【発達障害の体調管理】毎日のストレス対策で明日の仕事に備えよう

「ストレスが溜まる原因は?」という質問をされたとき、きっと多くの方が「仕事」と答えるのではないでしょうか。

 

仕事にはキラキラしている面・泥臭い面の双方があり、上司の期待に応えるために無理な頑張り方を続けてしまうとメンタルにかかる負荷が増えてしまいます。

 

【このような悩みを持つ方におすすめの記事】

・夜勤と日勤の繰り返しでもう限界…

・仕事ばかりで気分が晴れない…

 

今回は、ストレスが溜まる主な原因と、科学的に効果のあるストレス解消法について解説していきますので、お困りの方は参考にしてみてください。

ストレスが溜まる原因

仕事上で発生するストレスの原因は多岐にわたりますが、大きなストレス源は「業務量」「職場の人間関係」とされています。

 

業務量

繁忙期なら仕方のないことかもしれませんが、日常的に無茶な業務量を割り当てられている場合、身体と心に大きな負荷がかかります。

 

・朝一から取りかかっているのに次から次へと仕事が舞い込んでくる

・お客様の対応に追われ、自分のやるべき仕事に手をつけられない

 

僕自身、上記2つを経験したことがありますが、いずれにせよ残業は確定事項です。

 

また、上司に「トラブルがあったから対応して」と言われることも多く、そのたびに自分のやるべき仕事が後回しになるため「定時を過ぎてからが自分の時間」と思っていた時期もありました。

 

このような働き方をしている方は、知らないうちに身体に大きな負荷がかかっている可能性が高いため注意が必要です。

 

職場の人間関係

職場の先輩・上司との関係について聞かれた際、「仲が良い」と答える方は少ないでしょう。

 

また、そこまでギクシャクしているわけではないものの、「休日に一緒に遊びに行く」など有効な関係性を築いている方はほぼいないといえるでしょう。

 

職場の人間関係は、ある程度「ドライ」で良いとされています。

 

【「ドライ」の具体例】

・笑顔で接し、愛想良く振る舞うものの、基本のコミュニケーションは最低限の報連相に留める

・雑談には参加するものの、お昼は基本的に一人で過ごす

 

職務に支障が出ないよう注意しつつ、あまり関わらないようなスタンスを貫くのものひとつの手です。

 

リモートワークで改善される?

リモートワークが定着した現在は、通勤時間・移動時間などが減り仕事にかかる負担が少なくなりました。

 

しかし、肝心の仕事の量はさほど変わってない傾向にあります。

 

睡眠などに充てられる時間が増えたのは嬉しいですが、リモートワークの弊害のひとつである、仕事を抱え込んでも誰にも相談できない「一人ブラック企業」状態になることも少なくありません。

 

【一人ブラック企業の例】

・周りの人はすでに終わっているのに自分だけ稼働している

・深夜まで作業しても誰にも気づいてもらえない

 

上記のような状況で悩んでいる方も多いので、自分のキャパを把握し無理をしないよう、適時上司などにSOSを出すことが重要といえます。

 

ストレスを溜めないために意識すべきこと

体調を崩さないためにも、日々のストレスケアは欠かせません。

 

ここからは、ストレスを溜めないために意識すべきことについて解説していきますので、実践できそうなものがあればぜひ取り組んでみてください。

 

良いストレスと悪いストレスを区別する

ストレスが過度に溜まってしまうと身体に悪影響が出てしまいますが、なかには良いストレスというものがあります。

 

良いストレスは体にとって必要なもので、身体に適度な負荷をかけないと望むような結果は出せないとされています。

 

【良いストレスの例】

・大事な試験前に感じるプレッシャー

・自分の成長につながるための仕事前に感じる緊張感

 

たとえば、大事な取引先相手に行うプレゼンのとき、まるで自宅にいるような気持ちで臨んでしまうと、さすがに本来の力は出せませんよね…

 

人の目が適度な緊張感を生み出し、自分のパフォーマンスを向上させます。

 

