【頑張り屋のADHD・ASDに向けて】仕事で評価されないと感じてしまう理由と対策

今の仕事、いくらやっても成果が出ない…

周りの人と同じように仕事がこなせない…

 

頑張っても成果が出ないとき、いろいろな解決策を考えて実践するものの、なかなかうまくいかずに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

 

しかし、簡単に結果が出るようなことはほとんどなく、半年や1年、はたまた5年など、多くの時間が必要になることも少なくありません。

 

今回は、仕事で成果が出ないときに意識する考え方や、具体的な改善方法などについて、実体験を踏まえながら解説していきます。

頑張ることに固執しない

どんなことでも「やればできる!」といった根性論を振りかざす人や、「マニュアルがあるからできるでしょう?」と人を精神的に追い詰めてくる人は、令和の時代になった今でも一定数存在します。

 

電話応対や資料作成など、マニュアルを覚えればどんな人でもできるといわれいている仕事はたしかに存在しており、定型発達の方なら問題なくできるかもしれませんが、それができないのがADHDのやっかいなところです。

 

僕が普段やっている仕事は、文章を書いたり直したりするような作業が多く、一定の注意力・集中力が必要です。

 

誤字・脱字が多いうえに、作業の途中で気が散ってしまうことも多く、一人オフィスに残って残業をすることも少なくありません。

 

これはリモートワークになっても同様で、一人ブラック企業となっていることも多いです。

 

職場の人もキャパオーバーで、指導体制も整っているとはいえない状況の中、がむしゃらにただ作業をこなすだけの日々が続きます。

 

少しずつ要領がわかるようになってきたはものの、結局大きな改善にはいたらず、先輩からのパワハラなどもあって適応障害と診断されてしまうことになります。

 

今では業務量が見直され、寛解に向けて無理のない範囲で仕事をしていますが、今でも無理をすると胸が苦しくなったり、熱や倦怠感が出たりするので、単にがむしゃらにやってはダメということを強く学びました。

 

なお、適応障害の体験談については以下の記事でご紹介していますので、こちらも併せて読んでみてください。

 

【適応障害体験記】適応障害の症状やつらさとは?

 

頑張っても続けたい仕事なのかどうかを問いかける

求められている成果を出せていない日々が続いていると、そもそもこれが本当に自分がやりたいことだったかどうかさえわからなくなってしまいますよね…

 

仕事でミスが続いてしまうと、まるで自分のことを否定されてしまったかのような気持ちになってしまいます。

 

一般的に、仕事は成果を出して評価されるものなので、成果を出せずにいると自分の居場所がどんどんなくなっていき、最終的には辞めざるを得ない状況に陥ってしまうことも少なくありません。

 

自信が持てない、やる気が起きないという状況なら、自分が今やっている仕事についてもう一度考えてみてはいかがでしょうか。

 

・就活のときに苦労して入った会社だから辞めたくない

・親や友達に心配かけたくない

・スキルも経験もないし、やりたいこともない

 

今の仕事で何か達成したい目標があれば、辞めずに続けた方が懸命です。

 

しかし、もし上記のような後ろめたい理由で今の仕事を続ける場合、それなりのリスクを負うことになるかもしれません。

 

日々の仕事に身が入らなくなりますし、会社に行くのもおっくうに感じるようになるかもしれません。

 

心身の健康を保つうえで、自分のストレス状態がどうなっているかチェックすることは重要なポイントです。

 

もし気になる方は、以下の記事で「ストレスが大きいときに出るサイン」についてチェックしてみてくださいね。

 

【見逃さない!】身体に現れる危険なストレスサイン3つ

 

頑張って理想の仕事を見つけた方が良い?

理想の仕事に就きたいと考えても、そう簡単には見つかりませんよね。

 

さらに、理想の仕事や職場を探すことに時間をかけすぎてしまうと、仕事に対する幸福度が下がるといわれています。

 

また、仮に独立・起業したとしても、それが本当に自分のやりたいことでなければ途中でモチベーションがなくなるかもしれません。

 

方向転換を図る

今の仕事や職場が我慢できないほど悪いものではなく、身体に何らかの症状が出ていなければ、今の仕事を辞めずに方向性を変えるという方法を実践するのがおすすめです。

 

①身体と心を休めて自分の気持ちを紙に書き出す

②今の職場や仕事で変えられるところがないかを上司に相談する

③休みの日を利用して転職活動を始める

 

「過度な残業を押しつけられている」「休日出勤が当たり前」など、人によって状況はそれぞれ異なります。

 

そのような中でいきなり大きな決断をするのはあまりおすすめできませんので、まずは身体と心を休めてから行動に移してみてくださいね。

 

頑張らずにできる仕事を探す

基本的に人は頑張ることができますが、それは一時的なものにすぎません。

 

1日・2日なら無理は効きますが、1ヶ月〜2ヶ月もなると、倦怠感や頭痛など心身に異常が出るようにになり、さらに悪化してしまうと以下のような症状が現れます。

 

・起床後、ベッドから起き上がれない

・プレッシャーによって玄関先でうずくまってしまう

・勤務中、突然泣き出してしまう

 

上記のような症状が現れたときは、もうドクターストップの状態といっても過言ではありません。

 

今の仕事が「頑張っている状態でしかできない」のであれば、それは転職のきっかけのひとつになるかもしれません。

 

