新しい環境に飛び込む際、多くの人は希望と不安の2つを抱きます。
特に新卒の方や転職・異動直後の方は、大きな希望を持つ一方、漠然とした不安感を覚えることが少なくありません。
【本記事はこのような悩みを持つ方におすすめ】
・もし上司から無茶な指示を受けたらどうしよう…やっぱりどんなことがあってもやり遂げないといけないよね…
・社畜にはなりたくないけど、やっぱり上司からの評価は気になる…いったいどうすればいいの?
今回は、自身が所属する会社への考え方や、体調・メンタルを崩さず無理なく働いていく方法をいくつか紹介していきますので、興味をお持ちの方はぜひ参考にしてみてください。
目次
会社で働くときに意識すべきこと
長引く不況の中、就職活動・転職活動をして内定を勝ち取るのは、言葉では言い表せないくらいの苦労が伴います。
僕も内定の連絡を受けときは非常にうれしく感じたことを今でも覚えていますが、会社は利益を出すところであり、非常にシビアなジャッジをすることも珍しくありません。
そのため、僕は以下の3つを頭に入れつつ目の前にある仕事に取り組んでいます。
【僕が会社で働くときに意識していること】
・会社は自分を守ってくれるものではない
・いつリストラされてもおかしくない
・がんばっても報われないことはたくさんある
会社は自分を守ってくれるものではない
僕が社会に出たばかりのころは、「活躍したい!」という気持ちで目の前にある仕事に取り組んでいました。
しかしADHDの特徴が悪い方向に出てしまい、いろいろな人の助けを借りながらがんばったのですが、結局試用期間である3ヶ月でクビになってしまいました。
・どうして自分だけできないんだろう…
・親にどうやって伝えればいいんだろう…
頭が回らなくなるほど落ち込んでいましたが、同時に「会社って簡単に人を切り捨ててしまうところなんだ…」という気づきを得ることができました。
いつリストラされてもおかしくない
1社目の会社を辞めた後、転職活動経て入った2社目の会社では、リストラ候補に挙がることが数回ありました。
僕が就いたのは営業職で、主に個人宅の飛び込み営業をしていましたが、体力的にも精神的にもつらく、パワハラ上司からいつも詰められる日々を送っていました。
【当時の僕の状況・今も変わらない欠点の例】
・営業成績が伸びない
・会社の業績が悪い
・指示を忘れる
・運転が下手
ほかにもいろいろな理由でクビになりかけながら働いていた当時は、言葉に言い表せないほど苦しくメンタルも絶不調で、「もしかたら軽いうつ状態だったのではないか?」とさえ思えます。
がんばっても報われないことはたくさんある
会社で働くということは、良い意味でも悪い意味でも「一定の縛りの中で生きていく」ことになります。
僕はこの縛りによって助けられることがある一方、悩まされることも多々ありました。
【会社で働くメリット】
・研修期間のときから満額の給料が発生する
・労働基準法によってコンプライアンスが保たれている(常識外のブラック企業の場合は除く)
・体調を崩してしまったときの保証が手厚い
【会社で働くデメリット】
・理不尽な残業やつまらない飲み会といったストレスの原因になるイベントが多い
・成果が反映されづらい
・言われたことをこなす日々が続く
メリットの多くは、普通に働いているときではあまり感じられません。
トラブルがあったときにのみそのありがたみを感じられるもので、これは一種の保険ともいえます。
一方、デメリットは頻繁に起こり得るもので、毎日のように僕自身に襲い掛かり、少ない体力と精神力を削っていきます。
この辺りをきちんと見極めて、メリットの方が多ければサラリーマン、デメリットの方が多ければ転職あるいは別の道を模索していくのがいいのかなと思うんです。
上司から理不尽な仕打ちを受けたときの対処法
上司によって異なるものの、時折「これは無理…」みたいな要求をされるケースは決して少なくありません。
以下に、具体的な対処法を紹介しますので、「私の上司、いつも無茶な指示を出すんだよな…」などと困っている方はぜひ参考にしてみてください。
【会社で理不尽な仕打ちを受けたときの対処法】
・「無理」の線引きを設けておく
・「一人でいたい」と思う自分を否定しない
・完璧を目指すのはなく「うまくやる」ことを目標にする
「無理」の線引きを設けておく
昔と比べ、令和になった今はコンプライアンスを遵守する企業も増え、常識外ともいえるブラック企業は少なくなってきましたが、それでも無茶な要求というのは多々あります。