そのため「ストレスは全部なくなさないと!」と意気込む必要はないのです。

 

悪いストレスは極力減らす

周囲の雑音やオフィスの明るすぎる照明など、自分の生産性を下げる要因となるものにはすぐに対処すべきです。

 

【悪いストレスを軽減させるための行動の例】

・耳栓やワイヤレスイヤホンをつけて作業する

・上司に許可を取り、つらいときはサングラスをかけて対処する

 

上記に加え、休憩時間はきちんと休憩し、これまで溜まった疲労を取り除くのも重要です。

 

ストレスの溜まり方は人によって異なるので、限界が来る前に自分のことを労わるようにしましょう。

 

実践しているストレス解消法

特に何もせずにのんびりと過ごすのも大事ですが、もしデスクワーク中心の方であれば、適度に身体を動かした方がストレスの解消には効果的といわれています。

 

なかでも公園や森といった緑豊かな自然に触れることが効果的で、抗うつ剤と同じくらいメンタルに効果があるともいわれています。

 

グリーンエクササイズ

自然の中で行う運動や趣味のことをグリーンエクササイズといいます。

 

都市部に住んでいると難しいのですが、少し郊外の方に行けば大きな公園や林などの自然を見ることもできますよね。

 

僕の地元は田んぼと畑、雑木林がいたるところにあり、外に出るだけで自然に触れられるので、メンタルにとってはかなりの好立地といえます。

 

【グリーンエクササイズの例】

・公園の中を散歩、またはランニングをする

・登山をする

・畑仕事をする

 

運動以外でもOK

身近にある自然に触れることで、徐々にメンタル面が改善されていきます。

 

これは運動以外でも有効で、たとえば「公園の中で読書をする」といった行動でも同じような効果があるといわれています。

 

なお、僕は基本的に引きこもり体質なのですが、ストレス解消のために、休日には近所のランニングコースを軽く走るようにしていますので、興味をお持ちの方は日々の習慣にしてみると良いかもしれません。

 

観葉植物を置く

部屋の中に観葉植物を置くだけでもリラックス効果があり、メンタル面に良い影響を与えるので、自分の好きな植物や育てやすい植物を置いてましょう。

 

僕は最初「大きな植物」を置こうと意気込んでいましたが、世話をできる自信もなく、おそらく虫などの問題も出てくるだろう考え、手のひらサイズのものを買いました。

 

「アクセサリーポトス」と呼ばれるもので、手間もさほどかからず、デスクにも置くことができます。

 

仕事でパソコンばかりいじっている日々ですが、視界に緑の潤いがプラスされることによって、メンタル面もだいぶ回復できたを実感しています。

 

山に登る

季節や天候、体調にもよりますが、僕はなるべく時間を作って山に登るようにしています。

 

もし関東圏に住んでいる場合、電車で2〜3時間くらい移動すれば、日本でも有名な山のひとつ「高尾山」にアクセスできます。

 

これまで登山とは無縁の生活を送っていましたが、手っ取り早くメンタルを改善をするには山に登るしかないと思うようになり、初心者向けの山を中心に登っています。

 

また、山に行っているときはマインドフルの状態(集中している状態)になることができるのもうれしいメリットのひとつといえるでしょう。

 

良いストレスと悪いストレスを見極めよう

今回は、仕事におけるストレスと、実際に出てきてしまうトラブルや症状、そして科学的に効果があるとされているストレス解消法について書いてみました。

 

・業務量や人間関係に注意する

・適度に休むことを義務付ける

・自然に触れる機会をたくさん作る

 

真面目で頑張り屋の発達障害の方は、自分自身に対する基準が高く、つい無理をしてしまいがちです。

 

そのままでは身体やメンタル面に何らかの症状が現れてしまうおそれがあるので、あまり自分に厳しくせず、自分のケアを続けながら日々の仕事に取り組んでいきましょう。

 

また、以下の本も参考になりますので、こちらも併せてチェックしてみてくださいね。


 


今回もご覧いただき、ありがとうございました。

 

それではまた!

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