頑張っていることを認める

つらい状況にいると、自分のことが嫌いになり、何もかも投げ出したくなるようなこともたくさん出てきますよね。

 

実際、僕も仕事で怒られたりミスをしてしまったときは、好きな漫画を読んだり、近所を走ったりしてなるべく嫌なことを忘れるようにしています。

 

しかし、それでも頭の中はミスや嫌いな上司のことでいっぱいになることも珍しくしくありません。

 

ただ、仮にミスをして上司に怒られてしまっても、今までやってきた努力や工夫といったものは自身の貴重な財産として残り、どれも次の仕事に活かすことが可能です。

 

・たしかに怒られたけど、タイムアタックやタスクの見直しなど、生産性を高める工夫はやっている

・迷惑をかけたけど、体調管理に気をつけて、スケジュールが狂わないよう努力できた

・先輩にフォローしてもらうことになったけど、素直に「ありがとうございます」と感謝できた

 

誰だってミスはするものですし、完璧な人間も存在しません。

 

企業にとって、たしかに従業員一人ひとりの力を伸ばすことは重要ですが、メンバー全員で助け合いながら、励まし合いながら仕事をするのも同じくらい大事なことです。

 

劣等感に悩まず、がむしゃらになって仕事をしてきた自分を認めてあげるようにしてくださいね。

 

頑張った経験は自身の財産としてストックされる

先ほども軽く触れましたが、誰でも最初からできる人なんていませんし、成長のスピードも人それぞれです。

 

一度で理解できる人もいれば、10回教わらないと理解できないという人もいます。

 

今の自分にできることを続けてみて、それで本当にダメなら仕事を変えてみるのも有効です。

 

このようなとき、自分がやってきた努力や頑張りなどに目を向けられなくなってしまいがちですが、これは自分が気づかないだけで、ちゃんと自分の糧となって蓄積されています。

 

そのためにも、まずは自分のことを認めてあげて、そこから打開策を考えていきましょう。

 

なお、自分のことを認めるためには認知行動療法が有効です。

 

以下の記事で、認知行動療法のひとつである「ACT」について解説していますので、よければぜひ読んでみてください。

 

仕事のことが不安でたまらない…メンタルケア【ACT】のメリットとは

 

頑張るだけでなく身体のケアも忘れない

早く寝ないといけないのにベッドの中でスマホを見てしまったり、夜中に部屋の掃除をしてしまったりするなど、疲れているのに「なんでこんなことをしてしまうんだろう?」と思うようなことをしたことはないでしょうか?

 

これは、ストレスによって脳が正常に機能しなくなっていることが原因として考えられます。

 

脳の中には前頭前野という箇所があり、これによって人は普段理性を保っています。

 

しかし、ストレスが大きくなるとこの前頭前野が疲れてしまって休んでしまうようになり、今度は代わりに扁桃体という部位が働くようになります。

 

この扁桃体が司っているのは、理性ではなく感情です。

 

間食や夜更かしなど、自分が気持ち良くなる行動をそのままやってしまうようになり、これによって貴重な睡眠時間が削られてしまうようになります。

 

大事な身体なので、きちんといたわるためにもストレスを溜めない生活習慣を整える必要があるといえるでしょう。

 

朝散歩や軽いジョギング

ストレス解消の方法は人によって異なりますが、身体を動かすことは、ストレス解消と不眠改善の両方に効果があるとされています。

 

たとえばデスクワークの方の場合、疲れているのにも関わらずなかなか寝付けないということはありませんか?

 

これは身体ではなく脳が疲れを感じていることに原因があります。

 

メラトニンとセロトニン

人は【メラトニン】というホルモンが分泌されないと、スムーズに眠りに入ることができないといわれています。

 

このメラトニンは【セロトニン】が変化してなるものであり、このセロトニンは主に運動することで分泌されます。

 

そのため、セロトニンをたくさん分泌させ、メラトニンに変えていかなければなりません。

 

軽めの運動がポイント

スムーズに眠りたいと考えている場合には、軽めの運動をすることが重要です。

 

自律神経も整うようになるので、散歩やジョギングなど軽い運動から始めてみると良いでしょう。

 

ただし、寝る直前に運動をすると身体が覚醒し、かえって眠りづらくなります。

 

生活スタイルによって難しいところもあるかもしれませんが、なるべくなら朝の時間帯に行うのがベストです。

 

慣れていけば運動の時間や回数を増やすことができるので、無理のない範囲で取り組んでみてくださいね。

 

頑張ることをステータスにしない

今回は、仕事で成果が出ないときに意識する考え方や、具体的な改善方法などについて書いてみました。

 

・がむしゃらにやらない

・自分のやってきた努力を見直し、ジョブクラフティングなどを実践しながら改善させていく

・定期的にストレスを解消させつつ、転職活動を始める

 

仕事の成果が出ないと焦ってしまいがちですが、人は短期間で成長することはなく、環境が合わないことが原因で行き詰ってしまうことも少なくありません。

 

場合によっては地道な努力も必要ですが、身体が一番の資本なので、「なんかちょっと疲れているかも?」と思っているときはダラダラ過ごすことも大事です。

 

僕自身も頑張りすぎてしまうことが多いので、一緒に無理なく取り組んでいきましょう。

 

また、こちらの本も参考になりますので、よければチェックしてみてくださいね。


 


 

一人でも多くの人が働きやすい環境で働けますように。

 

それではまた!

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