特に目立った実績もなく、書類や面接でアピールできるところがないと悩む方も多いのではないでしょうか?
僕自身、20代のうちに3回の転職をしており、その都度「何もアピールするとことがない…」と悩みながら自身の職務経歴書を作成してきました。
【本記事は以下のような悩みを持つ方におすすめ】
・転職したいけど実績がない…諦めるしかないの?
・このままじゃいつまでたっても今の会社を辞められない…
今回は、転職のときに意識すべき点や自分のアピールポイントの見つけ方・作り方になどについて、転職活動中の方は参考にしてみてください。
目次
目立った実績がない方が書類作成時に意識すべきこと
転職の際、履歴書や職務経歴書を作ることになりますが、思うように進まないことも多いですよね…
「売上◯◯万円達成!」といったわかりやすい成果を出せれば良いのですが、僕を含め「人に誇れるような実績なんてないよ…」と悩む方が大半です。
このような場合、以下の点を意識しつつ自身の転職活動を進めるべきといわれています。
【目立った実績がない方が書類作成時に意識すべきこと】
・明確な数字にこだわりすぎない
・会社の利益と自分の仕事の関係を把握する
明確な数字にこだわらない
直接会社の売上につながる営業や販売の仕事以外にも、組織に必要な仕事はたくさんあります。
事務や経理、カスタマーサポートなど、いわゆる「裏方」と呼ばれる人がそれぞれの職務を果たしているからこそ、会社というのは円滑に回っています。
広い意味では売上に貢献していることになりますが、具体的に説明するのは難しいので、以下のような形で伝える必要があります。
【職務経歴書に書くときの一例】
①業務上、必要な工数を減らして作業効率を◯%アップさせました
②その結果、会社全体の残業時間も月平均◯時間から▲時間まで減らすことができました
ただ、少しでもわかりやすくするために、数字を出せるような箇所があれば積極的に記載することをおすすめします。
会社の利益と自分の仕事の関係を把握する
自分のアピールポイントを書くとき、それをどのように会社の利益貢献に活かせるのかを丁寧に説明するのがポイントです。
もちろん、まったくの嘘を書くのはNGで、もし書いたとしても面接のときにバレてしまいます。
もし「自分には長所といえるようなものがない…」と悩んでしまうようなら、まずは自分のことを深く知るところから始めてみてはいかがでしょうか。
実績を作るために就業中にやるべきこと
就労しながらの転職活動では、職務経歴書の作成・模擬面接などのタスクを日々の仕事の合間にやらなければなりません。
目の前にある仕事で成果を出せば、より良いアピールが可能になります。
ただし、際立った成果を出すのは難しいので、以下に挙げることを意識しながら仕事に取り組むことをおすすめします。
【就業中にやるべきこと】
・普段の仕事内容を振り返る
・実績につながる工夫を行う
・可能ならマネジメント経験を積む
普段の仕事内容を振り返る
日々の仕事の中で何らかの工夫を行い、それをアピールポイントにするのも有効です。
しかし、「工夫しているところを挙げてください」といわれたとき、それらをすぐに答えられる方は決して多くありません。
そのため、普段の仕事内容の中で何か工夫しているものがないかどうか1つずつ洗い出していきましょう。
時間がかかるかもしれませんが、ちょっとしたことが転職につながる大きな武器となるケースも珍しくないので地道に取り組んでみてくださいね。
実績につながる工夫を行う
「特に工夫した経験がない」「何も思いつかない」という方は、これから実績づくりにつながる工夫をしてみることをおすすめします。
【実績づくりに有効な工夫・アクションの例】
・今まで使っていなかったツールを導入する
・これまでの作業手順を変えて仕事に取り組む
・独学で新しいスキルを身につける(エクセルのマクロやショートカットキーの導入など)
・新しいトークスクリプトを作る
・不要な作業を洗い出し、それらをやらないようにする
もちろん、工夫したからといって、必ずしも良い結果が出るとは限りません。
しかし、日々の工夫によって「自身の対応力」が高まり、やがて大きな成果を出す方は決して珍しくありません。
大事なのは、工夫をしようと思った動機と取り組んだ過程、それによって得られる学びにあるので、失敗を恐れずチャレンジし続けましょう。
なお、仕事の工夫の仕方については以下の記事で解説していますので、興味をお持ちの方はこちらも併せて読んでみてください。
可能ならマネジメント経験を積む
30〜40代に入ると、後輩や部下などのマネジメントをする機会が増えます。
ベンチャー企業やスタートアップ企業では20代で管理職となる方も珍しくなく、チームリーダーとしてメンバー全員を引っ張る方も少なくありません。
また、マネジメントしながらプレーヤーとして活躍する「プレイングマネージャー」も数多く存在しており、こちらは現場で華やかな活躍をされた方が抜擢されるケースが一般的です。
選考ではマネジメント経験の有無を問われるため
採用方針や価値観などによって異なるものの、多くの企業がマネジメント経験が豊富にある人を優遇しています。
マネジメント経験は、その組織で一定以上の評価をされているという証明にもなり、転職先でも同じ管理職として働きたいと希望する方は決して少なくありません。
しかし「あまり目立った成績を出せていないから役職はないよ」「上のポストが空いていないし無理だよ」など、管理職の立場になれない方も多いので、「マネジメント経験がない自分はダメだ…」と過度に落ち込むことはありません。
副業でマネジメント経験を積むのもアリ
「マネジメント経験を積みたいけど今の会社では難しい…」と悩んでいる方は、副業を通じて仲間を増やし、そこのリーダーとして活躍してみてはいかがでしょうか。
【副業でのマネジメント事例】
・コンテンツ制作をするために2〜3人のライターを集めてディレクションを行う
・YouTube制作のためにシナリオライターや演者へのアテンドを行い、進捗管理を行う
可能であれば、「仕事の上流」(ディレクションや企画など)のマネジメント経験を積むのが理想です。
アイディアは多岐にわたるので、マネジメントに興味を持っている方は、自分なりのやり方で管理職としての研鑽を積み、志望している会社の採用担当者にアピールしてみてください。
自分の付加価値が高まれば、多くの企業から良い返事がもらえることでしょう。
目立った実績がない人でも転職できる
今回は、「転職を考えているけど実績がない…」と悩んでいる方に向けて、転職のときに意識すべき点や自分のアピールポイントの見つけ方・作り方になどについて解説しました。
・人と比べないでアピールポイントを探す
・工夫している点を見つけ、それを企業の課題改善につながるようにアピールする
・マネジメントの経験がなければ自分で作る
僕も目立った実績がなく、書類選考や面接で苦戦して嫌になったことがたくさんあり、くじけてしまったことも少なくありません。
また、現在は転職活動をしていますが、転職するのかそれとも独立するのか迷ってしまうことも多く、今後変わる可能性もゼロではありません。
不安なこともたくさんあるかとは思いますが、一緒に前に進んでいきましょう。
上記の書籍も参考になりますので、よければチェックしてみてください。
今回もご覧いただきありがとうございました。
それではまた!