雇用関係を結んでいる以上、邪険に断るわけにはいかず、よほどのことがない限りは引き受けることになるでしょう。
そのため、「これ以上は無理!」といえるような判断基準を設けておくことが重要です。
【僕自身が思う「無理」な基準】
・徹夜を強いるような業務量
・早朝出勤が前提になったうえでの業務スケジュール
・休日出勤をしないと達成できないノルマ
上記はいずれも法律違反に該当する行為・発言で、もし訴えれば会社側は不利になる可能性が高いです。
直属の上司に直談判できるケースは少ないですが、その上の役職の方(統括マネージャー・役員・社長など)なら相談に乗ってもらえるはずなので、勇気を持って伝えてみてください。
「一人でいたい」と思う自分を否定しない
コミュニケーションが苦手で、「上司に嫌われた…」「できれば一人でいたい」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
僕自身、元々内向的で、一人で過ごすことが多く、その気持ちは痛いほどわかるので、まずは「一人」を望む自分を認めてあげることから始めてみてください。
【「一人」を望む自分はダメではない理由】
・集団行動が好きか、それとも単独行動が好きかどうかは個人の性格によるものだから
・一人でいること自体、そもそも何もおかしいことではないから
・集団生活が苦手だとしても、法的に罰せられることはないから
上記のことを頭に入れたうえで、「組織はチームで動くものだから、必要最低限のコミュニケーションが取れれば良い」と思うことが自身のメンタルを保つコツとなります。
【コミュニケーションを取る必要がある相手の例】
・事務職→直属の上司、営業の方
・クリエイター→直属の上司、クライアント
会社にいるからといって、社内にいる人全員と仲良くする必要はありません。
「疲れたから一人になりたい」「そもそも一人でいるのが好き」という方は、無茶な要求によって疲弊したときこそ「マイスペース」にこもり自分のことを労わるようにしてください。
完璧を目指すのはなく「うまくやる」ことを目標にする
社会人になると、どうしても合わない人や生理的に受け付けないような人と一緒に働く場面が出てきます。
【個人的に嫌悪感を覚える人の特徴】
・初対面でも失礼な振る舞いをする人
・状況にふさわしくないノリで話しかけてくる人
・マウントを取ってくる人
人によって異なるものの、場合によってはトラウマになるほどのひどい言葉を浴びせられるケースも少なくありません。
しかし、仕事上どうしても関わらざるを得ないケースも少なくないので、その場合無理して合わせるのではなく「うまくやる」ことを意識してみてください。
【「うまくやっている」人が持つ処世術の例】
・ほどほどの距離を保つ
・意見を真に受けるのではなく受け流す
・否定されたら「ご指摘いただきありがとうございます」と感謝の言葉を述べる
大事なことは、常に「自分軸」で考え行動することです。
反論せず、常にフラットな状態を保てれば、無茶なことを言われつらくなった場合にも、過度なストレスを受けることなく生きていけるようになるでしょう。
また、以下の3つも重要です。
【「自分軸」で生きている人に見られる行動特性】
・「もらう」のではなく「与える」ことが多い
・自分のするべきことだけにフォーカスしている
・変なプライドがなく、つらいときは「助けて」とSOSを出せる
「もう他人に振り回されたくない!」と思っている方は、Googleカレンダーや紙のメモ帳などに書き残し、定期的に見直す習慣をつけ実行するのもひとつの手です。
会社の理不尽は「がんばらない戦略」で対処しよう
今回は、会社への考え方や、自身のメンタルを崩さずに働く方法について解説しました。
・会社はシビアな場所で、基本的に守ってくれない
・パワハラ上司と無理に付き合うは必要はない
・他人と比べず、自分にできることを続けていく
自分のメンタルと身体を犠牲にしてまでやるべき仕事なんて、令和の時代になった今の世の中にはほとんどありません。
どんなにやりがいのある仕事でも、のめりこみすぎてしまえば身体は限界を迎えてしまいますので、適度にブレーキをかけながら働くようにしましょう。
また、以下の書籍も参考になりますので、こちらもぜひチェックしてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それではまた!