないことも多々あることでしょう。

 

そのような場合、現在自分が置かれている環境を変化させていくことも重要です。

 

【環境の変化の例】

失言が多いにもかかわらず、周囲との交流が求められる職場の場合

→「ランチは一人で取る」「飲み会への参加を控える」といったことを心がける

 

・職場で浮いてしまい、人間関係の修復が難しい場合

→思い切って転職する

 

自分の行動ひとつで現状が好転することも多いので、試す価値は大いにあるといえるでしょう。

 

治すのではなく「付き合って」いくと捉える

発達障害は、ねんざや骨折のように治療で治るようなものではありません。

 

脳の構造によるものなので、生きている限りは折り合いをつけながら付き合っていく必要があり、正しく受容できないとやっかいな「二次障害」を引き起こす可能性が高まります。

 

【二次的障害の例】

・うつ病

・双極性障害

・適応障害

・不安障害

 

僕自身も行動・改善を繰り返しながら取り組んでいますので、一緒に無理なく続けていきましょう。

 

ASD(受動型)の特性を理解したうえで改善を図ろう

今回は、人間関係の維持でつまづいてしまうことが多いASD(受動型)の方に向けて、主な悩みの種類・具体的な改善方法について解説しました。

 

・環境的要因と個人的要因を区別する

・周囲への理解がほとんどないことをきちんと考える

・自分なりの設計図を作って行動に移す

 

仕事ができないことはそれだけで自己肯定感の低下につながり、やがて生きること自体がつらくなっていきます。

 

しかし、全部自分のせいではなく周りの環境にも原因があることがほとんどです。

 

自分でできること、できないこと冷静に分析して、生きづらさを少しづつ改善させましょう。

 

また、以下の本も参考になるので、こちらも併せてチェックしてみてください。


 


今回もご覧いただきありがとうございました。

 

それではまた!

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